商品について
日本で最も販売されているニュージーランドワイン「シレーニ」のなかでも、代表的な立ち位置であるセラーセレクション ソーヴィニヨン ブラン。
若いうちから瓶詰めすることで、ブドウ本来の活き活きとした香りを楽しむことができます。ソーヴィニヨン・ブランらしいグレープフルーツやりんご、ミントの香りに溢れており、マールボロのテロワールであるキリッとした酸と理想的な甘みを持った、ブランドの人気を裏付けるクオリティの高いワインです。
タイプ |
白ワイン |
飲み口 |
エレガント |
ブドウ品種 |
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原産国・地域 |
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生産者 |
シレーニ・エステーツ(SILENI ESTATES) |
格付け |
G.I.MARLBOROUGH |
テイスティングノート
ストレートなグレープフルーツとりんごの香りに、さりげないミントのニュアンスが加わっており、ソーヴィニヨン・ブランの特徴である爽やかな清涼感を演出しています。
口に含むことで、さらにフレッシュで活き活きとした風味を感じられ、ステンレスタンク由来のピュアな果実味がいっぱいに広がります。
さらに、マールボロ地域特有のテロワールであるキレの良い酸とミネラル感が巧みに引き出されており、果実由来の甘味と合わさることで複雑かつダイナミックな味わいが楽しめる一本に仕上がっています。
【生産者】シレーニ・エステーツ
「シレーニ」という名前は、ローマ神話に登場する水の精霊シレーニが由来となっています。神話に登場するシレーニは、ワインの神である酒神バッカスの教師であり従者で、気の置けない仲間とともに美味しい食事やワインを楽しんだそうです。この神話にちなんだブランド名を冠するシレーニでは、「美味しいワイン、食事、そして素晴らしい仲間」という言葉をテーマに、食事との相性を重視したライフスタイルに寄り添うようなワインづくりを目指しています。
シレーニは1988年に初めてリリースされて以来、国内外の様々なコンクールに挑戦し、優れた評価を獲得しています。2005年には、ロンドンで行われたインターナショナル・ワイン・チャレンジで「ベストバリュー白ワイン」「ベストニュージーランド白ワイン」「ベストソーヴィニヨン・ブラン」の3つの賞を受賞。日本においても人気が高く、日本に輸入されているニュージーランドワインの中では、輸入量No.1を誇っています。
また、ニュージーランド国内でも支持されており、ニュージーランド航空の機内ワインに採用されるなど、国内外を問わず多くの人に愛されるワインを生産しています。
テロワールを引き出すワイン造り
シレーニは、土壌に合わせた多彩な栽培方法を採用することで、その土地のもつテロワールを最大限に表現しています。
ブランドを代表するセラーセレクション ソーヴィニヨン・ブランは、ワイラウ渓谷とアワテレ渓谷の様々な畑のブドウを使用しており、マールボロのもつ幅広い魅力が楽しめるポピュラーなワインに仕上がっています。
収穫したブドウは全て除梗され、優しくプレスしたのちに、低温でじっくりと時間をかけて発酵させます。除梗や低温発酵は時間や手間がかかりますが、香りの成分を破壊せずにブドウ本来の風味を活かしたワイン造りができるというわけです。
発酵の過程では、ワインと反応しにくいステンレス鋼のタンクとフレンチオーク樽を採用。最初にステンレスタンクで発酵させることで、ソーヴィニヨン・ブランのもつピュアな味と香りを引き出しています。2回目、もしくは3回目の発酵ではフレンチオーク樽にワインを移し、約6ヶ月間発酵。フレンチオーク樽で熟成させることで、樽由来の芳香化合物がワインに移り、バニラやスパイスのようなニュアンスを与え、より複雑で味わい深いワインとなります。
樽での熟成期間を終えると若いうちにボトル詰めされ、多くの人に愛されるフレッシュで活き活きとした味わいのワインが完成します。
【生産地】マールボロ
マールボロは、ワイン造りに適した条件が整っていることから、多くのワイン生産者が集まる土地です。ニュージーランドの8割以上のワインがマールボロで生産されており、国内外を問わず広く愛されています。
ニュージーランド南島の北東部に位置しており、クック海峡に面する海洋性気候であるものの、雨が少なく一年を通して日照時間が長いことが特徴。また、昼夜の寒暖差があることで、ブドウは光合成により生成した糖を蓄えやすくなり、理想的な酸味と甘味のバランスをもつ、高品質なワインが造られるのです。
マールボロの土壌は、地下深くに保水性の高い粘土質の土壌が堆積されているものの、表面の大部分が水はけの良い砂利質で覆われており、一見果物の栽培には適していないように思えます。
しかし、ニュージーランドワインの代表的な品種である、ソーヴィニヨン・ブランやピノ・ノワールの栽培においては、やや痩せた乾燥した土地が適していると言われています。
地表の水分量が少ないことで、ブドウは地中の粘土質に蓄えられている水を求めて深く根を伸ばし、土壌に含まれるあらゆる鉱物から栄養を吸収することで、味わい深い果実へと成長します。
また、根が成長する過程では、ブドウは適度なストレスを感じることとなり、外の刺激から実を守るための成分であるフェノール類やタンニンを生成し、これらの成分が複雑な味わいとなってワインに現れるのです。