商品について

「Life is a Cabernet（人生はカベルネだ）」の名言で知られるアメリカのトップワイナリー、シルヴァー・オークが生みだす最高峰のカベルネ・ソーヴィニヨン。
こだわりの自社製アメリカンオーク樽を使用した唯一無二の香りと味わいを誇る、アメリカを代表する赤ワインです。

豊潤な果実味に樽由来のバニラやココナツの香りが重なり、穏やかな酸とシルキーなタンニンが見事に調和。
長く心地よい余韻が印象的で、大切な人と特別な時に味わいたいプレミアムな赤ワインです。

テイスティングノート

色調は、深いルビー色です。

香りはとても豊かで、レッドチェリーやブラックベリーのフルーティなアロマが広がります。さらに、樽由来のバニラやココナツ、そしてクローブなどのスパイスの香りが加わることで、香りに複雑さと深みを増しています。

口に含むと、濃厚なフルーツの香りが口いっぱいに広がります。適度な酸味が全体のバランスを見事に整え、クリーミーで上質な質感がワインに深みとリッチさを加えています。シルキーなタンニンが長く心地よい余韻を残します。

シルヴァーオーク アレキサンダー・ヴァレー カベルネ・ソーヴィニヨンは、豊かな香りと味わい、そして長い余韻が印象的な、長期熟成のポテンシャルを持つワインです。

【生産者】シルヴァー・オーク

シルヴァー・オークは、カベルネ・ソーヴィニヨンに特化したアメリカのトップワイナリーで、創業者の1人であるレイ・ダンカン氏の「Life is a Cabernet（人生はカベルネだ）」という名言で知られています。
ワイン造りの名匠であるダニエル・バロン氏が1994年から醸造責任者に就任し、現在もコンサルタントの立場からワインの品質を守り続けています。
バロン氏はボルドーの名門ペトリュスで1982、1983年のグレートヴィンテージを手がけ、カリフォルニアのプレミアムワインの代表格であるドミナスを立ち上げた輝かしいキャリアを持つ人物です。

シルヴァー・オークは最高級のアメリカンオークを用いた熟成にこだわり、アメリカンクラシックとも言えるスタイルを貫いています。自社で木樽工場を持ち、ミズーリ州とアイオワ州産の最上級品を使用して100％自社で樽を製造するという徹底したこだわりぶりで、これにより、特別な風味がワインに加わります。

ナパのオークヴィルにある本拠地が2006年の火事で焼失しましたが、シルヴァー・オークは環境に優しいワイナリーとして再建され、環境に配慮した建物を評価する国際的な認証制度の中で最高ランクのLEEDプラチナ認証を、ワイナリーとして世界で初めて取得しています。

現オーナーのデイビッド・ダンカンは、シルヴァー・オークのフィロソフィーとしてエクセレンス、サスティナビリティ、信頼を掲げています。「まだ最高のワインを作っていない。もっとよくしていけるはずだ」と信じ、栽培や醸造において一層の高みを目指しています。

シルヴァー・オークの自然の力を最大限に活かすワイン造り

シルヴァー・オークでは自然の力を最大限に活かしたワイン造りを行っています。
水やりを行わず雨や地下水のみでブドウを育てる無灌漑農法を採用し、ブドウが水を求めて地中深くまで根を張ることで、土壌から適度な水分と豊かな栄養を吸収します。
これにより、自然からの豊かな風味とミネラル感を持つブドウが育ちます。

収穫は手摘みで丁寧に行われ、収穫時のブドウへのダメージを最小限にすることで、ブドウ本来の風味や特徴がそのままワインに反映されます。

厳選したブドウは、低温で開口式発酵槽に浸漬されます。低温によりブドウのフレッシュな香りが維持され、開口式の発酵槽で適度に酸素が取り込まれることで、ブドウに含まれるポリフェノールなどの化合物が酸素と反応し、ブドウから繊細な風味が引き出されます。

発酵には閉鎖式と開放式の発酵槽を併用しています。閉鎖式の発酵槽では、温度管理をしながらポンプ循環を行い、均一な発酵を促します。一方、開放式の発酵槽ではパンチダウン（ブドウの皮を液中に押し込む作業）を行い、果皮と果汁を接触させて色素と風味を抽出します。これらの手法を組み合わせることで、それぞれの利点を活かしながらワインの品質と風味のバランスを最適化しています。

その後、ワインはフレンチオーク樽に移され、マロラクティック発酵（MLF）が行われます。このプロセスを経て、ワインの酸味が穏やかになり、クリーミーな質感が加わります。

熟成には、最高級のアメリカンオークを使用し、アメリカンクラシックとも言えるスタイルを貫いています。シルバーオークは、自社で木樽工場を持ち、ミズーリ州とアイオワ州産の最上級のオークを使用して100%自社で樽を製造しています。この他社にはない徹底したこだわりが、アメリカ最高峰の赤ワインを生み出していると言っても過言ではありません。シルバーオークのワインは、このこだわりの自社製アメリカンオークの新樽20%と1-2年使用の樽80%を用いて、14ヶ月間熟成されます。この樽熟成を経てワインはバニラやココナッツのような甘い香りをまとい、豊かで奥深い味わいを持つワインが完成するのです。

このように、自然の力と高度な技術を組み合わせることで、アメリカ最高峰のカベルネ・ソーヴィニヨンが生みだされています。

【生産地】カリフォルニア州

カリフォルニア州はその広大な土地に多くのワイン産地を有しており、実にアメリカワインの生産量の約90％がカリフォルニアで造られています。その中でシルヴァー・オークの拠点はノース・コーストのナパ郡とソノマ郡にあり、カリフォルニアでも特にプレミアムワインが生まれる地域として知られています。

アレキサンダー・ヴァレーはマヤカマス山脈を挟んでナパの西、太平洋側に広がるソノマ郡の北部に位置しています。サンフランシスコから車で約1時間の距離にあり、太平洋からの冷涼な海風と霧が特有の気候をもたらしています。

カリフォルニアはブドウの収穫時期にほとんど雨が降らない地中海性気候です。その中でソノマは、朝夕に太平洋やサンパブロ湾から吹き込む冷風と、それによって発生する霧の影響を強く受けています。昼前には霧が晴れて高温になり、1日の寒暖差が大きくなることで、昼間に糖度が上がりながら、夜間の低温が酸の分解を抑制し、果実味と酸のバランスが取れた高品質のブドウが育まれます。

ソノマには33種類もの土壌型があり、その多様性はフランス全土を上回ります。この土壌の多様性を生かし、様々な品種とスタイルのワインがソノマでは造られています。

生産地　アレキサンダー・ヴァレー

アレキサンダー・ヴァレーは、ソノマ郡の北東部に位置し、ロシアンリバーに沿って広がる地域です。全長約30km、幅13kmに及び、ポケット・ピークと呼ばれる標高約700mの山がありますが、大部分は川沿いの平坦な地形です。

アレキサンダー・ヴァレーの土壌は、マヤマカス山脈の風化作用とロシアンリバーによって堆積した、ベンチソイルと呼ばれる砂利質とローム質の土壌が中心です。
この土壌は水はけが良く、ブドウの根が地中深くまで張ることを促します。その結果ブドウは地中から豊富なミネラルを吸収して複雑な風味を持つ果実が育ちます。また、砂利質の土壌は有機物が少ないため、ブドウの樹が過度に成長するのを防ぎます。その結果、より多くの栄養が果実に集中して凝縮した果実味を持つブドウが育ちます。このような土壌の特性が、カベルネ・ソーヴィニョンの力強い味わいとタンニンを引き出すことから、ベンチソイルは特にカベルネ・ソーヴィニヨンに適した土壌とされています。

このベンチソイルの土壌から、アメリカ最高峰と呼ばれるカベルネ・ソーヴィニヨンのブドウが生み出されるのです。