商品について

「アルタ・エゴ ド パルメ2017」の特徴は、フレンチオーク樽で熟成することで生まれる、複雑なアロマと滑らかな口当たり。

ラズベリーやブラックカラントのフレーバーにスモーキーなオークの香りが加わり、洗練された余韻が楽しめます。

フランスはマルゴー地区の豊かなテロワールが際立っており、エレガントながらもバランスの取れた味わいを感じられる1本です。

テイスティングノート

香りは、熟した赤い果実やブラックベリーのテイストを感じる、魅惑的なアロマ。
これに加えて、スパイスやバニラのニュアンスも広がり、複雑で深みのある香りを楽しめます。

口に含むと、豊かな果実味と鮮やかな酸味が見事なバランスで調和。
さらには独特のミネラル感がアクセントとなり、ワイン全体に深みを与えています。

また、フルボディでありながらもエレガントなテクスチャーが感じられ、しなやかなタンニンが長い余韻をもたらしてくれます。

【生産者】シャトー・パルメ(Chateau Palmer)

シャトー・パルメは、フランスのボルドー地区に位置する歴史あるワイナリー。
その名前の由来は、1814年にこの地を購入した、英国将官チャールズ・パーマーに由来し、フランス語風に「パルメ」と呼ばれるようになりました。

1939年からは、シシェル家とマーラー・ベッセ家へと所有者が変更しますが、品質の安定を保ちながら生産を続けています。

現在ワイナリーのディレクションを務めるのは、ディレクターのトマ・デュロー。
彼のリーダーシップの下、ビオディナミ農法を導入したシャトー・パルメは、ワインの品質向上に成功し、多くのワイン愛好家から高い支持を受けるワイナリーへ成長を遂げました。

そして、今回紹介している「アルタ・エゴ ド パルメ2017」においては、シャトー・パルメのセカンドラベルとなります。
シャトー・パルメの高い技術で造られるこの銘品は、世界的に高い評価を獲得しており、有名ワイン評論誌の””ワイン・アドヴォケイト””では、90-92点、””ワインスペクテーター誌””では、89-92点を付けられるなど、その実力は折り紙付きです。

深みとエレガンスを追求する、シャトー・パルメの徹底したこだわりのワイン造り

シャトー・パルメのワイン造りは、ビオディナミ農法をベースにした独自の製法で行われています。
ビオディナミ農法とは、化学肥料や農薬を使用せずに、自然のリズムにしたがってブドウを栽培すること。
これを行うことで、より自然で深みのある風味とエレガントな香りを引き出すことができます。

そして、こうして育てたブドウは機械を使用せずに手摘みで収穫。
熟度が均一で品質の高いブドウだけ選別することで、濃厚な香りと味わいをワインへ与えることが可能になります。
また、機械収穫では未熟であったり傷ついたブドウが混入するリスクがありますが、これを防ぐこともできます。

次に、収穫したブドウは、醸しの工程を経てから発酵工程へと進みます。
発酵は温度管理されたステンレスタンクで実施。
これにより、ブドウの果汁がアルコールに変わる過程でフレッシュな香りとフルーティーな風味が引き出されます。

発酵後は、最後の熟成の工程へと入っていきます。
ここで使用するのは、フレンチオーク樽の新樽と古樽。
それぞれを組み合わせて使用することで、バニラやスパイスのニュアンスが加わり、全体的なバランスを保つことができます。
また、このとき定期的に攪拌しながら行うことで、ワインにクリーミーな質感と滑らかな口当たりを実現できます。

こうした自然の魅力を最大限に引き出す手法にこだわることで、シャトー・パルメは唯一無二の高品質なワインを造り上げているのです。

【生産地】フランス/ボルドー

シャトー・パルメは、フランス南西部のボルドー地区にあるマルゴーと呼ばれる地域でブドウの栽培を行っています。

このマルゴーの気候は、温暖な冬と穏やかな夏が特徴の海洋性気候と呼ばれるもの。

日中の温暖な気候と夜間の涼しい風が、ブドウの健康的な成育を促進するため、酸味と糖度のバランスを保ちながら果実が実っていきます。

これにより、味わいのバランスに優れた上質なブドウを収穫することができます。

マルゴー

マルゴーは気候だけでなく、土壌においても理想的な環境を有しています。
この付近の土壌は、水はけの良さが特徴の砂利質土壌と呼ばれるもの。

水はけが良いと、ブドウは深くまで根を伸ばすため、地中のミネラル分を豊富に吸収できます。
これにより、ブドウへ複雑なミネラル感と芳醇な香りが加わっていくのです。
また、ミネラル分以外の栄養素も幅広く吸収されるため、複雑でエレガントな味わいも加えられます。

このようにブドウ栽培によって理想的な環境に恵まれているのがマルゴー地域の特性であり、シャトー・パルメのワイン造りに欠かせないものとなっています。