商品について
「カリフォルニアのロマネ・コンティ」。世界中のワインラヴァーからそう称賛され、熱狂的な支持を集めるのが、このカレラのフラッグシップ「ジェンセン・ヴィンヤード」です。
フランス・ブルゴーニュの最高峰「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)」で修行を積んだ創業者ジョシュ・ジェンセンが、「偉大なピノ・ノワールは石灰質土壌からしか生まれない」という信念のもと、カリフォルニア中を巡り、ついに見つけ出した奇跡のテロワールから生み出されます。
2020年という奇跡のバックヴィンテージ
特にこの2020年ヴィンテージは、カリフォルニアワインの歴史に「奇跡」として刻まれる特別な年となりました。大規模な山火事が頻発し、多くの有名ワイナリーが煙害によってピノ・ノワールの生産を断念するなか、カレラの畑は周囲から物理的に隔離された標高の高い山中にあったこと、そして火災の煙を吹き飛ばす独特の風(卓越風)に守られたことで、被害を完全に免れました。
過酷な自然の脅威をくぐり抜け、極限まで濃縮された果実から造られたこのワインは、著名な評論家ジェームズ・サックリング氏から「97点」という驚異的な評価を獲得しています。
グラスに注いだ瞬間から立ち上る官能的なアロマと、ブルゴーニュのグラン・クリュ(特級畑)を彷彿とさせる緻密なストラクチャーは、今すぐ飲んでも圧倒的な感動を与えてくれますが、ここから15〜30年という壮大な熟成のポテンシャルも秘めています。
特別な日のディナーや、大切な方の生まれ年ワインとして、セラーに寝かせておきたくなる至高の1本です。
テイスティングノート
グラスに注ぐと、透明感がありながらも深みを帯びたルビーレッドに輝き、熟成の兆しを感じさせるガーネットの縁取りが見て取れます。香りは非常に華やかで、グラスに顔を近づけた瞬間、野生のストロベリー、ダークプラム、ブラックチェリーの艶やかな黒・赤系果実のアロマが溢れ出します。
空気に触れるにつれて、全房発酵ならではのアジアンスパイス、八角、クローブ、甘やかなカカオ、さらにはなめし皮や森の土のニュアンスが重なり合い、ため息が出るほど多層的で奥深い香りの迷宮へと誘われます。
口当たりは滑らかでクリーミー。ジューシーな黒系果実の旨味が口いっぱいに広がると同時に、高地の冷涼な気候がもたらす引き締まった美しい酸が、ワインに躍動感を与えています。中盤から後半にかけては、乾燥セージなどのハーブやココアニブのビターな風味が交じり合い、きめ細かくパウダリーなタンニンが心地よく舌を包み込みます。
【生産者】カレラ
カレラの創設者であるジョシュ・ジェンセンは英国留学中の1960年代に、ブルゴーニュの最高級ワイナリーであるドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)やドメーヌ・デュジャックなどの一流ワイナリーで働く機会を得たことをきっかけにワイン造りを志します。
ブルゴーニュが有する最高の畑は全て石灰岩土壌の場所にあることを知った彼は、カリフォルニアで理想の土地を探し求め、約2年かけてマウント・ハーランという山の頂上付近の冷涼な場所にある石灰岩土壌にたどり着きました。野生の木々が生い茂る未開拓のこの地にブドウ畑を開墾し、1975年に創業。ワイナリー名は、スペイン語で「石灰岩でできた焼き窯」を意味する「カレラ」が由来です。
カレラには、ジョシュがフランスから帰国する際にロマネ・コンティの畑から苗木を密かに持ち帰り、それをカレラの畑に植えたという伝説のエピソードが残っています。また世界的に著名なワイン評論家のロバート・パーカー氏が「カリフォルニアのロマネ・コンティ」のタイトルでカレラの記事を書いたことから、その名が世界中に轟くことになりました。フード&ワイン誌の「USベスト・ピノ」への選出や、パーカーポイントで最高98点を獲得するなど、カレラのワインへの称賛は枚挙にいとまがありません。
ジョシュには後継者がいなかったことから、2017年に友人夫妻が所有するダックホーン・グループにカレラを売却し、その後ジョシュは2022年に亡くなりました。現在の醸造責任者のマイク・ウォーラーはジョシュの指名で2009年に醸造責任者に就任して以降、ワイナリー売却後も変わらずジョシュからの教えとカレラの味を守り続けています。先代の亡き後の今もカレラへの評価は揺るぐことなく、そのワインは世界中で愛されています。
非介入主義で引き出すブドウ本来の味わい
このワインにはカリフォルニア州内の厳選した契約畑のブドウが使用されており、優良畑として知られるラティーシャ畑を中心に、サンタ・バーバラ地区のビエン・ナシード畑、ソロモン・ヒル畑といった有名な6つの畑のピノ・ノワールがブレンドされています。
カレラのピノ・ノワールの醸造の最大の特徴は、除梗せず梗を付けたまま発酵させる「全房発酵」を採用していることです。ジョシュがワイン造りを学んだDRCやデュジャックも全房発酵を行っており、そのスタイルを踏襲しています。
ワイナリーでは山の斜面を利用した「グラヴィティフロー」を採用しています。ブドウは建物の最上階に運び込まれ、発酵からボトリングに至る過程で少しずつ下に階に進んでいきます。この間、果汁やワインの入れ替えに電動のポンプなどは使わず重力の力だけを使います。これによりワインに余計な衝撃やストレスを与えることなく、ワインのピュアな美味しさを守れるというわけです。
発酵はステンレスタンクで、天然酵母を用いて29~30℃の比較的高い温度に管理しながら行うことで、風味をしっかり引き出しています。熟成にはフレンチオークの樽を使い、セントラル・コーストのキュベでは新樽を10%使用して10ヶ月間の熟成で上品な樽の風味を付けています。ろ過や清澄は行わず、ワインの自然な風味を大事にしたワイン造りを行っています。
【生産地】カリフォルニア
カリフォルニア州はその広大な土地に多くのワイン産地を有しています。アメリカワインの生産量の実に90%がカリフォルニアで造られており、主な産地は、北部のノース・コースト、南のセントラル・コースト、東のセントラル・バレー、さらに東のシエラ・フットヒルズ、南部のサウス・コーストの5つに分かれています。ノース・コーストにあるナパバレーやソノマは、世界的に有名なプレミアムワインの産地として知られています。
カリフォルニアはその広大さゆえに複数の気候がありますが、高級ワインが造られる産地の主な気候としては、地中海性気候、海洋性気候、大陸性気候の3つが挙げられます。
また、カリフォルニアの土壌の多様性も、カリフォルニアワインの個性を決定づける重要な要素です。例えばナパバレーでは火山由来の土壌が多く、鉱物分が豊富で水はけが良いため、濃厚で力強い赤ワインの生産に適しています。ソノマでは、粘土質や砂質、ローム質の土壌が混在していることで多様なブドウ品種が栽培されています。サンタ・バーバラでは、石灰岩質の土壌が特徴で、特にピノ・ノワールやシャルドネの栽培に理想的な環境を提供しています。
このように、カリフォルニアの豊かな気候と土壌の多様性により、カリフォルニアワインには幅広い特性があり、それが多くのワイン愛好家に愛される所以です。
セントラル・コースト
カレラが拠点を置くカリフォルニアのセントラル・コーストは、サンフランシスコ湾から南のサンタ・バーバラ郡にかけて、約500kmにわたって広がる地域です。
気候帯としては、沿岸部の海洋性気候と、内陸部での大陸性気候と場所によって異なっています。沿岸部は太平洋を流れる冷たいカリフォルニア海流の影響により、海からの冷たい風と霧が日中の気温上昇を抑えてくれています。まさにエリア全体として冷涼な気候に覆われたクールクライメットです。一方で海岸線と平行に走る山を一つ越えるごとに気温が上がっていき、内陸地域では、夏は暑く、昼夜の寒暖差が大きくなっていきます。
カレラのあるマウント・ハーランは、海から約24km内陸に入った標高約600mの高地にあり、海から離れているにも関わらず石灰岩土壌が見られる珍しい地域です。気候は大陸性気候の特徴を持ちながらも、高地特有の夜間の冷え込みが日中の暑さを緩和しています。こうしたテロワールの特徴を反映しているこの地域では、ミネラルが豊富でブドウの糖分と酸度のバランスが絶妙に取れている品質の高いブドウが育ちます。このような気候条件は特にピノ・ノワールやシャルドネの栽培に適しており、まさにこの地から世界に誇る高品質なワインが輩出されるのです。
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カレラ最高峰の単一畑「ジェンセン」が誇る至高の味わい。その名門が手掛けるピノ・ノワールの魅力を、よりデイリーかつカジュアルに堪能できるスタンダード・キュヴェが「カレラ ピノ・ノワール セントラル・コースト」です。
カリフォルニアの涼しい海風と霧に育まれた厳選畑のブドウを絶妙な黄金比率でブレンド。ジェンセンと同様に、伝統的な「全房発酵」やワインにストレスを与えない「グラヴィティフロー(重力移動)」を採用し、ノンフィルターでボトリングされています。
数十年の熟成を期待させるジェンセンに対し、セントラル・コーストはフレンチオークで10ヶ月熟成されたリッチな果実味と滑らかな質感を今すぐ楽しめるのが最大の魅力。
「特別な日のためのジェンセン」と「日常を贅沢に彩るセントラル・コースト」。名門カレラが誇る圧倒的ベストセラーの味わいも、ぜひあわせてご覧ください。