商品について
タイプ |
赤ワイン |
飲み口 |
辛口 |
ブドウ品種 |
ピノ・ノワール 100%
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原産国・地域 |
ニュージーランド/セントラル・オタゴ/ギブストン・ヴァレー
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生産者 |
ブランク キャンバス(Blank Canvas) |
ブランク キャンバス ピノ・ノワールは、「マスター・オブ・ワイン」の妻と国際的な評価が高い醸造家の夫によって生まれたワインです。2人の故郷、ニュージーランドのセントラル・オタゴを舞台に、ブルゴーニュに倣ったシングルヴィンヤードで少量生産されています。
テイスティングノート
色調はルビー色で、熟成を感じる深みがあります。
香りは、ピノ・ノワールらしいレッドフルーツの華やかさが特徴。チェリーやラズベリーの甘い香りに加え、スミレやバラなどフローラルな匂いも魅力的です。
醸造過程に生まれるバニラやクローブ、シナモンなどのスパイス感が、キレのあるアクセントになっています。
口に含むと、冷涼な気候に由来する爽やかな酸味が印象的。エレガントで軽やかな風味のあとには、フレッシュな果実味に伴われた複雑な味わいが広がります。まろやかなタンニンと独特のミネラル感は、オーナー夫婦が理想の地として選んだセントラル・オタゴの気候や土壌から生まれます。
【生産者】ブランク キャンバス
ブランク キャンバス(Blank Canvas)は、マット・トムソンとソフィー・パーカー・トムソン夫妻によって設立されました。夫のマット・トムソンは、オタゴ大学で酵母をテーマに生化学の博士号を得た国際的なワイン・メーカーで1992年からマールボロでワイン造りに従事し、2008年「ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた実力派。高名なワインブランドのコンサルタントも兼任しています。
妻のソフィは、2021年に「マスター・オブ・ワイン」の称号を獲得。生体アミン(ワインに必要な一要素)の研究論文で、キンタ・ド・ノヴァル賞も受賞しています。
夫妻のワイナリー「ブランク キャンバス(Blank Canvas)」は、2人が愛着を持つセントラル・オタゴにあります。ワイナリー名には、伝統や既成概念を超えたワイン造りを目指す2人の思いがこもっています。ワイン造りを「白紙のキャンバス」に見立て、それぞれの畑、ブドウの品種、ヴィンテージによって自在に作品を作り上げるビジョン。知識やサイエンスを活用した、創造性のワイン造りを目指しています。
固定観念や伝統にとらわれないワイン造りへの情熱が注がれた、ブランク キャンバスのピノ・ノワール。セントラル・オタゴが生んだエレガントな1本として、高い評価を得ています。
こだわりと技術でブドウ本来の風味を最大限に引き出す
ブランク キャンバス ピノ・ノワールは、卓越した技術を持つオーナーが手掛けるワイン。栽培や輸送方法、醸造、いずれも工程でも手抜きがありません。
ブランク キャンバスの畑は、風化したシルト(細粒堆積)や片岩から成る土壌が特徴です。そのミネラルを十分に吸収し成長したブドウを手摘みで収穫。細心の注意を払いながら冷蔵トラックで輸送し、ブドウの品質を維持します。
醸造過程では、低温浸漬や自然酵母を用いてブドウ本来の風味を最大限に引き出し、熟成に備えます。熟成はフレンチオークを使用。バニラやスパイスのニュアンスをまとうワインへと仕上がっていきます。
こだわりと技術が凝縮したピノ・ノワール「アンセム」は、白紙のキャンバスを美しく彩る名作として多く人に愛されています。
【生産地】セントラル・オタゴ
ニュージーランド南島にあるセントラル・オタゴ。ニュージーランドの最南端に位置し、標高の高さでも有名です。アワルワ湾からアスピリン山を経てワイタキ川を結ぶ線上にあり、独特の気候はワイン造りに最適とされています。ギブストン・ヴァレーやバノックバーン、クイーンズタウンなど、風光明媚な地域が多数。いずれも豊かな土壌と独自の気候が特徴で、美味しいワインの産地となっています。
セントラル・オタゴは、ニュージーランドでは珍しい大陸性気候。夏と冬の寒暖差が大きいだけではなく、昼夜の温度差もあり、ブドウの酸味と果実味を引き出します。降水量が少ない乾燥した気候も、ブドウ栽培向き。濃厚な果実味は、こうした条件から生まれています。
セントラル・オタゴのブドウ畑の土壌は、片麻岩に由来する成分で構成されています。片麻岩とは、粗粒の異なる鉱物組成をもつ層がうすく積み重なった組織のこと。テロワールの影響をストレートに受けるピノ・ノワールは、セントラル・オタゴの土壌と相性が良く、凝縮した風味を堪能できます。排水性のよいキングス・ヴァレーの土壌によって、複雑な味わいの「アンセム」を生み出したピノ・ノワール。世界中のワイン愛好家から注目されています。
ギブストン・ヴァレー
ブランク キャンバスのピノ・ノワールは、セントラル・オタゴのギブストン・ヴァレーのブドウが原料。山々に囲まれたギブストン・ヴァレーは標高が高く、美しい環境に恵まれています。セントラル・オタゴのなかでもとくに冷涼なギブストン・ヴァレーは、ピノ・ノワールの栽培に向いている地域。豊かな酸味、レッドフルーツのみずみずしさ、優雅なフローラルの風味は、ギブストン・ヴァレーの気候だからこそ可能になったものです。
土壌は氷河期に形成された片麻岩由来の砂質と、風によって運ばれたロームが特徴。よく伸びた根はキングス・ヴァレーの土壌から十分なミネラルを吸収し、ワインに昇華します。
気候や土壌が持つ条件によって、ピノ・ノワールはゆっくりと成熟し、深い味わいとエレガンスを生み出すのです。
ギブストン・ヴァレーの気候とテロワールが育んだピノ・ノワールは、ニュージーランドの中でも特に高く評価されています。