商品について
イタリア・ピエモンテ州で1878年に創設された歴史と由緒あるワイナリー、フォンタナフレッダが世に贈るバローロ。バローロの五大産地の一つ、セッラルンガ・ダルバ村の高品質なネッビオーロを使用して伝統的な手法で丹念に仕上げています。熟したチェリーやバラの香りが広がり、しっかりしたタンニンと豊かな酸味が見事に調和。ミネラル感のある長い余韻が特徴で、時間とともに味わいが深まる、長期熟成にも適した珠玉の一本です。
タイプ |
赤ワイン |
飲み口 |
辛口 |
ブドウ品種 |
ネッビオーロ 100%(2017)
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原産国・地域 |
イタリア/ピエモンテ州/ランゲ
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生産者 |
フォンタナフレッダ |
格付け |
DOCG |
テイスティングノート
色調は鮮やかなルビー色で、時間の経過とともにガーネット色に深みが増していきます。
香りは、熟したチェリーやプラムのフルーティな果実香に加え、バラの華やかな香りが広がります。さらに、ドライフラワーや葉のようなニュアンスがワインに複雑さと奥行きを与えています。
口に含むと、豊かな果実味とともに、生き生きとした酸味とミネラルが絶妙に調和し、しっかりとしたストラクチャーを形成しています。豊かなタンニンがワインに複雑さと長い余韻をもたらしています。
このワインは、長期熟成に適したポテンシャルを備えたフルボディのワインです。
【生産者】フォンタナフレッダ
フォンタナフレッダは1861年にイタリアが統一国家になり初代国王となったヴィットーリオ・エマヌエーレ2世の息子、エマヌエーレ・アルベルト・ディ・ミラフィオーレ伯爵が1878年に創設した、イタリアを代表するバローロ生産者です(創業当時のワイナリー名は「カーザ・エマヌエーレ・ディ・ミラフィオーレ」)。「フォンタナフレッダ」はイタリア語で「冷たい泉」を意味し、王から受け継いだ冷たい泉が湧き出る土地の古くからの呼び名でもありました。創設者のエマヌエーレは、バローロの国際的評価を高めるために尽力し、現在もその伝統が引き継がれています。
1999年にはダニーロ・ドロッコ氏を醸造責任者に迎えて品質をさらに向上させ、2009年には創業当時のワイナリー名であった「ミラフィオーレ」名を冠したワインがフォンタナフレッダのブランドとして復活。
フォンタナフレッダのワインは、ジェームス・サックリングといった世界的に有名なワインコンサルタントや、世界的に影響力の大きいワイン雑誌などからも高く評価され、数々の国際的な賞を受賞しています。
伝統と自然との融合を重視したワイン造り
フォンタナフレッダは、ネッビオーロ種を使用したバローロの生産に注力し、その国際的な評価を高めました。現在も伝統を守りつつ革新を取り入れ、バローロ造りにおけるリーダー的存在として評価されています。
ワイナリーはバローロの生産地の中でもバローロ村に最大の畑を所有しています。また、セッラルンガ・ダルバ村のブドウが力強く長期熟成に適したバローロを生み出すことから、この村でのブドウ栽培に特に注力しています。さらに、オーガニック農法を導入するなど、持続可能なワイン造りにも取り組み、「グリーン・ルネッサンス」プロジェクトという環境に配慮したワイン造りを目指す独自の取り組みも展開しています。
【生産地】ピエモンテ州
ピエモンテ州はイタリア北西部でフランスとスイスとの国境に接し、アルプス山脈のふもとに位置しています。地形は多様で、山岳地、丘陵地、平野部が混在しています。
気候は大陸性気候で、昼夜の寒暖差が大きいことが特徴です。昼間の暖かさと豊富な日照がブドウの糖度を高めるとともにアロマ成分の生成を促進し、夜間の冷え込みが糖と酸、そしてアロマ化合物の分解を抑制することで、果実味と酸味、そして香りの豊かなブドウが育ちます。
また、ピエモンテには石灰質粘土や砂質、粘土質など多様な土壌が広がり、これらの土壌がワインに骨格と複雑な風味を与えています。
ランゲ地方
バローロの産地であるランゲ地方はピエモンテ州南部に位置する丘陵地です。南向きの斜面が多く、ブドウが豊富な日照を受けられることが特徴です。これにより、ネッビオーロの果皮が十分に熟し、タンニンの質が向上します。また、昼夜の寒暖差が大きいことから、果実味と酸味のバランスの取れたブドウが育ちます。
土壌は主に石灰質と粘土質で構成されており、これらがワインにミネラル感としっかりした骨格を与えます。
これらの条件により、ランゲ地方で育つネッビオーロから、酸味とタンニンが豊富で、時間とともに熟成して複雑な風味を持つワインが生まれるのです。