商品について

ガリシアでは「海のワイン」と呼ばれているほど、魚料理との相性が抜群な1本。
ピュアでクリーンな果実味と個性的なオレンジや白い花の香りが魅力のスペインワインです。

テイスティングノート

色調は、煌びやかなイエローに、若干のグリーンの反射が見られます。

香りは、マンダリンシトラスやオレンジの皮、ピーチといった果実のアロマ。
そこに、白い花の心地よいフローラルな香りも広がります。

口に含んで感じるのは、フレッシュな酸味と滑らかな舌触り。
しっかりとしたボディを持っており、活力のある力強い味わいを堪能できます。

そしてこのワインのもう一つの特徴は、非常に長いフィニッシュ。
ほのかな苦みを伴うフルーティーな余韻を贅沢に楽しめます。

【生産者】アデガス・バルミニョール

アデガス・バルミニョールは、オーナーのカルロス・ゴンザレス氏が「伝統とテクノロジーの融合」を掲げて、1997年に設立したワイナリー。

ワイナリーが位置するのは、スペインのガリシア地方にある、リアス・バイシャス。
冷涼な気候とシスト土壌で構成される特殊な環境であり、ミネラル豊富なブドウが栽培できる生産地となっています。

アデガス・バルミニョールは、このリアス・バイシャス産として誇れるワインの生産に取り組むことをポリシーにしています。
そのための方法として行うのが、伝統的な製法と最新技術を融合させた独自のワイン造り。

常に先駆者であることを目指し、あくなく追及を求める姿勢によって生み出すワインは、唯一無二の風味を持つ極上の味わいとなり、世界中から高い評価を受けています。

バルミニョールの伝統と技術の融合を体現したワイン造り

アデガス・バルミニョールは、「伝統的技術と最新技術の融合」を理念にした、独自のワイン造りを行うワイナリー。

ここからは、その個性的なワイン造りへのこだわりをご紹介していきます。

まず、ワイン造りに使用するのは、豊かなガリシア地方で育つ、樹齢35年の古木のブドウ。
この古木で実るブドウは、豊かなミネラル感と奥深い複雑性を持っています。

こうして実ったブドウは全て手摘みで収穫。このとき機械は使用しません。
そうすることで、熟度が均一で品質の高いブドウのみを厳選。
濃厚な香りと味わいを安定してワインへ与えます。

そして、次の工程の発酵は、最新設備を駆使しながら行っていきます。
これにより、酵母にとって理想的な温度を高い水準でキープしながら発酵できるように。
ブドウ本来の風味を損なわず、新鮮な風味を保つことができます。

最後の熟成では、アルバリーニョ種の個性を引き立たせるための工夫として、フレンチオーク樽を使用。
独自の条件で厳選したオーク樽によって、ブドウの新鮮で果実味のある風味を強調しつつ、複雑な味わいを持つワインへと調整します。

これらの独自の生産方法によって、このワインならではの、鮮やかな酸味と豊富なミネラル感を実現しています。

【生産地】スペイン/ガリシア

アデガス・バルミニョールのブドウ畑があるのは、スペインの北西部に位置するリアス・バイシャス。

この付近の気候は、冷涼な海洋性気候。
年間を通じて降水量が多いこと、夏は涼しく冬は穏やかであることが特徴です。

この気候条件がもたらすのは、大西洋からの冷たい風と豊富な降水量。
これにより、ブドウの成熟スピードは遅くなるため、酸度が高く保たれ、フレッシュで活力のある風味となります。

さらには、大西洋から吹き込む潮風が、微量の塩分やミネラルといった成分をブドウへ蓄積させます。
そのため、独特の塩味やミネラル感がワインへ与えられるように。

アデガス・バルミニョールのワインが持つ、唯一無二の爽やかさと力強さは、こういった条件が揃うことで実現されています。

リアス・バイシャス

リアス・バイシャスのもう一つの特徴は、ミネラル豊富な土壌を有していること。

この地域の土壌は、主に花崗岩質で構成されており、一部には砂質や粘土質なども見られます。

まず、花崗岩質の特徴は、ミネラル分が非常に豊富なこと。
ワインに豊かなミネラル感を与え、シャープでクリーンな味わいをもたらします。

次に、砂質の土壌は排水性の良さが魅力。
水はけの良さは、ブドウが根を地中深くまで張ることをサポートします。
これにより、多様な栄養分を吸収できるため、複雑で力強い風味を持つ、上質なブドウが実るようになります。

最後に、粘土質の土壌は、水分保持力が高いことが特徴。
ブドウの健全な成長に必要な水分が適度に保たれるため、しっかりとしたボディのワインが出来上がります。

こういった理想的な環境が揃っているからこそ、優れた酸味と豊かなミネラル感を持つ、上質なアルバリーニョ種が栽培できているのです。