商品について
ドイツワインの革新者、ベルンハルト・フーバーが手掛ける卓越したピノ・ノワール。
かつてピノ・ノワールの一大産地だったバーデン地方マルターディンガー村の石灰質土壌で育まれたブドウから、ドイツで最優秀醸造家賞に輝いた匠の技が生み出す一本です。
チェリーやラズベリーの香りにスミレやバラの花の繊細な香りが重なります。凝縮した果実味とスパイシーなニュアンス、シルキーなタンニンが見事に調和。長く続く余韻がこのワインの魅力を物語ります。フランスの高級ブルゴーニュにも匹敵するエレガントな逸品です。
タイプ |
赤ワイン |
飲み口 |
辛口 |
ブドウ品種 |
ピノ・ノワール 100%(2020)
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原産国・地域 |
ドイツ/バーデン/マルタ―ディンガー
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生産者 |
ベルンハルト・フーバー |
格付け |
VDP.GROSSE LAGE |
テイスティングノート
香りは、チェリーやラズベリーといった赤系果実の香りに、スミレやバラの花のエレガントで繊細なニュアンスが加わります。リッチで複雑な香りです。
口に含むと、深みのある果実味とスパイシーなニュアンスが調和し、クリーンでエレガントな味わいの中にしっかりとした酸味が感じられます。濃厚な果実味と長く続く豊かな余韻が印象的なワインです。
【生産者】ベルンハルト・フーバー(Bernhard Huber)
ピノ・ノワールの名手として知られるベルンハルト・フーバーは、1987年、温泉などの観光地が有名なドイツ南西部バーデン地方のマルターディンガー村で設立されました。「フーバー」という名字はドイツ語で「農夫」や「田舎者」を意味し、フーバー家が長く農業に携わっていた家系であることを意味しています。
ワイナリー名にもなっている創業者ベルンハルト・フーバーは、13世紀の古文書からマルターディンゲン村がかつてピノ・ノワールの一大産地であったことを知り、この地にピノ・ノワールを復活させるべくワイナリーを立ち上げました。
1990年代初頭にはフランスからピノ・ノワールのクローンを持ち込むなど、より高品質なワイン造りに挑戦。そうした取り組みが実を結び、設立からわずか20年ほどの2008年、フランスの有名なワイン・レストランガイド「ゴーミヨ」から最優秀醸造家賞を受賞するという快挙を成し遂げました。
現在は、父親の思いを受け継いだ息子のユリアンが当主として持続可能な農法と革新的な技術を取り入れながら素晴らしいワインを生み出しています。創業者ベルンハルト・フーバーは、2019年、ドイツワイン業界に多大な功績を残した人物を検証する場である「伝説のワイン街道」にその名が刻まれました。
低収量から生まれるエレガンス、ベルンハルト・フーバーが追求するワイン造りの哲学
ベルンハルト・フーバーは、丁寧できめ細やかな栽培と醸造で高品質なワインを生み出しています。
栽培は、低収量で行うことでブドウにより多くの栄養を行き渡らせて、豊かな香りと深い味わいを持つ果実を実らせています。
収穫は、早朝の涼しい時間帯に手摘みで丁寧に行い、熟度の高いブドウのみを選ぶことで、果実の酸化を防ぎながら濃厚でフレッシュな香りを確保しています。
収穫後の醸し(マセラシオン/果汁に果皮や種子を漬け込む工程)では、発酵中の櫂入れを最小限に抑え、発酵後の圧搾は垂直プレスを使用して、優しく圧搾します。これにより、ワインの酸化と過度なタンニンの抽出を防ぎながら、フレッシュでエレガントな味わいのワインの完成を目指します。
発酵が完了した後は、厳選されたオーク樽で長期間の熟成を行うことで、ワインに深みと複雑さがもたらされ、滑らかでバランスの取れた味わいのワインが完成します。
【生産地】ドイツ/バーデン
バーデン州はドイツ南西部のフランス・スイスの国境近くに広がる地域に位置しています。周りにはヴォージュ山脈やジュラ山脈、タウバー川やボーデン湖があり、多様な気候と土壌を持つ地域です。
ドイツの南にあることから気候は比較的温暖で、バーデン地方の中でも南部はより乾燥しやすく、北部は湿度が高めです。この気候条件により、多様なブドウ品種が育ち、豊かな風味のワインが生まれます。
土壌は、石灰質、粘土質、砂質、ローム質など多様な土壌が存在し、それぞれがワインに異なる特性を与えています。中でもミネラルの豊富な石灰質土壌はピノ・ノワールに適しています。
マルタ―ディンガー
ベルンハルト・フーバーのワイナリーがあるマルターディンガー村は、バーデン州南部の南向きの斜面に位置し、理想的な日照条件と安定した気候が特徴です。
この地域は温暖で湿度が低く、高品質なブドウが育つ環境を提供します。
この地域の土壌は主に石灰質土壌で構成され、良好な水はけと豊富なミネラルが特徴です。ブドウは水分を求めて地中深くまで伸びて土壌から水分とともにミネラルを吸収することで、ワインにミネラル感とクリーンでエレガントな味わいがもたらされます。
また、昼夜の寒暖差があることも特徴で、日中は豊富な日照で気温が上がりブドウの糖度が高まります。一方で夜間の冷え込みは果実の糖と酸の分解を抑制することから、果実味と酸味のバランスが取れた高品質のブドウが育まれます。
ベルンハルト・フーバーはこの土地のテロワールを活かしながら、バランスの取れた味わいのワインを生産しています。