商品について

このワインに使用しているのは、ソノマ・コーストの冷涼な気候で育ったブドウ。
冷たい霧がもたらす鮮やかな酸味が、ダークチェリーの豊かな果実味とスミレの香り、胡椒のスパイシーさと絶妙に調和し、複雑でバランスの取れた味わいを実現しています。

タイプ	赤ワイン
飲み口	辛口
ブドウ品種	シラー 100%（2019)
原産国・地域	アメリカ/カリフォルニア/ソノマ
生産者	アルノー・ロバーツ

テイスティングノート

色調は、鮮やかで美しい赤紫色。
香りは、ダークチェリーやスミレに胡椒のスパイスが加わった芳醇なアロマです。

口に含むと広がるのは、明るい酸味と複雑な風味。そして力強いミネラル感も感じられます。
また、野生酵母による自然な発酵がもたらす、コクと奥深さも加わっており、飲むたびに新たな発見を楽しめます。

【生産者】 アルノー・ロバーツ

このワインを造り出すアルノー・ロバーツは、幼馴染であるダンカン・アルノー・マイヤーズとネイサン・リー・ロバーツの2人によって設立されたワイナリー。

彼らは多様性の時代に入ったカルフォルニアのワイン業界において、「ニュー・カルフォルニア」スタイルをリードする、革新的なワイナリーとして知られています。

アルノー・ロバーツのワイン造りの特徴は、土地の個性を反映したエレガントなワインを探求すること。
カルフォルニア全域のユニークな畑から、冷涼な気候で育つブドウを使用し、低糖度・高糖度のワインを生産。
このアプローチにより、独自の個性と透明感を持つ、テロワールを最大限に表現したワイン造りを実現しています。

こうした取り組みによって、アルノー・ロバーツは国内外で高い評価を獲得。
特に、シラーとシャルドネは、海外のワイン評論家から称賛されるほど、高いクオリティであることが証明されています。

ソノマのテロワールを映す、アルノー・ロバーツの自然派ワイン造りの真髄

アルノー・ロバーツのワイン造りは、自然環境との調和を重視した、オーガニックとサステイナブルな農法を取り入れたものであることが特徴。

これは、「ソノマ・コーストの土壌の特性を活かすこと」、そして「ブドウが持つ本来の魅力を最大限に引き出す」ために行われています。

そのための取り組みとしてまず行うのが、手作業のみで行う収穫です。

人の目でブドウの成熟度を見極めつつ、ダメージがつかないように細心の注意を払いながら収穫することで、最高品質のブドウだけを厳選。
これにより、鮮やかな酸味と豊かなアロマをワインへ与えられます。

次の醸造過程では、果皮や種から成分を引き出し、深い色合いと複雑な香りをワインへ付与。
その後、土着酵母を用いて全房発酵とキャップ浸漬を行うことで、ソノマ・コーストの本来の風味を最大限に引き出します。

最後の熟成工程では、そのワインごとに適切な期間ワインを寝かせて、バランスの取れた味わいとなるよう細かく調整しながら熟成し、味わいを整えています。

このような細部までこだわった生産方法により、アルノー・ロバーツならでの個性を保ちながら、高品質なワイン造りを実現しています。

【生産地】アメリカ/カリフォルニア

アルノー・ロバーツがブドウ畑を構えるのは、カルフォルニアにある「ソノマ・コースト」。

太平洋沿岸に広がった地形で、冷涼な気候と海からの霧が特徴の地域です。
これらの特徴は、ブドウの成熟を遅らせるため、鮮やかな酸味とフレッシュな果実味を引き出してくれます。

そのため、ピノノワールやシャルドネといった品種の生産に適しており、カルフォルニアのなかでも指折りのワイン産地であることが知られています。

ソノマ

ソノマ・コーストは気候だけでなく、土壌においてもブドウ生産に適した面を持っています。

この付近の土壌を主に構成しているのは、、砂質ロームと火山性土壌。
これらは排水性の良さと豊かなミネラルを含むことが特徴で、この地でブドウを栽培することで、複雑で奥行きのあるエレガントな味わいを与えられます。

こうした気候と土壌の両面において優れた性質を持つのが、ソノマ・コーストであり、アルノー・ロバーツのシラー造りにおいて欠かせないものとなっています。