商品について
ナパ・ヴァレー最高峰のワインを生むクインテッサのオーナーが設立したファウストの手掛ける赤ワイン。有名カルトワイン「プリズナー」で名を馳せたスター醸造家を招き入れ、クームズヴィルの冷涼なテロワールを最大限に引き出して生み出されます。
このワインはモダンなスタイルが特徴のカベルネ・ソーヴィニヨンで、豊かな果実味とフレッシュな酸、力強さと柔らかさを兼ね備えています。クインテッサとは異なるアプローチで造られた、独自の魅力を放つ一本です。
| タイプ |
赤ワイン |
| 飲み口 |
フルボディ |
| ブドウ品種 |
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| 原産国・地域 |
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| 生産者 |
ファウスト（Faust） |
| 格付け |
A.V.A.Coombsville |
テイスティングノート
色調は、深みのあるガーネットです。
香りは、カシスやブラックチェリーの熟した果実に、ミントのニュアンスが重なり、爽やかさと複雑さを感じさせます。
口に含むと、凝縮された果実味とミネラルの調和が印象的です。豊かな酸が全体を引き締め、フレッシュさを保っています。
ナパ・ヴァレーのワインの中でも、エレガントで複雑な風味が際立つ、バランスの取れた味わいのワインです。
【生産者】ファウスト
ファウストは、1998年、カリフォルニア州ナパ・ヴァレー南端のクームズヴィルで設立されたワイナリーです。創業者のアグスティンとヴァレリア・ヒュネーウス夫妻は、チリの大手ワイナリー「コンチャ・イ・トロ」で経営手腕を発揮し、その後カリフォルニアに移住。ナパ・ヴァレーで高品質なワイン造りに情熱を注いできました。ワイナリー名は、ドイツの文豪ゲーテの戯曲『ファウスト』に由来し、知識と経験を追求する夫妻のワイン造りへの情熱と探求心を表しています。
ファウストは、ナパ・ヴァレーで特に冷涼なクームズヴィルのテロワールを最大限に活かし、カベルネ・ソーヴィニヨンの力強さとエレガンスを追求する独自のスタイルが特徴です。その卓越した品質は国内外で高い評価を受け、レストラン業界でも絶大な人気を誇ります。また、ワイン業界で影響力のあるワイン・スペクテーター誌、ワイン・アドヴォケイト誌、ワイン＆スピリッツ誌、ジェームス・サックリング氏からも高得点を獲得し、その実力が認められています。
カルトワイン醸造家のテロワールを表現したワイン造り
ファウストのワイン造りは、その栽培や醸造の多くがベールに包まれていますが、その卓越した品質が世界中で高く評価されています。持続可能な農法を採用し、環境保全と高品質なワイン造りを見事に両立しています。
ファウスト ナパ・ヴァレーは、クームズヴィルを中心に、ラザフォード、オークヴィルなど、ナパ・ヴァレーの異なる地域からブドウを調達して造っています。冷涼で晩熟なコームズヴィルの果実に、より熟したナパ・ヴァレー北部の果実をブレンドすることで、複雑で深みのある味わいを実現しています。
ベクストファーやパルメイヤー、ステージコーチといったナパ・ヴァレーを代表する銘醸畑のブドウが厳選され、ナパ・ヴァレーのカルトワイン「プリズナー」で一時代を築いたワイン醸造家デイビッド・イェリネク氏が醸造を手掛けています。こうして生み出されるカベルネ・ソーヴィニヨンは、ナパ・ヴァレーの豊かなテロワールがもたらす力強さとエレガンスを兼ね備え、その柔らかで凝縮感に富んだ味わいが飲む人を魅了してやみません。
【生産地】ナパ・ヴァレー
ファウストは、アメリカ・カリフォルニア州のナパ・ヴァレーに位置しています。サンフランシスコの北約80kmに広がるこの地域は、東にヴァカ山脈、西にマヤカマス山脈がそびえ、南端はサンパブロ湾に面した全長50km、幅8kmの細長い渓谷です。この独特な地理的条件が、ナパ・ヴァレーに多様な気候と土壌の組み合わせをもたらしています。
ナパ・ヴァレーの気候は地中海性気候で、ブドウの生育期間に晴れの日が多く、日中は温暖で湿度が低いのが特徴です。夏の日中は気温が40°C近くまで上がる一方で、夜間は太平洋から涼風が吹き込んで気温が大きく下がります。昼間の暖かさがブドウの糖度を上げ、夜間の冷え込みが糖と酸の分解を抑制します。この結果、ブドウはゆっくりと均一に成熟し、果実味と酸味のバランスがとれたワインが造られます。
クームズヴィル
クームズヴィルは、カリフォルニア州ナパ・ヴァレーの南東端に位置し、サンパブロ湾に近接するエリアです。そのため、海からの冷涼な風と朝霧の影響を特に強く受け、夏の日中でも気温上昇が抑えられ、夜間はさらに涼しくなります。ナパ・ヴァレーの中でも冷涼な気候がもたらす恩恵を特に受けている地域と言えるでしょう。
クームズヴィルの土壌は、主に風化した火山性岩石で構成され、水はけが良くミネラル豊富なことが特徴です。そのため、ブドウは水分を求めて地中深くまで根を張り、土壌から豊富なミネラルを吸収します。その結果、凝縮感のある果実味と複雑な風味を持つブドウが育まれます。さらに、砂利質の土壌も含まれていることで、ワインには独特のミネラル感と奥行きのある風味の層が生まれます。
これらの要素が相まって、クームズヴィルのテロワールは、豊かで個性的なワインを生み出す理想的な環境となっているのです。
