レンマノチェアマンズセレクションシラーズRenmano Chairman's Selection Shiraz

レンマノチェアマンズセレクションシラーズは、オーストラリアのワイン。
シラーズ特有の濃いタンニン、ブラックベリー類の風味が好ましい1本です。代表的なオーストラリアのワインながら、コストパフォーマンスが抜群です。

858円（税抜 780円）

750ml

商品について

レンマノチェアマンズセレクションシラーズは、100年以上の歴史を誇るワイナリーで生産されています。
1980年代以降、300を超えるショウアワードを受賞している実力派です。オーストラリアの大地と相性が良いシラーズはスパイシーでグラマラス、濃いタンニンがほどよいアクセントになっています。

タイプ	赤ワイン
飲み口	フルボディ
ブドウ品種	シラーズ　100％
原産国・地域	オーストラリア/南東オーストラリア
生産者	レンマノ（Renmano）

テイスティングノート

色調は鮮紅色。
香りは、ブラックベリーやスミレに加えて、オーク樽に由来するバニラが感じられます。ブラックペッパーのスパイシー感も際立っています。

口に含むと、プルーンやブラックチェリー類の豊かな果実味が広がり、バニラやスパイスのニュアンスとともに溶け合います。シラー独特のしっかりとしたタンニンがあり、バランス感のある複雑なコクを楽しめます。長く続くエレガントな余韻も魅力的。

【生産者】レンマノ

レンマノチェアマンズセレクションシラーズは、オーストラリアで古い歴史を誇るレンマノ・ワイナリー（Renmano Winery）の代表作。レンマノは1916年、オーストラリア初の協同組合ワイナリーとして設立されました。

ワインに関する主な研究機関が集中する南オーストラリア、その中でもブドウの産地として知られるリヴァーランドに本拠地があります。創業以来、高品質のワインを生産し、評価を高めてきました。

オーストラリアを代表するレンマノは、もともとはBRLハーディーズ（BRL Hardys）の傘下にあったワイナリーでした。2003年、BRLハーディーズがアメリカのコンステレーション（Constellation）に合併されたことに伴い、レンマノもコンステレーション・ワインズ・オーストラリア（Constellation Wins Australia）の一翼を担うことに。
世界的に有名なワイナリーグループの名に恥じない、優れたワインを生産しています。

レンマノの哲学は「良いワインは良いブドウから始まる」。
このモットーを実践するために、厳選された畑から収穫されたえり抜きのシラーズのみを使用。革新的な技術と伝統的な製法を組み合わせ、高い品質を保持しています。

最高のコスパワインで世界を魅了するレンマノのワイン造り

レンマノチェアマンズセレクションシラーズに使用されるブドウは、世界的な評価を持つワインメーカーによって選別されています。オーストラリアを代表するシラーズの中でも、高い品質のブドウが確保されています。

ブドウの栽培に不可欠な水は灌漑によって厳しく管理されており、最適なサイズのブドウが収穫できる仕組みです。
土壌の健全性や生物の多様性も重視し、持続可能な農法を導入。環境にやさしいワイン造りに努めているのもレンマノの特徴です。

収穫は夜間に行われます。その理由はいくつかありますが、気温が低い夜間は果実内の酵素や微生物の活動が不活発なため、ブドウの品質が保たれやすいというメリットがまず挙げられます。糖度や酸度、香りが損なわれることなく、フレッシュ感を維持できるわけです。酸化や発酵が進まないまま、ブドウはワイナリーへと運ばれます。
風味やアロマを守るために、栽培や収穫時から細心の注意を払っているのです。

シラーズはもともとしっかりしたタンニンを持つ品種ですが、発酵の過程でもタンニン重視の工夫が見られます。徹底した温度管理はもちろん、果皮と果汁が接触する時間をしっかりと調整。この手間をかけることで、果皮に含まれるアントシアニンとタンニンが果汁へと浸透し、ワインの豊かな色と骨格を形成します。

熟成にはオーク樽が用いられます。オーク材に含まれるリグニンやへミセリロース、タンニンが熟成中のワインと反応。分解された成分によって、バニラの風味を持つバニリンが生成されるのです。
またオーク材の焼き加減によって、香ばしい香りがワインに加わります。オーク樽には微小な酸素透過性があるため、味わいがゆっくりと変化します。タンニンの柔らかさや複雑な風味は、こうしたさまざまな条件を経て完成します。

【生産地】南東オーストラリア

オーストラリア南東にあるレンマノ。ビクトリア州、ニューサウスウェールズ州、南オーストラリア州を含む地域が、オーストラリア南東部とされています。メルボルン、シドニー、アデレードなどの主要都市をカバーする、広域に及んでいます。オーストラリアワインの産業の発祥はニューサウスウェールズ州にあり、主要な産地である南オーストラリアも含み、南東部はワイン生産がさかんです。

オーストラリア南東部の気候は地域によって異なりますが、一般的には温暖な地中海性気候。乾燥する夏と湿潤な冬が特徴で、沿岸部のブドウ畑は海洋性気候の影響を受けます。年間を通じて安定した気温と降水量があり、山岳地帯では冷涼な気候や霧がワインの味わいを複雑にするケースも見受けられます。

気候と同様、オーストラリア南東部の土壌は多様。
アデレードから近いバロッサバレーの土壌は、鉄分を多く含む赤土（Terra Rossa）や砂質が特徴です。
メルボルン近郊のヤラバレーは、火山性土壌やローム質土壌（粘土とシルトと砂が適度に混ざった土）で、高い排水性があります。
シドニーから行けるハンターバレーは、砂質および粘土質のローム土壌で知られています。
マレー川とダーリング川が流れるマレーダーリング盆地は、河川流域の特色である沖積土や砂質土壌が多く、灌漑技術によってブドウが栽培されます。

いずれの地域でも気候が良く、安定した質と量のブドウが収穫できます。