商品について

マールボロの中でも選び抜かれた54区画の畑から造られる高品質ピノ・ノワール。さらに畑ごとの土壌や気候に合わせて栽培や収穫方法を変えたブドウをブレンドすることで生み出された1本。その味わいは世界的にも認められており、様々な賞を受賞しています。

香りはピノ・ノワール特有のブラックチェリーや赤いベリーの豊かなフルーツの香りに加え、樽由来のトーストとバニラのニュアンス、そして繊細なスミレの花の香りが絶妙に組み合わさっています。
口に含むと、マールボロのワインに特徴的な適度な甘みと酸味、ミネラル感が口内に広がります。

タイプ	赤ワイン
飲み口	やや辛口
ブドウ品種	ピノ・ノワール　100%（2020）
原産国・地域	ニュージーランド/マールボロ
生産者	サマーハウス（Summerhouse）
格付け	G.I.MARLBOROUGH

テイスティングノート

色調は縁が少し薄い中程度のライトルビー色です。

香りは完熟プラム、ブラックチェリー、ダークベリーから始まり、ほのかなスパイスとオークのニュアンスが感じられます。そしてバラの花の香りが全体を引き締める。
口に含むと、マールボロ特有の昼夜の寒暖差がもたらす豊かな酸味と土壌から来るミネラル感が感じられ、飲み終えた後の余韻も長く続くことがわかります。

このサマーハウス・ピノノワールは、フルーツと花の香りが複雑に絡み合いながら、バランスの取れた酸味とミネラル感が際立つ洗練された味わいが特徴的です。

【生産者】サマーハウス

サマーハウスは2005年に設立されたマールボロ地方の大規模で近代的な家族経営ワイナリーです。

このワイナリーは、ワイン醸造と関連科学で学位を取得した、マット・トムソンの監修のもとで、高品質なワインを生産しています。彼の指導のもと、サマーハウスで生産されたワインは「インターナショナル・ワイン＆スピリッツ・コンペティション2008」で「ホワイトワインメーカー・オブ・ザ・イヤー」を受賞するほどの品質を持ち合わせています。
フレッシュで果実味の豊かさが特徴的な彼のワインは、高い評価を集めました。

さらに、サマーハウスはイギリスで開催される、国際的なワインコンテストである「インターナショナル・ワイン＆スピリッツ・コンペティション2015」で「ニュージーランドワイン・プロデューサー・オブ・ザ・イヤー」も受賞し、ニュージーランドで最高の生産者であることが証明されています。

またこのワインで印象的なのがワインラベルに描かれた「蝶」です。幸せな感情とグラスで気楽に楽しむことができるイメージのシンボルとして採用されたこの蝶のデザインは、忙しい日常を忘れさせ、友人との楽しい時間やリラックスしたいときに適したワインであることを表現しています。

サマーハウスの環境に配慮したワイン造り

サマーハウスのブドウ生産とワイン製造プロセスは2008年から「サステイナブル・ワイングロワーズ・ニュージーランド」（SWNZ）に認証されており、持続可能な農法を徹底しています。

環境に配慮した農業は、細部まで行き届いており、最新鋭の水浄化装置を導入し、水使用量を40%削減する一方で、廃棄物を最小限に抑え、ブドウの搾りかすを畑に戻すことで資源の再利用する徹底ぶりです。
また、冬季には羊を放牧して自然な除草を行い、除草剤の使用と二酸化炭素排出の削減にも取り組んでいます。

発酵プロセスではステンレスタンクとフレンチオークを使用しており、18-20℃で5-10日間発酵させる方法を採用しています。
その工程で使用されるブドウの一部では全房醗酵を8％行い、二酸化炭素を充満させた状態で数日間おくマセラシオン・カルボニックも取り入れています。

樽熟成は12か月間フレンチオークで行い、さらに12か月の瓶熟成を経ています。樽熟成の過程では、フレンチオークからバニリンやガイアコールなどのフェノール類が豊富に溶出し、これがワインにバニラやクローブ、シナモンのようなスパイスの香りを与えます。
これがサマーハウスのピノ・ノワールに特徴的な甘くてスパイシーな香りを与えています。

【生産地】マールボロ

サマーハウスがワイナリーを構えるマールボロは、更に細かく分けるとサザン・ヴァレー、ワイラウ・ヴァレー、アワテレ・ヴァレーの3つの地域に別れています。その3つの地域の中でも、テロワールの品質が良い選びぬかれた54の区画で収穫されたブドウをこのワインでは厳選して使用しています。

更に、畑の属す地域のマイクロクライメット（非常に小規模な地域に特有の天候）を熟知し、それぞれの地域の天候の特性を活かしたブドウ栽培を行うことで、個性豊かなベースワイン造り出しています。
こだわり抜かれたベースワインを巧みにブレンドすることでサマーハウス　マールボロ　ピノ・ノワールは今もなお最高品質のワインになっています。