商品について
ボルドーワインの聖地”銘醸地サンテミリオン”で造りあげる、至高のシャトー・シマール。
自然的な発酵と熟成を追求しており、ピュアな果実味と複雑で豊かな余韻が魅力です。
タイプ |
赤ワイン |
飲み口 |
辛口 |
ブドウ品種 |
メルロー 70%
カベルネ・フラン 30%
※ヴィンテージによってブドウ品種の割合は異なります。
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原産国・地域 |
フランス/ボルドー/サンテミリオン
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生産者 |
シャトー・シマール(Château Simard) |
格付け |
サンテミリオン・グラン・クリュ |
テイスティングノート
色調は、奥深い輝きを放つルビーレッド。
香りは、ブラックフルーツやスパイスのアロマに加えて、バイオレットのような花の香りが広がります。
口に含むと感じられるのは、豊かな果実味とバランスの取れた酸味。
さらには、柔らかなタンニンがワインへ滑らかさを与え、フルボディで丸みのある味わいを実現しています。
そして、最後に残るのは、長期間の熟成が引き出す、豊かでエレガンスな複雑味。
絶妙なバランス感が心地良く、贅沢で長い余韻を堪能できます。
【生産者】シャトー・シマール
シャトー・シマールは、1530年以前から文献に登場しているほど、古い歴史を持つ老舗のワイナリーです。
現在のオーナーはアラン・ヴォーティエ氏で、このワイナリーを大きく成長させた立役者。
伝統的な方法と現代的な技術を融合させることに力を注ぎ、「テロワールを最大限に活かすこと」を哲学としています。
畑の管理から醸造まで徹底的に監督する彼の情熱によって、シャトー・シマールは以前よりも、豊かで凝縮感のある素晴らしいワインへと成長。
その結果、2008年には、AOCサンテミリオンの基準を超えたワインにだけ認められる「サンテミリオン・グラン・クリュ」となりました。
また、その格別な味わいは、世界中のワイン専門家からも高い評価を得ています。
例えば、2008年ヴィンテージは、ワインスペクテーターから93点を獲得。
2009年ヴィンテージは、ワインアドヴォゲイトから92点の評価を受けるなど、輝かしい功績を誇っています。
テロワールの力を最大限に引き出すワイン造り
シャトー・シマールのオーナーであるアラン・ヴォーティエ氏の信念は、「テロワールを最大限に活かすこと」。
それを実現させるための方法として、”伝統的な方法と現代的な技術の融合”にこだわったワイン造りを行っています。
まず、彼らのこだわりの1つは、収穫を全て手摘みで行うこと。
この方法は、ブドウがしっかりと完熟するまで待つ必要があるため、収穫量が少なくなるデメリットも。
しかし、そのぶん熟度が均一で品質の高いブドウだけを収穫できるので、ワインに濃厚な香りと味わいを加えられます。
また、機械収穫では難しい、”未熟だったり傷ついたブドウ”の排除が出来るため、ワインの品質低下を防ぐこともできます。
そして、収穫したブドウは、期間と温度管理に細心の注意を払い、丁寧に醸されます。
この工程により、ブドウの果皮や種からの成分をワインへしっかり抽出。
複雑な風味と深い色合いを加えていきます。
続く発酵では、新樽のオーク樽と野生酵母を用いた「マロラクティック発酵」を実施。
これにより、ブドウ本来の風味が最大限に引き出されるうえ、豊かでコクのある味わいを強調できます。
そして、最後の熟成工程は、旧樽と新樽を独自のブレンドで使い分けて長期間行います。
この配合によって、ワインはバランス感に優れながらも、複雑な風味を獲得。
また、熟成期間中は定期的に試飲を行い、最適な状態が保たれるよう丁寧に管理します。
こうした、伝統的な方法と現代的な技術を上手く融合させた独自の醸造法は、シャトー・シマールならではのもの。
そして、このこだわりこそが、シャトー・シマール特有の豊かな果実味と複雑味を実現させています。
【生産地】フランス/ボルドー/サンテミリオン
シャトー・シマールがあるのは、フランスの南西部ボルドーに位置する、サンテミリオン。
ボルドーワインの聖地と称されるほど、ワイン造りに適した地域であることが知られています。
この付近の気候は、温暖な夏と穏やかな冬が続くもので、一日の中で大きな寒暖差があることが特徴。
昼間の温暖な気温と適度な湿度は、ブドウの糖度を引き上げ、豊かな果実味をもたらします。
一方、夜間の冷涼な気温は、酸味のバランスを保ち、ブドウが過度に熟しすぎることを防止。
さらには、成熟期間を長くさせることで、より複雑なアロマ成分を持つブドウへ成長させます。
こうした条件が揃うことで、甘味と酸味のバランスに優れた、上質なブドウを収穫できています。
シャトー・シマールの栽培に適したサンテミリオンの土壌
サンテミリオンの土壌もまた、シャトー・シマールの生産に適したものとして知られています。
この付近の土壌を構成するのは、主に粘土質石灰岩土壌と砂利質土壌の2つ。
まず、粘土質石灰岩土壌の特徴は、水分保持力が高いこと。
これにより、ブドウが乾燥することなく成長するため、柔らかいタンニンと豊かな果実味を持つワインに仕上がります。
さらには、ワインに複雑な風味をもたらす”ミネラル分”を豊富に含んでいることも特徴的です。
そして、もう1つの砂利質土壌の特徴は、排水性が良いこと。
この水はけの良さは、ブドウに深く根を張ることを促します。
これにより、地中深くの多様なミネラル分を吸収できるため、奥深く複雑性に優れた味わいを獲得できます。
こういった土壌と気候の両方に恵まれたサンテミリオンだからこそ、格別な味わいを持つシャトー・シマールが実現できています。