商品について

「アタラクシア シャルドネ」の魅力は、豊かな香りとミネラル感が織りなすエレガントな味わい。
南アフリカの情熱と革新的技術が詰め込まれた極上のシャルドネで、一口でその卓越した品質を感じさせてくれます。

テイスティングノート

香りは複雑でクリーミーなスパイシーノートが特徴的で、ライムやレモンなどの爽やかな酸味、そして白い花のアロマも感じられます。

口に含むと、高い酸味とミネラル感を感じる、フレッシュでバランスの取れた味わいが広がり、複雑で深みのある風味を楽しめます。

【生産者】アタラクシア

南アフリカに位置する「アタラクシア」は、2004年にケヴィン・グラント氏が立ち上げたワイナリーです。

グラント氏は、元々別の南アフリカのトップワイナリーで醸造長を務めていた人物。
彼は、シャルドネとピノ・ノワールがこの地域を最も表現できるワインだと確信し、熱い情熱をもとに、アタラクシアを設立しました。

アタラクシアは創立以来、革新的なワイン造りを続けており、その品質の高さから世界各国で数々の賞を受賞するなど輝かしい功績を誇っています。
特に、2013年のヴィンテージについては、イギリスの老舗ワイン雑誌デキャンタの評価で「2015年ブルゴーニュ以外の世界ベストシャルドネ」に選出されるほど。

現在、アタラクシアのワインは予約販売に限定されており、オーダー分の割り当てがもらえないことさえあるほど、世界中から注目されるワイナリーとなっています。

複雑な味わいを生み出すこだわりのワイン造り

アタラクシアのワイン造りのモットーは、「テロワール主義」と「不干渉主義」。
南アフリカの地の特徴を最大限に活かした、自然な形でのワイン造りを目指すワイナリーです。

ここからは、そのワイン造りへのこだわりをご紹介していきます。

こだわりの1つ目は、収穫方法。
収穫は3月初めの2週間、早朝の涼しい時間に限定して行われます。
気温が低い夜間や冷涼な朝に収穫することで、ブドウの酸度が高く保たれるため、ワインにフレッシュなフレーバーを与えることができます。

また収穫するときは、全て手摘みで行い、機械は使用しません。
手摘みで熟度が均一かつ品質の高いブドウだけを厳選して収穫することで、ブレのない濃厚な香りと味わいへ調整します。

こだわりの2つ目は、発酵の方法。
100%樽発酵で行い、セラー内ではテロワールを忠実に表現するために、出来るだけ人の手を加えない、ミニマリスト的アプローチを採用しています。
そして発酵に使用するのは、全て南アフリカ産の自然酵母。地域特有の微生物を活かすことで、土地特有の風味や香りといったテロワールの魅力を最大限に引き出します。

こだわり3つ目は、熟成方法。
熟成には、ブルゴーニュから独自のルートで買い付ける、特別なフレンチオークを使用。
新樽と旧樽を独自のバランスで組み合わせ、10か月の間、発酵および熟成を行います。
この工程をふむことで、樽から抽出されるバニラやスパイスの香りがワインへ添えられるほか、木材成分による鮮やかな酸味と豊かなミネラル感も加わります。

こういったこだわりを組み合わせることで、鮮やかなフルーティーさとスパイシーなノートの複雑性を持つ銘品「アタラクシア シャルドネ」が完成されます。

【生産地】ウォーカー・ベイ

アタラクシアがブドウ栽培を行っているのは、南アフリカのウォーカーベイにある「ヘメル・エン・アーデ・リッジ」という地域。

この地域の気候は、冷涼な海洋性気候と地中海性気候が組み合わさったもので、冬は湿潤で冷涼・夏場は乾燥して温暖であることが特徴です。
また、アタラクシアの畑があるのは、この地域の中でも特に冷涼な南斜面を向いた場所。

この気候条件の場合、ブドウは通常よりもゆっくり時間をかけて成熟するようになります。

すると、ワインに必要な適度な酸味が保持されるほか、糖度も増すため、味わいのバランスに優れた上質なブドウが育つように。
さらには、香り成分の発達も促進されるため、花・フルーツ・スパイスなどの複雑なアロマが引き立つようになります。

生産地　ヘメル・エン・アーデ・リッジ

ヘメル・エン・アーデ・リッジの土壌は、リッチな粘土質と石灰岩で構成されています。

これらの土壌の特徴は排水性に優れていること。水分が十分に行き渡らないと感じたブドウに地中深くまで根を張らせます。
すると、ブドウは地中の豊富なミネラルをたっぷり吸収できるため、ワインに清涼感や奥深い複雑味が加わります。

また、適度な水分保持力を持っている土壌でもあり、ブドウが健康的に成長しやすいことも特徴の1つです。

このようなブドウ栽培にとって理想的なヘメル・エン・アーデ・リッジの環境が、アタラクシア・シャルドネの完璧な風味とバランスを支えています。