商品について
イタリアの伝統を大切にし、土着品種にこだわるワインづくりを続けることで、世界的な評価を獲得したイタリアを代表する生産者、ラ・スピネッタ。
彼らが生み出すランゲ・ネッビオーロは、「イタリアワインの女王」と呼ばれるワイン、バルバレスコを生み出す自社畑「スタルデリ」で収穫される若い樹齢のネッビオーロで造る一本です。
ネッビオーロ特有の黒系果実やバラの花の香りが優雅に放たれ、口に含むと豊かな果実味が広がるとともに、しっかりとしたタンニンとほどよい酸味がバランス良く調和したワインです。
タイプ |
赤ワイン |
飲み口 |
辛口 |
ブドウ品種 |
ネッビオーロ
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原産国・地域 |
イタリア/ピエモンテ
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生産者 |
ラ・スピネッタ(La Spinetta) |
テイスティングノート
色調は深いガーネット色。
香りはネッビオーロ由来のブラックチェリー、ブラックベリー、プラムの香りが広がり、さらに華やかなバラの花の香りも感じられます。フレンチオーク由来のスパイスやタバコのニュアンスもほのかに漂います。
口に含むと、豊かな果実味が広がり、豊かで丸みのあるタンニンとほどよい酸味がバランス良く調和しています。
口当たりはスムーズで、余韻は長く持続力があるフルボディのワインです。
【生産者】ラ・スピネッタ
妥協のない高品質なワイン造りを続ける名門ワイナリー
ラ・スピネッタは、1977年にリヴェッティ家がピエモンテ州で創業した家族経営のワイナリーです。80年代後半にリリースしたモスカート・ダスティが高い評価を受け、ラ・スピネッタの名声を世界に広めました。
リヴェッティ家は「ワイン造りの90%は畑での仕事にある」との信念のもと、ブドウ栽培に最大限の注意を払っています。また、気候や地形、土壌などブドウを取り巻く環境の全てを意味する「テロワール」を表現するためにワイナリーの拠点があるピエモンテ州とトスカーナ州の土着品種のみを使用したワインづくりを行っています。
リヴェッティ家は、これまでバローロ、バルバレスコ、バルベーラなどの素晴らしいワインを生み出してきました。彼らのワインは国際的な影響力があるイタリアのワイン専門誌「ガンベロロッソ」で多くのトレ・ビッキエーリ(最高評価)を受賞するなど、国内外で数えきれないほどの名声を獲得しています。
現在、ワイナリーの経営は現当主のジョルジュ・リヴェッティを含む、創業者の息子3人が担っています。今も創業当初からのこだわりは揺るぐことなく、妥協のない高品質なワインづくりを追求し続けています。
ラ・スピネッタのテロワールの表現に重点を置いたワイン造り
リヴェッティ家のワイナリーは、環境に配慮した農法と厳格な栽培方法で知られています。化学薬品の使用を最小限に抑え、80年代に当時ピエモンテで進歩的だったグリーン・ハーヴェスト(摘果による収量制限)を導入し収量を制限することで、より高品質なブドウを栽培しています。
10月初旬から中旬にかけて完熟したブドウを手作業で丁寧に収穫後、ブドウは温度管理されたタンクでのアルコール発酵を経て、フレンチオーク樽でマロラクティック発酵を行うことで、ワインに豊かな風味とまろやかさが加わります。その後、ミディアムローストされたフレンチオークの新樽の小樽(バリック)で12ヶ月にわたる熟成が行われます。ボトリングの2ヶ月前にステンレスタンクに移され、ボトリング後2ヶ月間の瓶熟成を経て、完成したワインが世に送り出されます。ろ過や清澄は行わないため、ワインの自然な風味と特徴がそのまま保たれています。
こうした過程を経てラ・スピネッタの高品質なワインが生み出されているのです。
【生産地】ピエモンテ州
ピエモンテ州はイタリア北西部でフランスとスイスとの国境に接し、アルプス山脈のふもとに広がる地域で、ランゲ、ロエロ、モンフェッラートといった主要なワイン産地が含まれる地域です。
気候は大陸性で、四季がはっきりしています。夏は暑く乾燥し、日中の気温が高く、夜は涼しくなります。冬は寒冷で、山間部では雪が多く降ります。春と秋は温暖でぶどうの成長と収穫に最適な季節です。ピエモンテの気候は、ぶどうがゆっくりと成熟するのに理想的で、特にネッビオーロ種のぶどうに適しています。
また、土壌は石灰岩、粘土質、砂質といった多様性のある土壌で、これらの要素が組み合わさることでピエモンテのワインに独特の風味がもたらされています。
ピエモンテのワインは、その品質とコストパフォーマンスの高さで広く知られており、特にネッビオーロ種のワインは、豊かなタンニンと複雑な風味を持ち、高級ワインを生み出す品種でありながら、フランスやイタリアの高級ワインのなかでも、安定した品質を保ちつつ比較的リーズナブルな価格帯のワインもあるため、非常に魅力的です。