商品について

ブルゴーニュの誇りとされ、世界中のワイン愛好家に愛されるジョゼフ・ドルーアン。このワインは、その彼らが造り出す、エレガンスとバランスが融合した極上のシャルドネです。

コート・ド・ボーヌのテロワールがもたらす、白い花の香りやミネラルに加え、フレンチオーク由来のバニラやヘーゼルナッツ、トーストやスパイスといった豊かな表情が魅力的。熟した洋ナシや黄色いプラムのような果実味と柔らかい酸味が口の中に広がり、滑らかな口当たりとともにミネラル感が際立ちます。エレガントな余韻が長く続く素晴らしいワインです。

テイスティングノート

色は光り輝く黄金色です。

香りは、まずクリーンでピュアな果実と白い花のアロマが広がります。そこに、フレンチオーク樽由来のバニラ、クローブ、シナモンなどの香辛料に、トースト香やスモーキーなニュアンスが、ワインに深みと複雑さをもたらしています。

味わいは、活き活きとして濃厚な果実味が口の中を満たします。これにバランスの取れた酸味が加わり、顕著なミネラル感と洗練された風味が調和して、エレガントで長い余韻が印象的なワインです。

生産者　メゾン・ジョゼフ・ドルーアン

メゾン・ジョゼフ・ドルーアンは、ブルゴーニュワインの中心地である高級ワイン産地コートドールの南にあるボーヌ地区で1880年に設立されました。現在に至るまで一貫して家族経営を続けており、事業に対する深い責任感を持ってテロワールへの敬意と情熱を守り続けてきました。これにより、今ではブルゴーニュを代表する世界的なワイナリーに成長しています。

初代のジョゼフ・ドルーアンは、ワイナリー設立後グラン・クリュの畑を次々に取得し、優れたブルゴーニュワインを世に送り出しながらドルーアン家の礎を築きました。2代目のモーリスと3代目のロベールはブルゴーニュで名だたるブドウ畑をさらに獲得しながら事業を拡大し、ワイナリーの地位と名声を世界的に高めました。現在は4代目のフレデリックがメゾンを率い、高い経営手腕を発揮しています。

また、フレデリックの姉のヴェロニクが、メゾン・ジョゼフ・ドルーアンと米国オレゴン州にあるドメーヌ・ドルーアンの醸造責任者を務め、卓越したワインを生み出し続けています。

このように家族が一丸となってワイン造りに取り組んできたジョゼフ・ドルーアンのワインは、「エレガンスとバランス」という言葉に集約されます。各アぺラシオンが持つテロワールの個性を最大限に引き出し、熟した果実味と柔らかな酸味のバランスが取れたエレガントなワインが彼らの特徴です。そのスタイルと味わいは国内外で高く評価され、これまで数多くの賞を受賞しています。

メゾン・ジョゼフ・ドルーアン一切妥協のないワイン造り

メゾン・ジョゼフ・ドルーアンでは、1ヘクタールあたり10,000～12,500本のブドウ樹を植えるという極端な密集栽培を行っています。これにより、ブドウの樹は他の樹より多くの養分を得ようと地中深くまで根を伸ばし、吸収した成分を果実に届けます。この結果、果実味とミネラルが豊かなブドウが育ちます。また、農薬や化学肥料は一切使用せず、畑全体の生態系を尊重するビオディナミと呼ばれる有機農法を採用しています。この農法により、土壌とブドウが本来持つ潜在的な力を最大限に引き出しています。

収穫後の工程もこだわりを持って進められています。すべてのブドウは手摘みで収穫し、大きなコンテナは使用せず、小さな箱に入れ、果実を傷つけないよう細心の注意が払われます。搾汁の前には、ブドウをベルトコンベアでゆっくりと移動させながら、熟度が均一で品質の高い房のみを厳選するなど、選果への徹底的なこだわりには目を見張るものがあります。

発酵は、培養酵母を使わず、野生酵母のみで行われます。野生酵母による発酵は培養酵母に比べるとゆっくりと進行するため、ブドウ本来の風味がより多く引き出されやすく、豊かでコクのある味わいにつながります。

発酵が完了すると、フレンチオーク樽(新樽25%)で12ヶ月間にわたる熟成が行われ、これによりバニラ、クローブ、シナモンといったスパイスのニュアンスがワインに加わります。樽熟成によってワインの複雑さが増すとともに、円熟した味わいが生まれ、果実味と酸味のバランスが整ったエレガントなワインが完成します。

このように、一切の妥協がないワイン造りが、世界中で評価されるドルーアンのワインを生み出しているのです。

【生産地】ブルゴーニュ/コート・ド・ボーヌ地区

ムルソーがあるコート・ド・ボーヌ地区はブルゴーニュ地方コート・ドール南部に位置し、世界で最もエレガントな白ワインが生まれる場所として知られています。

気候は大陸性で、寒い冬と穏やかな春と秋、そして適度に暑い夏が特徴です。寒い冬はブドウの休眠を促し、春と秋の穏やかな気候と、暑すぎず適度に雨が降る夏がブドウの健全な成長を促します。このような理想的な気候条件のもと育ったブドウから、クリーンでピュアな果実味を持ち、長期熟成に耐えうるワインが生まれます。

土壌は非常に多様性があり、石灰岩、泥灰土、粘土などが混在しています。このうち、特に石灰岩土壌は水はけが良く、ミネラルが豊富なため、これがワインに顕著なミネラル感と洗練された風味をもたらします。

生産地　ムルソー

ムルソーはコート・ド・ボーヌ地区最大の村であり、白ワインの名産地としてブルゴーニュでも三本の指に入ります。ムルソーの畑は東向きの斜面にあるのが特徴で、ここで育つブドウは一日中太陽の光を浴びることができます。これにより光合成が活発化し、ブドウは十分な糖度と適度な酸度を蓄えます。その結果、活き活きとした果実味とバランスの取れた酸味を持つワインが生まれます。

さらに、ムルソーの土壌は、太陽をよく反射する石を多く含む石灰岩土壌で、この土壌がブドウにミネラルのニュアンスを与えるとともに、反射した太陽の光をブドウが浴びることで、果実の成熟が促進され、果実味豊かなブドウが育ちます。

また、ムルソーの乾燥してやせた土壌は、ブドウの病気のリスクを減らすとともに、ブドウが適度なストレスを受けることでより凝縮した果実味のあるブドウが育ちます。

ジョゼフ・ドルーアンは、このシャルドネにとって理想的なテロワールを最大限に活かしてエレガンスとバランスを追求し、世界的に評価の高いムルソーを生み出しています。