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シルバー ハイツ ザ・サミットSilver Heights The Summit

「ワインのための地」と称され、中国が世界に誇る銘醸地から生まれるシルバーハイツ ザ・サミット。
経営者家族の情熱と中国最高のテロワールが織りなす、国際的な評価も高いボルドースタイルの赤ワインです。

11,660円(税抜 10,600円)
2020年 750ml カートに入れる

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11,660(税抜 10,600円)

2020年 750ml
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商品について

シルバーハイツ ザ・サミットは、中国最高峰の赤ワインとされ、数多くの受賞歴を誇り、国際的にも高く評価されているワインです。
「中国のナパヴァレー」と称される、中国北西部の内陸地域、ヘラン山地の銘醸地で育まれたブドウから造られています。

この地のユニークなテロワールが育むこのワインは、カシスやチェリー、ブラックベリーのフルーティな香りに、バニラやシナモンのスパイスが加わり、深みのある味わいを生み出しています。

タイプ 赤ワイン
飲み口 辛口
ブドウ品種
カベルネ・ソーヴィニヨン 85%
メルロー 15%

※ヴィンテージによってブドウ品種の割合は異なります。
原産国・地域
中国/寧夏
生産者 シルバー ハイツ(Silver Heights)

テイスティングノート

シルバー ハイツ ザ・サミット ソムリエ佐々木 テイスティングノート

色調は、濃い紫がかった深いルビー色です。

香りは、カシス、チェリー、ブラックベリーなどのフルーティで複雑なアロマが特徴です。
バニラ、クローブ、シナモンのようなスパイスの香りも感じられ、これらが一体となって芳醇な香りを生み出しています。

口に含むと、柔らかなタンニンと酸のバランスが見事に調和し、口の中で滑らかに広がります。
熟したプラム、ラズベリー、カシスの風味が豊かに感じられ、独特のミネラル感も味わえます。
さらに、野生酵母による発酵がもたらすコクのある味わいと、フレンチオーク樽で熟成されたことで得られる複雑で深い味わいが特徴です。

このワインは、類まれなる中国のテロワールに、本格的なワイン造りの技術を融合させた、伝統的なボルドースタイルを思わせる高品質なワインです。

【生産者】シルバー ハイツ

シルバー ハイツは、家長のリン氏とその娘エマ・ガオ氏によって2007年に設立されました。
エマはフランス・ボルドーへの留学中に、シャトー・カロン・セギュールで醸造責任者を務めていたティエリー・カンタード氏と出会い、2人は2003年に結婚しました。
2005年にディプロマを取得したエマは中国に帰国して夫とともにシルバー ハイツを設立し、本格的なワイナリーに成長させました。

シルバー ハイツのワイナリーは寧夏(ねいか)回族自治区の区都である銀川市に位置し、38ヘクタールの畑から年産約50,000本のワインを生産しています。
ワイナリー名の「シルバー ハイツ」は寧夏の銀色の高地に由来し、ヘラン山地の標高1,200メートルに位置する自然環境がワイン生産に理想的な条件を提供しています。

シルバー ハイツの究極の目標は、飲む人の感覚を研ぎ澄まし、エモーショナルなつながりを呼び覚ますワインを作ることです。
小規模で丁寧なワイン造りに取り組んできた結果、数々の国際的な賞を受賞しています。
特に「エマズ リザーブ」やこの記事で取り上げている「ザ・サミット」は、ジャンシス・ロビンソンやロバート・パーカーなどの著名なワイン評論家からも高く評価されています。

エマは新たなワインスタイルの開発にも積極的で、単一品種のコレクションやスパークリングワイン「ブルーム」などをリリースしています。
これらのワインは有機農法の一種であるビオディナミ農法で栽培したブドウを用いて生産され、自然の力を最大限に活かしています。

2016年に李克強首相がドイツのアンゲラ・メルケル首相(いずれも当時)を招いて開催した中独首脳会談の公式晩餐会で、シルバー ハイツの「シルバー ハイツ ザ・サミット」と「ファミリー・リザーブ シャルドネ」が振る舞われるました。この出来事を通じて、シルバーハイツの国際的な認知度と評価がさらに高まりました。

生産者 栽培、収穫、醸造方法

シルバーハイツは、中国北西部の内陸地域、ヘラン山地の標高1,200メートルという高地に位置するワイナリーです。

このワイナリーでは、有機農法の一種であるビオディナミ農法でブドウを栽培し、収穫は、自然のサイクルに従って最適なタイミングに100%手摘みで行います。
熟度が均一で品質の高いブドウのみを選んで収穫することで、濃厚な香りと味わいのワインが生まれます。

収穫後のブドウは、速やかに破砕しブドウの果皮と果肉をブドウ果汁に低温で一定期間漬けておきます(コールドマセラシオン/低温浸漬)。
低温で浸漬を行うことで、酸化を防ぎながらブドウの持つ酵素が働き、豊かな風味が引き出されます。発酵には野生酵母を使用し、野生酵母は培養酵母に比べて発酵がゆっくりと進行することから、ブドウ本来の風味がより多く引き出され、豊かでコクのある味わいになります。

熟成はフレンチオーク樽で18カ月間行われ、新樽と古樽を絶妙に使い分けることで、ワインは複雑で芳醇な香りと深い味わいを持つようになります。
新樽は強いオークの香りと風味を与え、古樽は柔らかいオークの風味と微妙な熟成香を加えます。
18カ月の長期熟成により、ワインは滑らかでバランスの取れたタンニンを持つようになり、バニラ、クローブ、シナモンのようなスパイスの香りが加わります。

シルバー ハイツ ザ・サミットは、自然の力を最大限に活かしながら、細部までこだわり抜いたワイン造りを行うことで生み出された高品質なワインです。

【生産地】中国/寧夏

シルバー ハイツは、中国北西部の内陸地域にある寧夏回族自治区にあるワイナリーです。
寧夏の東部にあるヘラン山脈のふもと(北緯38度付近)で、標高1,100~1,200メートルの黄河流域に広がるミネラル豊富な平野に位置しています。砂漠気候の影響を受けつつ、ヘラン山脈が北西からの寒風を遮るため、ブドウが冷害を受けにくい環境が整っています。

寧夏の気候は大陸性で、年間の日照時間が長く、降水量は150~200mmと非常に少ないのが特徴です。この気候条件により、ブドウは十分に日光を浴びて糖度が上がり、凝縮した風味が生まれます。特に、熟したプラム、ラズベリー、カシスの風味が強調され、深いルビー色のワインになります。

一方で、高地であり昼夜の寒暖差が大きいことから、ブドウの熟成はゆっくりと進みます。この過程でカシス、チェリー、ブラックベリーなどの複雑なアロマが発達します。
昼夜の寒暖差により、日中にはブドウの糖分が蓄積され、夜間の冷え込みで酸が保持されるため、果実味が豊かでバランスの取れた酸味を持つワインが生まれます。
また、ゆっくりとした成熟プロセスは、タンニンを柔らかくし滑らかで飲みやすいワインへと導きます。

土壌は主に黄砂土と礫石土で構成され、黄砂土は排水性が良好で、ブドウの根が地中深くまで張り、多様なミネラルを吸収することで、ワインに独特のミネラル感がもたらされます。
礫石土は粗い粒子で水はけが良く、ブドウの根に適度なストレスを与えることで風味が濃縮され、さらに熱を蓄える性質があるため、夜間も土壌温度が比較的高く保たれ、濃厚な風味と深い赤紫色のワインが生まれます。

このように、寧夏のヘラン山脈ふもとの地域は、標高の高さ、黄河のミネラル豊富な土壌、砂漠気候、大陸性気候、そして特殊な土壌の組み合わせにより、シルバーハイツのワインに独特の複雑な風味と深い色合いをもたらしています。

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