商品について
モーゼル地方でリースリングの可能性を最大限に引き出す名手として知られるヨハン・ヨーゼフ・プリュム(J.J.プリュム)。モーゼルでも別格の名門ワイナリーとして世界的評価を受けるJ.J.プリュムのリースリングは、ドイツワイン愛好家だけでなく、全てのワイン愛好家にとって必飲の逸品です。
フレッシュなリンゴや白い花、シトラスの香りと味わいに加え、独特のミネラル感と生き生きとした酸味が特徴。滑らかな口当たりと、エレガントで芳醇な余韻が長く続く素晴らしいワインです。
タイプ |
白ワイン |
飲み口 |
エレガント |
ブドウ品種 |
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原産国・地域 |
ドイツ/モーゼル/ベルンカステル/ヴェーレン
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生産者 |
ヨハン・ヨゼフ・プリュム(JOH. JOS. PRÜM) |
格付け |
Kabinett |
テイスティングノート
色調は明るいゴールデンイエローです。
香りは梨、リンゴ、白桃、シトラスの皮などの爽やかなアロマと、白い花の甘い香りも感じられます。
味わいは、スレート質の土壌がもたらす独特のミネラル感と、冷涼な気候から来るキリッとした酸味が際立ちます。さらに、急斜面でたっぷり日照を受けて完熟したブドウのフルーティーで豊かな風味が口いっぱいに広がり、深みのあるエレガントな余韻で私たちを長い時間楽しませてくれます。
このワインは、モーゼル地方のリースリングの魅力を存分に表現した極上の一品と言えるでしょう。
【生産者】ヨハン・ヨゼフ・プリュム
J.J.プリュムは、ドイツ西部のモーゼル地方にその拠点を置き、この地方でも別格と評価されている名門ワイナリーです。12世紀からの長い歴史を持ち、1911年に正式にワイナリーを創業。長期熟成に耐えうる最高品質のリースリングを生産していることで、ドイツを代表する造り手として名を馳せています。
プリュム家はモーゼル地方に複数の畑を所有し、特にヴェーレンにある超一級畑ゾンネンウーアの最大の所有者です。この畑名は、1842年に先祖のヨドクス・プリュムが設置した日時計(ゾンネンウーア)に由来します。
実は冷涼なモーゼル地方で高糖度のブドウを育てることは容易ではない中、最高格トロッケンべーレンアウスレーゼの基準を満たすブドウが苦労の末1937年に初めて収穫されて以降、ワイナリーの評価が飛躍的に高まりました。
デリケートながら長寿命のワインの造り手として知られ、現オーナーのマンフレッド・プリュム氏が手がけるワインは、エレガントな酸味と上品で深みのある味わいで常に高い評価を受けています。
権威ある「ゴエ・ミヨ」誌や、世界的に有名なロバート・パーカーからも最高ランクの評価を受けるなど、世界的に名高い生産者であることは間違いありません。
ヨハン・ヨゼフ・プリュムの手の込んだワイン造り
J.J.プリュムでは、収穫は遅摘みの手作業で行っており、低収量を維持しています。遅摘みにすることでブドウの糖度が高まり、畑を取り巻く冷涼な気候が酸度を高く維持してくれるため、凝縮感のある果実へと成長を遂げてくれます。また、最高品質の果実のみを厳選する低収量での収穫に徹底的にこだわることで高品質なワイン造りを可能にしています。
収穫後の発酵は、野生酵母を使用した自然発酵で行われています。これによりブドウ本来の風味をじっくり引き出すとともに、発酵中に多様な香り成分が生成されます。梨、リンゴ、白桃、シトラスの皮といった果実の香りに加え、スレート土壌由来のミネラル感や白い花のニュアンスも際立ちます。自然発酵は、商業酵母を用いた発酵と比べて発酵に時間がかかるため、ブドウの風味がゆっくりと引き出され、酸味と甘味のバランスが最適化された、深みと複雑さのあるワインが造られます。
発酵後の熟成はステンレスタンクを使用して低温で行います。これにより果実のフレッシュでフルーティーな香りが維持され、鮮やかな酸味も保たれて、長期熟成に耐えうるワインが完成します。
【生産地】モーゼル地方
モーゼル地方はドイツ西部に位置し、その気候は冷涼な大陸性気候です。夏の暑さは穏やかで比較的乾燥し、冬は寒冷になります。モーゼル川とその支流が地域の気温を調整する役割を果たしており、特に川沿いの急斜面のブドウ畑は日中の太陽の熱を地中に蓄え、夜間にその熱を空気中に放出するため、夜間の気温が低くなりすぎず気温が一定に保たれます。また、日中の気温はそれほど高くならないため、果実内の酸が保持されやすくなります。この冷涼な気候は、ブドウにとって理想的な生育環境で、ブドウの成熟がゆっくりと進み、より複雑な風味の果実が生まれます。
ベルンカステル・クース市の土壌
モーゼル地方の中でも、J.J.プリュムの拠点があるベルンカステル・クース市の土壌は、リースリングの栽培に最適なスレート土壌です。スレート土壌はミネラル成分が豊富で水はけが良いという特徴があり、ブドウ樹の根が地中深くまで伸びやすくなります。根が地中深くの土壌に含まれるミネラル分を多く吸収してくれており、これがワインの風味にも反映されます。
さらに、スレートは昼間の太陽の熱を吸収し、夜間に空気中に熱を放出することで、ブドウ畑の温度を安定させる役割も担っています。これにより、ブドウはゆっくりと成熟しながら、風味もより豊かになっていきます。特に、リースリングのような酸味の強い品種は、ゆっくりとした成熟過程ではミネラル感が一層強くなる傾向があります。
このようなベルンカステル特有のテロワールが、豊かな風味とバランスの取れた酸味を持つリースリングを生み出すのです。