商品について
ニュージーランド南島のマールボロ地方、ブランコット・バレーの優れたテロワールを忠実に表現したソーヴィニヨン・ブラン。日本人醸造家による徹底した栽培管理のもとで栽培された高品質なブドウを醸造プロセスでは人的介入を最小限に抑えブドウ本来の豊かな風味が引き出しています。
グレープフルーツやリンゴのフレッシュなアロマに、トロピカルフルーツ、ミント、ハーブのニュアンスが加わり、複雑で豊かな香りが広がります。口に含むと、シャープでクリーンな酸味が際立ち、フレッシュで力強いフルーツの風味が感じられます。貝殻や鉱物的なミネラル感と溌剌とした酸味がワインに骨格を与え、バランスの取れた深みのある味わいとなり、長い余韻とともに続きます。
タイプ |
白ワイン |
飲み口 |
辛口 |
ブドウ品種 |
ソーヴィニヨン・ブラン 100%
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原産国・地域 |
ニュージーランド/マールボロ
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生産者 |
フォリウム・ヴィンヤード(Folium Vineyard) |
格付け |
G.I.Marlborough |
テイスティングノート
香りは、柑橘類、特にグレープフルーツやリンゴのフレッシュなアロマに加え、ミントの爽やかな香りが特徴的です。これにトロピカルフルーツやハーブのニュアンスが重なり、複雑で豊かな香りが広がります。
口に含むと、シャープでクリーンな酸味が印象的で、フレッシュで力強いフルーツの風味が広がります。ミネラル感とともに、フレッシュな酸味がワインに骨格を与え、バランスの取れた深みのある味わいが感じられます。さらに、濃厚な果実味とともに、ワインの口当たりはまろやかで、複雑性が高く、長い余韻が残ります。
【生産者】フォリウム・ヴィンヤード
フォリウム・ヴィンヤードは、2010年に岡田岳樹氏がニュージーランド南島マールボロ地方のブランコット・バレーに設立しました。岡田氏はカリフォルニア大学デイビス校で醸造学を学び、ニュージーランドでの経験を経て、自然との共生とテロワールの最大限の表現を理念とするワイナリーを創立しました。
フォリウム・ヴィンヤードは、有機農法と乾燥農法を採用し、毎年異なるヴィンテージの特性を尊重したワイン造りを行っています。特にソーヴィニヨン・ブランとピノ・ノワールが高く評価され、世界的な評価を得ています。岡田氏は「高品質なワインを造るためには、高品質なブドウを育てることが最も重要です」と語り、収量制限やキャノピーマネジメントを徹底しています。
日本人醸造家が細部までこだわった栽培と醸造から造る複雑さとピュアさを兼ね備えたワイン
フォリウム・ヴィンヤードでは、ブドウの健康と品質を最優先し、細部にまでこだわった栽培と醸造を行っています。ニュージーランドで一般的な植樹密度を超えた4200本の密植栽培により、果実が凝縮され、ワインに深みと複雑さが生まれます。収穫は手摘みで行い、熟度が均一な高品質なブドウのみを使用します。
醸造では、ステンレスタンクで発酵を行い、マロラクティック発酵を避けることで、ブドウのフレッシュな風味を保ちます。さらに、野生酵母を使用することで、発酵がゆっくりと進み、豊かな風味とコクが引き出されます。熟成段階では、シュール・リーによりワインに滑らかな口当たりとまろやかさが加わります。
フォリウム・ヴィンヤードは、これらの徹底した工程を通じて、複雑で深みのある風味とピュアな果実味を兼ね備えたワインを提供しています。
【生産地】マールボロ
フォリウム ソーヴィニヨン・ブラン リザーヴの生産地であるマールボロ地方は、ニュージーランド南島の北東部に位置します。広大なワイン産地で、ワイラウ平野とアワテレ谷を中心に展開しています。冷涼な海洋性気候に恵まれ、昼夜の寒暖差が大きく、年間を通して乾燥した環境が整っています。この気候により、昼間の暖かさでブドウの糖分が増し、夜間の涼しさで酸が保持され、フレッシュで爽やかな酸味のあるワインが生まれます。特にマールボロのソーヴィニヨン・ブランは、シャープでクリーンな味わいと柑橘類やハーブ、トロピカルフルーツの豊かなアロマが際立つことが特徴です。
また、マールボロの土壌は多様で、河川由来の砂礫や小石を多く含む排水性の良い土壌が広がっています。ブランコット・ヴァレーの粘土質と砂礫が重なり合った土壌は、ブドウの根を深く伸ばし、乾燥期でも必要な水分を蓄えることで、ワインに独特のミネラル感とフレッシュな酸味を与えます。フォリウム ソーヴィニヨン・ブラン リザーヴは、これらのテロワールの特徴を最大限に活かしたワインで、凝縮された果実味と複雑な風味が調和したバランスの良さと深みが際立っています。
中エリア ブランコット・バレー
フォリウム ソーヴィニヨン・ブラン リザーヴ 2021は、ニュージーランドのマールボロ地方にあるブランコット・バレーで生産されています。この地域は、ワイラウ平野やアワテレ谷に比べて規模は小さいものの、特有の地形を持ち、特に北向きの緩やかな斜面が多いことが特徴です。これにより、ブドウは長い日照時間を享受しながら成熟し、豊かな果実味をもたらします。
ブランコット・バレーの気候は冷涼な海洋性で、昼夜の寒暖差が大きく、この寒暖差がブドウにしっかりとした酸味を与え、フレッシュでバランスの取れたワインを生み出します。特にソーヴィニヨン・ブランは、豊かなアロマとフルーティーさが際立ち、ブランコット・バレーのテロワールを反映した味わいが楽しめます。
この地域の土壌は粘土質と砂礫が重なり合った堆積土で、排水性が良く、ブドウの根が深く張りやすくなっています。これにより、ワインにはミネラル感と骨格がもたらされ、複雑で深みのある味わいが実現されています。フォリウム ソーヴィニヨン・ブラン リザーヴ 2021は、2019年から2021年のヴィンテージで遅霜や天候不順、旱魃の影響で収量が減少したものの、凝縮感と力強さを備えた高品質なワインです。標高63メートルの北向きの斜面にある畑は、ブドウの生育に理想的な環境を提供し、ワインに豊かなテクスチャーとしっかりとした骨格を与え、ニュージーランドでも際立つ存在となっています。