商品について
今回ご紹介するのは、ニュージーランドで高い人気を誇る「アミスフィールド ピノノワール」。 世界でも有数のピノ・ノワール名醸造地”セントラル・オタゴ”の豊かなテロワールを味わえる逸品として、世界的にも高い評価を受ける1本です。
タイプ
赤ワイン
飲み口
辛口
ブドウ品種
ピノ・ノワール 100%
原産国・地域
ニュージーランド/セントラルオタゴ
生産者
アミスフィールド(Amisfield)
格付け
Geographicla Indication
テイスティングノート
香りは、チェリーなどの果実とスミレやバラといった花のアロマに加え、バニラやシナモンの甘い匂いも感じられます。 さらにはそこに、フレンチオーク樽での熟成で生まれるスパイスやスモーキーなアクセントも添えられるため、複雑で奥行きのある香りとなっています。
口に含むと、凝縮された鮮やかな果実味とタンニン、そして豊かなミネラル感がバランス良く感じられ、口当たりは非常に滑らか。 セントラル・オタゴの厳しい気候条件で育まれた、力強さと繊細さを兼ね備える、豊かで複雑性のあるワインとなっています。
【生産者】アミスフィールド
このピノ・ノワールを造り出しているのは、ニュージーランドのワイナリーである「アミスフィールド」。
アミスフィールドが、ワイン造りの哲学として掲げるのが「素晴らしいワインは ‘Grown Not Made’(造るのではなく、育む)」という考え方。 これは良いワインは畑から生まれるという信念を元にしたもので、それを実現するための取り組みとして、サスティナブル・マネージメント(環境保護)を精力的に行っています。
この活動によってセントラル・オタゴ独特の豊かなテロワールは保たれており、それが濃縮した果実味と豊かな酸味を持つ、アミスフィールドの至極のワイン造りを実現させています。
その高クオリティなワイン生産は世界的に高い評価を受けており、2014年には英国王室のウィリアム王子とキャサリン妃が現地へ訪問し、アミスフィールドのワインを試飲しにくるほど。
また、非常に厳しい評価で知られるワイン・スペクテーター誌による評論においても、「ニュージーランド・ベスト6 ピノ・ノワール生産者」の1つに選出されるなど、名実ともに高い評価を獲得し続けているワイナリーです。
生産者 栽培、収穫、醸造方法
アミスフィールドは、土地とブドウの個性を最大限に引き出すワインメイキングで知られています。 ここからは、そのアミスフィールドこだわりの生産方法について詳しくご紹介していきます。
1つ目のこだわりは、ブドウの収穫方法。 ワイン造りに使用するのは、独自の基準をクリアし熟成された個体のみ。これを機械は使わずに手摘みで丁寧に収穫します。 機械を使用するのと比べると、どうしても収穫量は少なくなりますが、人の厳しいチェックが入る事で品質の高いブドウだけを厳選できるように。 その結果、熟成度の高いブドウがもたらす、濃厚な香りと味わいがワインに反映されるようになります。
さらに、収穫したブドウには醸しの期間を設けます。 この期間を設けて、果実と果皮の接触時間が長くさせることで、色・風味・タンニンが増強され、複雑な味わいを持たせることできます。
2つ目のこだわりは、ブドウの発酵方法。 発酵には主に野生酵母を使用し、ゆっくり時間をかけて進行させます。この工程に時間をかけることで、ブドウ本来の風味が多く引き立ち、豊かでコクのある味わいとなります。
3つ目のこだわりは、フレンチオーク樽を使った熟成方法。 バニリンなどのフェノール類が豊富なフレンチオークを使うことで、バニラ・クローブ・シナモンのようなスパイスの香りをワインへ溶け込ませます。 そして長期間の熟成により、円熟した柔らかいタンニンが生まれ、滑らかな口当たりに。 さらには、樽からの微細な酸化作用がワインの成熟を助けるため、果実味と酸味のバランスに優れた、上質な味わいへ調整することができます。
こうした各工程に渡る独自のこだわりによって、アミスフィールドは、唯一無二の魅力を持つ高品質なワイン造りを実現させています。
【生産地】セントラル・オタゴ
アミスフィールドが位置するのは、ニュージーランド南島の中央に位置する、セントラル・オタゴという地域。
この地域は、典型的な大陸性気候で季節ごとの温度差が大きいのが特徴。 夏は暖かく乾燥しており、冬は非常に寒冷で雪が降ることもあります。また、日中と夜間の温度差が大きいという性質もあります。
そして、この気候は、ワインのためのブドウ栽培にとって非常に優れたものとなっています。 昼間は高い気温によって、ブドウは糖度を上げるため、甘みを果実にたっぷり凝縮。 反対に、夜間の低温は酸の分解を抑えるので、適度な酸味をしっかり保持してくれるように。 これによって、鮮やかな果実味と爽やかな酸味を兼ね備えた、ワイン造りにぴったりなブドウが育つようになります。
また、セントラル・オタゴは、ワイン造りに優れた土壌も持ち合わせています。
この付近は、片麻岩や砂利で構成された排水性が高い土壌であることが特徴。 排水性の高い土壌は、水分が必要以上に行きわたることが無いため、ブドウの根は水分を求めて地中深くまで根を張るようになります。 これにより、地中深くのミネラルや栄養素まで多く吸収できるようになるため、豊富なミネラル感やタンニンを持った、複雑性のあるブドウを収穫できるようになります。
アミスフィールドは、このようなセントラル・オタゴの環境を熟知しており、この土地の魅力を最大限に活かしています。 そうすることで、他にはない独自の魅力と高い品質を持つ「アミスフィールド ピノ・ノワール」の生産に成功しているのです。