ユドロバイエ-レ・クラ

ユドロ・バイエ 1erCruレ・クラHudelot-Baillet Chambolle-Musigny 1er Cru Les Cras

シャンボール屈指の人気一級畑「レ・クラ」。所有者はわずか5人という希少区画から生まれる、ミネラル感と気品をまとったエレガントな1本。ユドロ・バイエが“裏庭の畑”として大切に育てる、ドメーヌの象徴的キュヴェです。

18,810円〜(税抜 17,100円〜)
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2021年

18,810(税抜 17,100円)
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2023年

27,027(税抜 24,570円)
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このワインを選定したソムリエ 牛嶋 大貴
日本ソムリエ協会所属

2019年J.S.A.認定ワインエキスパート取得
2021年J.S.A.認定ソムリエ取得
ワイン教育サービスHomewine専属ソムリエ

ワイン概要

タイプ 赤ワイン
飲み口 辛口
ブドウ品種
ピノ・ノワール
原産国・地域
フランス/ブルゴーニュ/シャンボール・ミュジニー
生産者 ユドロ・バイエ(HUDELOT BAILLET)
格付け AOC Chambolle-Musigny 1er Cru Les Cras

「レ・クラ(Les Cras)」は、特級畑ボンヌ・マールと地続きとも言われる、石灰のニュアンスが際立つ立地。“力強さ”よりも、透明感・張りのある酸・ミネラルの伸びで魅せるのが、この畑の真骨頂です。

そんな畑を所有するユドロ・バイエは、この畑の5人の所有者のひとりであるだけでなく、なんとドメーヌ自体がレ・クラの区画内に所在しています。

“レ・クラの空気の中で造られる”と言っても過言ではないこのキュヴェは、石灰質由来のミネラルと、シャンボールらしい花のニュアンスが美しく重なり、飲み手を静かに魅了します。

まさに、希少性・格・味わいの完成度が揃った、ドメーヌを象徴する1本です。

ソムリエのおすすめポイント

所有者5人。中でもユドロ・バイエのレ・クラは”別格”!
「良い1級畑のブルゴーニュを1本買うなら?」と聞かれたら、まさにこの「レ・クラ」がおすすめ。今飲んでも美味しく、寝かせればさらに妖艶さが出ます。赤い果実と花の香りがすっと立ち上がり、口に含むと旨みの線がまっすぐ伸びては、余韻が消える瞬間まで「シャンボールって、こうだよね…」と頷かされることでしょう。

【生産者】ユドロ・バイエ

ユドロ・バイエは、1981年にジョエル・ユドロ氏が設立したブルゴーニュ地方のシャンボール・ミュジニー村に位置する家族経営のワイナリーです。当初はネゴシアンへの販売が主でしたが、1998年に娘婿のドミニク・ル・グエン氏が参画したことで、自社瓶詰めを本格的に開始しました。

ドミニク氏はフランス空軍のメカニックから転身し、醸造学校を修了後、義父であるベルナール・ユドロ氏から栽培と醸造の技術を学びました。ワインの品質向上に努め、現在ではシャンボール・ミュジニーからヴォーヌ・ロマネに至るまで、多彩なワインを生産しています。

今では、パリやブルゴーニュの数多くのレストランで提供されており、中には南仏ニースにある日本人シェフ松嶋啓介氏のレストラン「ケイズ・パッション」でも採用されるなど、ユドロ・バイエのワインは世界中から注目を集めています。

ユドロ・バイエ ワイン造りへのこだわり

同ドメーヌは、15年以上にわたりリュット・レゾネ(減農薬農法)を実践し、実質的にはビオロジック(有機農法)に近い形で畑を管理しています。化学肥料、除草剤、殺虫剤、防腐剤は一切使用せず、平均樹齢約40年の古樹から高品質なブドウを生産しています。

古樹から採れたブドウがワインにもたらすメリットはいくつかありますが、その代表例の一つが「凝縮感」。収量が減り、一つ一つの房に行き渡る栄養素が多くなることで、凝縮感ある風味豊かなブドウがなるとされています。

醸造においては、除梗100%で天然酵母のみを使用し発酵を行い、赤ワインは12~16ヶ月間、白ワインは10~12ヶ月間樽熟成させます。澱引きは瓶詰め前に1回のみ行い、赤ワインは清澄後、ノンフィルターで瓶詰めされます。必要最小限の介入により、結果的に彼のワインはシャンボール・ミュジニーのテロワールを反映したエレガントでバランスの取れた味わいに仕上がるのです。

【生産地】ブルゴーニュ/シャンボール・ミュジニー

シャンボール・ミュジニーは、ブルゴーニュ地方のコート・ド・ニュイ地区に位置する人口約300人強の小さな村であり、北をモレ・サン・ドニ、南をヴージョに挟まれた世界有数の銘醸地です。ブドウ畑の総面積は特級畑、一級畑、村名畑を合わせて約180ヘクタールと広くはありませんが、この地のワインは「ブルゴーニュの貴婦人」と称されるほど、優雅で繊細な味わいが特徴とされています。

村の畑は標高260~350メートルの東向きのなだらかな斜面に広がり、石灰質が豊富で粘土質が少ない土壌が特徴です。この土壌構成により、ブドウの根は地中深くまで伸び、豊富なミネラルを吸収。これがワインに独特のエレガンスとミネラル感を与えています。

シャンボール・ミュジニーのワインは、スミレや赤い果実(イチゴ、木イチゴ)などの華やかな香りが特徴です。熟成を経ると、スパイスやプルーン、トリュフ、森の下生え、動物的なニュアンスが加わり、複雑な熟成香(ブーケ)を形成します。味わいは、シルクのようになめらかな口当たりとしっかりとした骨格を持ち、優美で官能的な印象を与えます。

村内には1級畑(プルミエ・クリュ)に加え、特級畑(グラン・クリュ)として「ミュジニー」と「ボンヌ・マール」があります。「ミュジニー」は、繊細さと力強さを兼ね備えたワインを生み出し、「シルクに包まれた拳」と評される一方、「ボンヌ・マール」は、より力強く豊満で骨格のしっかりしたスタイルが特徴となります。

シャンボール・ミュジニーのワインは、その繊細さと優雅さから、鴨や子羊のローストなどのシンプルで洗練された肉料理や、ブルゴーニュ地方の郷土料理である鶏肉の赤ワイン煮(コック・オー・ヴァン)との相性が抜群です。また、すき焼きや肉じゃがなどの日本の煮込み料理とも調和し、和食とのペアリングも楽しめます。

シャンボール・ミュジニーのワインは、その優美さと複雑さから、多くのワイン愛好家にとって特別な存在となっています。特に、熟成を経たワインは、より深い味わいと香りを楽しむことができ、その真価を発揮します。

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