プロフェッツ ロック ホーム ヴィン ヤード ピノ ノワールProphet's Rock Home Vineyard Pinot Noir
世界的なワイン評論家や偉大な造り手がその実力を認めたプロフェッツ・ロックが造る、高品質なピノ・ノワール。ニュージーランド屈指のピノ・ノワールの銘醸地、セントラル・オタゴのテロワールが存分に表現された逸品です。
世界的なワイン評論家や偉大な造り手がその実力を認めたプロフェッツ・ロックが造る、高品質なピノ・ノワール。ニュージーランド屈指のピノ・ノワールの銘醸地、セントラル・オタゴのテロワールが存分に表現された逸品です。
著名ワイン評論家ジャンシス・ロビンソンから「いずれ世界のワイン界をリードするであろう逸材」と評され、ブルゴーニュの名門ヴォギュエの醸造長フランソワ・ミエ氏とのコラボレーションでも注目を集めるニュージーランドのトップ生産者の一つ、プロフェッツ・ロック。そのプロフェッツ・ロックが南半球最高峰のピノ・ノワールの産地セントラル・オタゴで生み出す珠玉のピノ・ノワールです。
豊かな果実味と生き生きとした酸味のバランスが絶妙で、芳醇な香りとシルキーなタンニンが心地良く、エレガントで長い余韻が際立つ一本です。
タイプ | 赤ワイン |
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飲み口 | 辛口 |
ブドウ品種 |
ピノ・ノワール 100%
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原産国・地域 |
ニュージーランド/セントラルオタゴ/ベンディゴ地区
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生産者 | プロフェッツ ロック(Prophet’s Rock) |
格付け | G.I. CENTRAlLOTAGO |
色調は、透明感のあるルビー色です。
香りは、ラズベリー、ブラックチェリー、プラムといったフルーツの豊かなアロマに加え、フレッシュなラベンダーの香りが印象的です。クローブやシナモンといったスパイスとほのかなバニラの香りがこのワインに複雑さと深みを与えています。
口に含むと、凝縮感のある果実味と生き生きとした酸味が口の中に広がり、シルキーできめの細かいタンニンが感じられます。ベルベットのように滑らかな口当たりで、スパイスとミネラルが心地よい余韻を残します。このワインは洗練された香りと味わいを持つ、エレガントで奥行きのあるワインです。
プロフェッツ・ロックは、1999年にニュージーランド南島のセントラル・オタゴで設立されたワイナリーです。創業者であり醸造家のポール・プジョル氏は、世界的に著名なワイン評論家ジャンシス・ロビンソン氏に「いずれ世界のワイン界をリードするであろう逸材」と評されるなど、その才能が早くから認められている人物です。
フランス人の血を引くニュージーランド人であるプジョル氏は、ニュージーランド南島のマールボロにあるセレシン・エステートで醸造家としてのキャリアをスタートした後に、フランスのラングドック、サンセール、アルザス、そしてアメリカのオレゴンなど、海外の複数の有名ワイナリーで研鑽を積みました。
2005年以降、プジョル氏はブルゴーニュの名門ヴォギュエの醸造長フランソワ・ミエ氏と親交を深め、2009年にはヴォギュエでのワイン造りに参画しました。その後も交流は続き、2017年には、ミエ氏が自身の本拠地シャンボール・ミュジニー以外で初めてコンサルタントを務めたプロフェッツ・ロックの「キュヴェ・オー・アンティポード 2015年」がリリースされ、世界中のワイン愛好家の注目を集めました。
プロフェッツ・ロックは、特にピノ・ノワールとリースリング、ピノ・グリの生産で高い評価を得ています。世界的なワイン評論家ジェームス・サックリング氏からの高評価や、ミシュランガイド全世界版のトップ50レストランの3割以上でプロフェッツ・ロックのワインがワインリストに載っているという事実が、その国際的な評価の高さを如実に物語っています。
プロフェッツ・ロックでは、ブドウの栽培から醸造、熟成に至るまで、自然の力を最大限に活かす丁寧なワイン造りで、深みと複雑さに富んだ高品質なワインを生み出しています。
栽培では、低収量で凝縮した果実を造ることにフォーカスしています。徹底したキャノピー・マネジメント(樹冠管理)を行い、葉の剪定や房の間引きなどによりブドウの生育環境を最適化しています。房を間引きすることで、残した房に栄養が集中し、より濃厚で力強い果実味を持つブドウが育ちます。肥料は一切使用せず、ブドウが地中深くまで伸ばした根から吸収した栄養分のみで育てています。
収穫は全て手作業で行われ、手摘みされたブドウは品質を保つために、低温を保ったまま醸造所まで運ばれます。運び込まれたブドウは、房から梗が丁寧に取り除かれて、天然酵母のみを使用して発酵が行われます。天然酵母による発酵は、培養酵母と比較してゆっくり進行するため、ブドウ本来の風味がより多く引き出されて、豊かでコクのある味わいにつながります。 発酵中は、上部が開放された発酵槽の中で液面に浮かんだブドウの果皮を一度だけ手で押し下げるという方法で、タンニンの抽出を控えめに行っています。このようにして造られたワインは、赤系果実のフレッシュ感が際立ち、タンニンは控えめなため、若いうちから楽しめる柔らかい飲み口のワインになります。
発酵が完了すると、ワインはフランス・ブルゴーニュから取り寄せたフレンチオーク(新樽比率35% )で17ヵ月間熟成されます。この過程でバニラやクローブ、シナモンなどのスパイシーな香りが加わり、まろやかなタンニンと深みのある味わいが形成されます。その後、ワインの複雑さや深みを最大限に保つため、ワインはフィルタリングを行わずにボトリングされ、さらに12ヵ月の瓶内熟成を経て出荷されます。
結果として、出荷までに約3年の熟成期間を経ることで、深みと複雑性に富んだ味わいのワインが完成します。
プロフェッツ・ロックの拠点があるセントラル・オタゴは、ニュージーランド南島の南緯45度という高緯度の内陸部に位置する世界最南端のワイン産地です。
南アルプスの山麓丘陵地帯に広がるセントラル・オタゴは、ニュージーランドで唯一の半大陸性気候を持つ地域です。年間を通して乾燥し、夏は暑くて日照時間が長く、冬は非常に寒いことが特徴です。夏の乾燥した気候は、ブドウの病害の発生を抑制し、健康なブドウの生育を助け、寒冷な冬はブドウの休眠期を確保して、次のシーズンの生育に備えます。また、昼夜の寒暖差が大きいことも特徴で、昼間の暖かさと豊富な日照がブドウの糖度を高め、夜間の冷え込みが糖と酸の分解を抑制することで、甘味と酸味のバランスの取れたブドウが育ちます。乾燥して寒暖差が大きい気候はピノ・ノワールの栽培に最適で、ジューシーな果実味と味わいに厚みのあるしっかりとしたスタイルのワインが生み出される要因となっています。
セントラル・オタゴの土壌は、様々な種類の土壌で構成されていますが、その中でも
粘土質土壌は高い保水能力を有し、ミネラル成分も豊富です。粘土質土壌は乾燥した気候下でもブドウに必要な水分と豊富な栄養素を供給し、ブドウの健康な生育をサポートします。
セントラル・オタゴはこれらの地理的特徴、気候条件、土壌特性が相まって、高品質なピノ・ノワールを中心に、シャルドネ、ピノ・グリ、リースリングなどの白ワイン品種も生産する銘醸地として、世界のワイン愛好家の注目を集めています。
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