ニコラ・ジョリー サヴニエール レ・ヴュー・クロNicolas Joly Savennieres Les Vieux Clos
ビオディナミ農法の先駆者でロワール地方の巨匠、ニコラ・ジョリーが贈る至高の一本。
自然との共生を重んじ育まれたシュナン・ブランが、銘醸地サヴニエールのテロワールを余すことなく体現。豊かな果実味と酸味、独特のミネラル感を持つ世界最高峰の一杯です。
ビオディナミ農法の先駆者でロワール地方の巨匠、ニコラ・ジョリーが贈る至高の一本。
自然との共生を重んじ育まれたシュナン・ブランが、銘醸地サヴニエールのテロワールを余すことなく体現。豊かな果実味と酸味、独特のミネラル感を持つ世界最高峰の一杯です。
フランス・ロワール地方屈指の銘醸地サヴ二エールで、自然との調和を重視する有機農法の一種ビオディナミ農法を世界に先駆け実践してきたパイオニア、ニコラ・ジョリーが手掛ける白ワインです。
「土地を表現するワイン」という哲学のもと、テロワールを極限まで表現する栽培と醸造を通じて、凝縮感のある果実味とバランス良い酸味、力強いミネラル感を持つ一本が生み出されます。長期熟成のポテンシャルを持ち、ロワール地方の真髄を伝える究極のシュナン・ブランです。
タイプ | 白ワイン |
---|---|
飲み口 | 辛口 |
ブドウ品種 |
シュナン・ブラン 100%(2020)
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原産国・地域 |
フランス/ロワール/サヴニエール
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生産者 | ファミーユ・ジョリー(ニコラ・ジョリー) |
格付け | AOC サヴニエール |
色調は、輝く黄金色です。
香りは、熟したリンゴやマルメロ(洋ナシに似た形のバラ科の果物)、蜂蜜のフローラルな香りが豊かに広がります。
口に含むと、力強いミネラル感と柑橘系の果実味が絶妙に調和し、バランスの取れた酸味が全体を引き締めています。自然発酵が生む凝縮感と深みのある味わいが特徴で、しっかりとした骨格と長い余韻が印象的です。
このワインは、サヴニエールの優れたテロワールを見事に表現した偉大な白ワインです。
ファミーユ・ジョリーは、現当主ニコラ・ジョリーが1976年にフランスのロワール地方でワイン造りを始めたのがワイナリーの歴史の始まりです。その後、娘のヴィルジニーと息子のヴァンサンが経営に参画し、2019年にワイナリー名をそれまでの「二コラ・ジョリー」から「ファミーユ・ジョリー」へと改名。家族経営のワイナリーであることを強調しながら、家族一丸となってワイナリーの理念と技術を次世代へとつなげています。
ワイナリーはロワール川右岸のサヴニエール地区に位置し、シュナン・ブランを用いた長期熟成可能な白ワインを生産しています。中でも「クレ・ド・セラン」は歴史ある畑で、1962年からジョリー家が所有しています。
ニコラ・ジョリーはもともとニューヨークのウォール街で働くビジネスマンでしたが、ワイン造りへの情熱から1976年に帰郷し、親からワイナリーを継承。当初は化学肥料を使用していたものの土壌の劣化を感じ、ルドルフ・シュタイナーの提唱するビオディナミ農法を1980年代初頭に導入。「土地を表現するワイン」という哲学を確立し、ビオディナミ農法を広めた生産者として知られています。2001年には「Return to Terroir」という団体を設立し、ビオディナミ農法の普及活動を積極的に推進しています。
ニコラ・ジョリーでは、「美味しいワインである前に、その土地を表現したワインでなければならない」という哲学のもと、有機農法の一種であり、より自然との調和を重視したワイン造りを行うビオディナミ農法を世界に先駆けて実践してきました。
ワイナリーでは、牛や羊を飼育し、イラクサなどのハーブを育て、これらをビオディナミ農法の調合剤(プレパラシオン)の材料として利用しています。自然素材を混合して作られる調合剤には、土壌の健康を促進し、ブドウの成長を助ける役割があります。また、馬による耕作や家畜による草の管理などを通じて、自然環境と共生しながらワイン造りを行っています。
収穫は手作業で丁寧に行われ、完熟したブドウのみ摘み取ります。これによりブドウの品質を最大限保ち、新鮮でピュアな味わいを持つワイン造りを実現しています。
収穫後は、醸し(マセラシオン:果汁に果皮や種子を漬け込む工程)の時間を調整しながら、果皮や種子からの成分を抽出します。
発酵は、自然酵母のみ使用し、温度管理を行わないことで、様々な酵母が異なる温度帯で活動し、複雑なアロマと風味をもたらします。
熟成はフレンチオークの古樽で行うことで、樽香を控えめに抑え、ワイン本来の個性とサヴニエール地区のテロワールが際立つワインに仕上げています。
ロワール渓谷はフランスの中央部に位置し、ロワール川沿いに広がる広大なワイン産地です。
広大な地域ゆえ多様な気候と土壌が存在し、シュナン・ブラン、カベルネ・フラン、ソーヴィニヨン・ブランといった様々な品種が栽培されています。
サヴニエールはロワール川の北岸、アンジュー地域に位置する銘醸地です。南向きの斜面が多く、ブドウが一日中十分な日光を浴びることができる、理想的な栽培環境に恵まれています。
気候は海洋性と内陸性両方の影響を受け比較的温暖で安定し、霜害のリスクが低い地域です。日中と夜間の寒暖差が大きいのが特徴で、これがブドウの品質に大きく影響します。日中の気温上昇でブドウの糖度が高まり、夜間の冷え込みにより糖と酸の分解が抑制されます。この寒暖差でブドウがゆっくりと均一に成熟し、香り成分も蓄積されることで、果実味と酸味のバランスが良く、柑橘系や熟した果実の豊かな風味を持つブドウが育ちます。
サヴニエールの土壌は、主に片岩と石灰岩土壌で構成されており、ミネラルを豊富に含んでいます。特に片岩土壌は、この地のシュナン・ブランに、キリッとした味わいと生き生きとした風味、そして石のように力強いミネラル感をもたらします。
「サヴニエール レ・ヴュー・クロ」は、この地域のテロワールを見事に反映し、エレガントなミネラル感と長期熟成のポテンシャルを持つ偉大なワインとして知られています。
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