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ルーチェLuce

世界的に有名なロバート・モンダヴィとイタリアの名門フレスコバルディ家のジョイント・ベンチャーで生まれたスーパー・タスカン。
ワイナリーのフラッグシップキュヴェであり、イタリアワインを代表する高級ワインとして名高い1本です。

25,300円(税抜 23,000円)
2021年 750ml カートに入れる

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25,300(税抜 23,000円)

2021年 750ml
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商品について

ルーチェは、「カリフォルニアワインの父」と称される天才醸造家ロバート・モンダヴィが、オーパス・ワンでの成功を経て、アメリカ以外で初めて手掛けたワインです。イタリア・トスカーナ州の名門フレスコバルディ家とタッグを組み、他のスーパー・タスカンとは一線を画す素晴らしいワインを生みだしました。

モンタルチーノの高地で育つメルローの滑らかさとサンジョヴェーゼのタンニンが絶妙に調和し、複雑で豊かな香りと味わいをたたえるルーチェは、世界的に高い評価と人気を誇るイタリアの傑作です。

タイプ 赤ワイン
飲み口 辛口
ブドウ品種
サンジョヴェーゼ 50%
メルロー 50%

※ヴィンテージによってブドウ品種の割合は異なります。
原産国・地域
イタリア/トスカーナ/モンタルチーノ
生産者 テヌータ・ルーチェ(Tenuta Luce)
格付け IGP. Toscana

テイスティングノート

ルーチェ ソムリエ佐々木 テイスティングノート

色調は鮮やかなルビーレッドです。

香りは、アロマティックでとても複雑です。濃厚で力強いフルーツのフレーバーが際立っています。

口に含むと、熟した果実が広がり、酸をしっかりと保持したフルボディの味わいが楽しめます。メルローの柔らかさと丸み、サンジョヴェーゼのエレガンスとストラクチャーが調和し、そこにオーク樽由来の複雑な味わいが溶け込んで、複雑で奥行きのある風味を感じさせます。

このワインは、力強さと洗練されたスタイルが際立つワインです。

【生産者】テヌータ・ルーチェ

生産者 テヌータ ルーチェ

テヌータ・ルーチェは、1995年にカリフォルニアワインの巨匠ロバート・モンダヴィ氏とイタリア・トスカーナの名門フレスコバルディ家によって設立されました。
モンダヴィ氏は「カリフォルニアワインの父」と称され、オーパス・ワンの成功を築いた天才醸造家として知られ、フレスコバルディ家は700年の歴史を誇り、オルネライアなど9軒のワイナリーを所有する名門です。

両家のジョイント・ベンチャーで誕生したテヌータ・ルーチェのフラッグシップワインが「ルーチェ・デッラ・ヴィーテ」。
カベルネ・ソーヴィニヨン主体の他のスーパー・タスカンとは一線を画し、イタリアの土着品種サンジョヴェーゼにメルローを巧みにブレンドすることで、独自のイタリアらしさを強調しています。
ルーチェという名前はイタリア語で「光」を意味し、そのラベルには太陽と炎が描かれ、ブドウの成長とワインの命を象徴しています。

ルーチェの初ヴィンテージは1995年で、1997年にリリースされるやワイン・スペクテーターの「トップ100」に選出され、ワイン界に衝撃を与えました。
その後も数多くの賞を受賞し続け、ルーチェが放つ光は輝きを増し続けています。

現在、ワイナリーはフレスコバルディ家が全面的に所有し、創設者ヴィットリオの息子ランベルトがその指揮をとっています。
2017年には、200年以上の歴史を持つカステルジョコンドと共有していた醸造設備から独立し、待望のルーチェ専用ワイナリーを開設しました。

ワイナリーがあるモンタルチーノ地区はユネスコ世界遺産に認定されており、景観の保全に厳しい基準が設けられています。
このため、ワイナリーは中世の外観を保ちつつ、内部には最先端の設備を備えています。
歴史と革新が融合したこの施設は、まさにルーチェのワインを象徴しています。

生産者 栽培、収穫、醸造方法

テヌータ・ルーチェでは、ロバート・モンダヴィ氏の「イタリアの地で、歴史に残る偉大なワインを造りたい」という思いを受け継ぎ、徹底したこだわりを持ってワイン造りを行っています。

栽培では、全ての畑で有機認証を取得し、持続可能な栽培方法で畑の健康と生態系のバランスを大切にしながら品質の高いブドウを育てています。
たとえば、緑肥やこまめな耕作で土壌を改善しブドウが根を深く張りやすくすることで、気候変動の影響を受けにくい樹に育てています。
また、有機肥料を使用することで、肥沃な土壌を作り上げています。高い栽植密度でブドウが他の樹と競争して根を深く張り、低収量で果実により多くの栄養が行くようにすることで、凝縮感と複雑なアロマを備えたブドウを生み出しています。

収穫は手摘みで、メルローとサンジョヴェーゼそれぞれの成熟時期に合わせて、熟度が均一で品質の高いブドウのみを収穫します。
これにより、メルローの柔らかさとサンジョヴェーゼのしっかりした骨格という品種特性を最大限に引き出すことができます。そして、それらが一つに融合することで、濃厚な香りと味わい、奥行きのあるワインが生まれます。

収穫後は、3~4週間のマセラシオン(醸し)を行い、果皮等から色素、風味、タンニンを抽出します。
このプロセスを通じて、より複雑な構造と深みがワインに加わります。
その後、メルローとサンジョヴェーゼはそれぞれ温度管理されたセメントタンクで別々に発酵が行われ、完全に発酵が終わる11月末頃にブレンドされます。

発酵後、ワインは新樽比率80~85%、1年使用した樽15~20%のフランス産オーク樽で2年間の熟成期間に入ります。
その間、各樽がチェックされ、特に優れたワインだけが最終的にルーチェとして選抜されます。
樽熟成を経て、オーク由来の複雑味が溶け込み、力強さを兼ね備えた味わいに仕上がります。
その後さらに1年を超える瓶熟成を経て、ようやくリリースが許されるのです。

【生産地】イタリア/トスカーナ

テヌータ・ルーチェは、イタリア中部のトスカーナ州に位置しています。
トスカーナは西に地中海、北と東にアペニン山脈があり、丘陵地帯や山岳地帯が広がる地域です。
丘陵地帯の斜面で豊富な日照を受けることで、サンジョヴェーゼなどの晩熟品種も十分に成熟します。
その結果、ブドウの果皮にアントシアニンという色素が多く生成され、ワインに深みのある色合いをもたらします。

トスカーナの気候は地域によって異なり、海岸部は地中海性気候、内陸部は大陸性気候です。
海岸部の温暖な気候はブドウの糖度を高め、その結果アルコール度数の高いワインを生み出します。
降水量が少ないため、病害リスクが低く、健全なブドウが育ちます。一方、内陸部の暑い夏はブドウの成熟を促進し、熟れた果実感の強いワインが生まれます。

トスカーナ州には多様な土壌が存在し、粘土質、石灰質、砂質、泥質などが重なり合っています。
これらの土壌の特性に合わせて様々な品種のブドウが栽培されており、各土壌のテロワールを反映した高品質なワインがトスカーナ州で生産されています。

モンタルチーノ

テヌータ・ルーチェはトスカーナ南部のモンタルチーノに位置しています。
この地域は主に丘陵地帯で、標高は120mから500m以上に及びます。
この標高差が生み出す多様なマイクロクライメット(局地的な気象条件)が、ブドウの成熟速度や味わいに独特の個性を与えます。

モンタルチーノの気候は、南の山々が雨雲を遮るため、日中は暖かく乾燥していますが、ブドウが健全に育つために必要な降雨量は確保されています。
この暖かい気候は、成熟が遅いサンジョヴェーゼなどの晩熟品種に適しています。夜間には地中海から冷たい風が吹き込み気温が下がるため、酸の分解が抑制され果実の酸が保持されます。
これらの気象条件が、ブドウに豊かな果実感とバランスの取れた酸味をもたらします。

モンタルチーノの土壌は多様です。
北部の高地にはガレストロと呼ばれる石灰質を含む泥炭岩の土壌があり、南部の低地には粘土質土壌があります。
ガレストロ土壌は水はけが良く、適度な水分ストレスによってアロマ化合物の生成が促進され、アロマティックなワインが生まれます。
一方、粘土質土壌は保水性が高く、ミネラルを豊富に含んでいます。
これらの栄養素がブドウに取り込まれることで、タンニンやアントシアニンなどフェノール類の生成が促進され、凝縮感のあるフルボディのワインにつながります。

これらの気象条件や土壌が、豊かな果実味と凝縮感、そして複雑なアロマを持つテヌータ・ルーチェのワインを生み出しているのです。

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