アルバロ・パラシオス-フィンカ・ドフィ 商品画像

アルバロ・パラシオス フィンカ・ドフィAlvaro Palacios Finca Dofí

アルバロ・パラシオス・フィンカ・ドフィは、スペイン北東部で生産されるワインです。
伝統を重んじながら、ビオロジック農法を活用したブドウが原料となっています。
この地独特のリコレリャ土壌によって、抜群のミネラル感を感じさせてくれる1本。
深みと複雑さを実感できます。

12,100円(税抜 11,000円)
2020年 750ml カートに入れる

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商品について

アルバロ・パラシオス・フィンカ・ドフィは、ワイン造りの匠による逸品。
ボルドーで研鑽を積んだアルバロ・パラシオスは、伝統的な手法と最新技術を融合させ、リッチでエレガントな赤ワインを生み出しました。

この地独特のリコレリャ土壌の特徴を活かすことにも成功し、プリオラートのテロワールを体感できる味わい。手摘みのブドウの使用、リオハの伝統や自然発酵、フレンチオーク樽での熟成など、ワイン造りの匠がたどり着いた手法が発揮されています。
豊かな果実味や複雑な香りを大いに楽しめる1本になっています。

タイプ 赤ワイン
飲み口 辛口
ブドウ品種
ガルナッチャ 80%
カリニェナ 20%(2020)
原産国・地域
スペイン/カタルーニャ/プリオラート
生産者 アルバロ・パラシオス (Alvaro Palacios)
格付け DOQプリオラート

テイスティングノート

アルバロ・パラシオス フィンカ・ドフィ ソムリエ佐々木 テイスティングノート

色調は濃い紅紫色です。
香りは、ブラックベリーやチェリーのアロマとともに、スパイスやミネラルのニュアンスも感じられます。
口に含むと、豊かな果実味とバランスのよい酸味が絶妙のニュアンスに。酸味とともにミネラル感も鮮やかで、調和と深みを体感できます。
野生酵母の使用がもたらすコクもあり、リッチでクリーミーな質感が特徴です。

【生産者】アルバロ・パラシオス

生産者 アルバロ・パラシオス

フィンカ・ドフィは、ワイン造りの匠と呼ばれるアルバロ・パラシオスによって生み出されました。

アルバロ・パラシオスは、リオハの名門ワイナリー「パラシオス・レモンド」の一族として生まれました。
ボルドーで醸造技術を習得することからキャリアを開始したアルバロ・パラシオスは、シャトー・ペトリュスなど伝説的なワインの生産に携わった経験も持っています。各地を見聞したあと、アルバロ・パラシオスが自分の舞台と定めたのが、スペインのプリオラートでした。リオハに次いで、カタルーニャ州政府からDOCの認定を受けているプリオラート。アルベロ・パラシオオスはプリオラートの風土を尊重し、自らの哲学をワインという形で体現することを選んだのです。

1989年、アルバロ・パラシオスはプリオラートに移り、翌年フィンカ・ドフィを購入。
1993年にはレルミタを完成。アルバロ・パラシオスは、1990年代にプリオラートの「改革派4人組」と呼ばれる1人になり、スペインのワインに革命をもたらしました。

プリオラートの土壌や風土のすばらしさを最大限に引き出すアルバロ・パラシオスは、自然との共生を目指し、オーガニック農法を導入しています。伝統的な製法を現代風にアレンジしつつ、プリオラート独自のテロワールをワインに凝縮させているのです。

自身の名をワイナリー名にすることで、自分のビジョンや情熱を形にすることを目指したと語るアルバロ・パラシオス。伝統的な技術、モダンな醸造哲学を見事に融合させた結果は、数々の受賞歴が物語っています。
1993年に世に出たレルミタは、初ヴィンテージから高評価を獲得。品質の向上とともに人気もうなぎのぼりとなり、現在は1本数百ドルで取引されています。
2015年にはデキャンター誌により「マン・オブ・ザ・イヤー」に選出されたほか、ワイン・スペクテーターやワイン・アドヴォケイトなど高名なワインサイトから高い評価を得ています。

様々な手法を用いて行うアルバロ・パラシオスのワイン造り

アルバロ・パラシオスが世界的な名声を得た理由は、栽培から醸造までさまざまな方法を用いてきたことにあります。

アルバロ・パラシオスのブドウ園では、急斜面での作業にラバを活用。レルミタの畑では、2000年からビオディナミ農法を、フィンカ・ドフィの畑ではビオロジック農法を導入しました。
伝統的な方法と時代性に即した方法によって、テロワールの特徴をしっかりと反映したブドウが収穫されるのです。

収穫はすべて手摘み。ブドウの状態をチェックしながら選り分け、品質を保持しながら手で摘んでいきます。手間はかかっても収穫時のダメージは最低限に抑えられ、ブドウの品質を最良の形でワイン製造に活用できるのです。

発酵(マセラシオン)は40日間。木桶の中で自然発酵したあと、フレンチオーク樽でマロラクティック発酵を行います。マロラクティック発酵を行うと、乳酸菌によってワイン中の乳酸とリンゴ酸が炭酸ガスになり、酸味が和らぎ風味がまろやかになります。

アルコール発酵は8~12日間。24時間体制で温度管理を行い、ブドウの風味をマックスまで引き出します。野生酵母を利用するため、発酵はゆっくりじっくり。ワインの豊かなコクは、この過程でも生み出されていきます。
熟成もフレンチオーク樽で行います。樽の配置は一段のみ。各樽の温度と湿度は均一に保たれ、安定した熟成が可能になります。

ワイン樽を重ねないメリットは、そのほかにもあります。
配置を一段にすれば、ワインの樽に負担がかかることはありません。樽材の呼吸がスムーズになり、ワインの酸素交換も容易になります。適量の酸素に触れることでワインのタンニンはマイルドになり、より豊な味わいへと変化していくのです。

各過程におけるアルバロ・パラシオスの技術と手腕が、フィンカ・ドフィをはじめとするワインの価値を高めています。

【生産地】カタルーニャ州

生産地 カタルーニャ

アルバロ・パラシオスがワイナリーを構えるカタルーニャ州は、スペイン北東部にあり、独自の文化や風習で知られています。地中海からフランス国境にいたる広域に及び、多様な地形からさまざまなワインが生まれます。
全般的に地中海式気候と適度な降雨量に恵まれていますが、地域によって特色があります。沿岸部は温暖で湿潤、内陸部は空気が乾燥しており、山岳部は1年を通じて冷涼です。

温暖で乾燥した気候を好むガルナッチャ種は、特にカタルーニャと相性が良いといわれています。温暖な気候と豊富な日照時間によって、ガルナッチャは高い糖度と美しい色を保ちながら完熟します。また昼夜の寒暖の差が、アロマ成分の発達を促進してくれるのです。

カタルーニャの土壌は地域によって特徴がありますが、主に石灰岩、粘土、砂、ローム層によって構成されています。石灰岩は排水性に優れ、粘土質の土壌は水分保持能力があります。砂やローム層は通気性を有しており、ブドウの栽培に適しています。こうした条件下で育つガルナッチャは、風味とストラクチャーに恵まれたブドウへと成長します。

プリオラート

アルバロ・パラシオスの本拠地プリオラートは、カタルーニャの南西部タラゴナ県にあります。山岳地帯にあるプリオラートは、標高400m以上の急斜面が特徴です。昼夜の寒暖差が大きく、ブドウをゆっくりと成熟させ、果実味を凝縮させてくれる条件を備えています。

急斜面の土壌は排水性に優れ、根の成長を促進するのもプリオラートの特色のひとつ。ミネラル分が豊かなワインになる理由です。

プリオラートは典型的な地中海性気候。年間降雨量が少なく、長い夏はブドウにほどよいストレスを与えます。乾燥した空気はブドウの水分の吸収を抑えるため、糖度が高まりクリアな酸度が加わるのです。
日照時間の豊かさはもちろん、おいしいガルナッチャが収穫できる大事な条件。プリオラート産のぶどうの抜群のバランスも納得できます。

プリオラートの最大の特徴は、「リコレリャ」という土壌にあり。貧栄養が顕著な土壌は排水性がよく、アルバロ・パラシオスのワインにミネラル感を与える理由になっています。「スレート」や「粘板岩」と呼ばれるリコレリャは、ミカ(雲母)片を含んでいます。ミカ片は太陽光を反射し、土壌の湿度を保ちます。これもまた、ブドウの糖度を上げる要因のひとつ。

幸運な条件がかさなったプリオラートの土から、アルバロ・パラシオス・フィンカ・ドフィの複雑で重厚な風味が生まれるのです。

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