マルク・ブレディフ ヴーヴレイ・リッチ グランダネMarc Brédif Vouvray Grande Année
フランス・ロワール地方の名門マルク・ブレディフが手がける白ワイン。
ロワール川沿いに広がるヴーヴレイの豊かなテロワールを最大限に生かし、有機栽培のシュナン・ブランで造られた、長期熟成にも耐えうるエレガントな味わいの一本です。
フランス・ロワール地方の名門マルク・ブレディフが手がける白ワイン。
ロワール川沿いに広がるヴーヴレイの豊かなテロワールを最大限に生かし、有機栽培のシュナン・ブランで造られた、長期熟成にも耐えうるエレガントな味わいの一本です。
ヴーヴレイの名門、マルク・ブレディフが手がける希少なワイン。有機農法で丁寧に育てられたシュナン・ブランを使用し、冷涼なヴーヴレイが持つテロワールの個性を最大限に引き出したミネラル豊かな逸品です。
香りは豊かな柑橘系のアロマに加え、青リンゴや花のニュアンスが広がります。口に含むと、フレッシュで明るい酸味と果実のピュアな風味がバランスよく調和し、クリアな味わいが楽しめます。長期熟成にも適しており、時を経ることでさらに深い魅力も楽しめる一本です。
タイプ | 白ワイン |
---|---|
飲み口 | 甘口 |
ブドウ品種 |
シュナン・ブラン
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原産国・地域 |
フランス/ロワール/ヴーヴレイ
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生産者 | マルク・ブレディフ(Marc Brédif) |
格付け | AOC Vouvray |
色調は、美しいクリスタルのような淡い黄色を呈しています。
香りは、豊かな柑橘系のフレッシュなアロマが豊かに広がり、青リンゴや花の繊細なニュアンスも感じられます。さらに、ロワール地方特有の石灰岩由来のミネラル感と、火打石を思わせる香りがワインに奥行きを与えています。
口に含むと、フレッシュで生き生きとした酸味が際立ち、果実のピュアな風味が広がります。石灰岩の影響でワインに柔らかい質感が加わり、火打石からもたらされる力強いミネラル感が印象的です。バランスの取れたクリアでエレガントな味わいと、長い余韻が魅力的なワインです。
マルク・ブレディフは、1893年に創業者エルネスト・ブレディフによってフランス中央部のロワール地方ヴーヴレイに設立された歴史あるワイナリーです。その後甥のマルク・ブレディフが事業を引き継ぎワイナリーの名声を大きく高めたことから、彼の名がワイナリーに付けられました。
1980年にはロワールワインの第一人者であるパトリック・ドゥ・ラドゥセット男爵が事業を継承。男爵は伝統を守りつつ革新を導入し、ワイナリーを飛躍的に発展させました。ワイナリーには8世紀から続く、テュフォーというこの地方特有の白い石灰岩でできた広大なカーヴ(地下蔵)があり、ワインの長期保存に最適です。このカーヴには1874年ヴィンテージを含む極めて貴重なコレクションが現在も保管されています。
マルク・ブレディフは、自社畑で栽培されるシュナン・ブランから、長期熟成が可能な優れたワインを生み出しており、ヴーヴレイを代表する生産者として国内外で高く評価されています。
マルク・ブレディフでは、有機農法を採用し持続可能な農業に取り組んでいます。化学肥料や農薬には一切頼ることなく、土壌と周囲の生態系の健康を守りながらブドウを栽培しています。
収穫は手作業で行われ、品質の高いブドウのみを丁寧に選別しています。
発酵はステンレスタンクで行い、ブドウ本来のフレッシュでピュアな風味を保っています。また、低温で熟成を行うことで、化学反応が穏やかになり、果実味と酸のバランスが取れたワインが生まれます。
このように、マルク・ブレディフでは自然との調和や、自然な味わいを大切にしたワイン造りを丁寧に行っています。これにより、繊細なアロマと深い味わいを持つ長期熟成に適したワインを世に送り出しているのです。
ロワール地方は、フランスの中央部から西部に広がる広大なワイン産地を有するエリアです。フランス最長の川であるロワール川に沿って、東のサンセールやプイィ=フュメから西のナント近郊まで、約1000キロにわたってワイナリーが広がっています。この地域は「フランスの庭園」とも呼ばれ、美しい自然景観と歴史的な古城が点在する観光地としても有名です。
この地方の気候は、その広大な地域ゆえに、大西洋からの影響を受ける西部の海洋性気候から、内陸に行くほど大陸性気候へと変化します。土壌もまた多様で、地域によって様々な特徴があります。この気候と土壌の多様性が、ロワール地方のワインに豊かな個性をもたらし、世界中のワイン愛好家を魅了し続けています。
ヴーヴレイは、ロワール地方の中心部トゥーレーヌ地区に位置する名高いワイン産地です。ロワール川の北側に広がる丘陵地帯にあり、川が削った地形の上にブドウ畑が広がっています。
この地域の気候は、大西洋からの海洋性気候と内陸の大陸性気候の影響を受け、夏は涼しく冬は寒い地域ですが、年間を通じて寒暖差は比較的穏やかです。また、この地域の気候面での大きな特徴は、川で朝霧が頻繁に発生することです。冷涼な気候と朝霧の影響で、シュナン・ブランはゆっくりと成熟し、糖を蓄えながら酸味を保ち、香り成分も蓄積されます。これにより、フレッシュで明るい酸味とともに、柑橘系や青リンゴ、花のニュアンスが際立つワインが生まれます。
さらに、湿度の高い環境は貴腐菌(ボトリティス・シネレア菌)の発生を促すことから、甘口ワインの生産でも知られています。
この地域の土壌は、白亜紀の石灰岩層に粘土や砂が混じった複雑な地質で構成されています。特に、テュフォー(軟石灰岩)とシレックス(火打石)が特徴的です。テュフォーは水はけが良く、ブドウの根が地中深く伸びることで土壌からより多くの栄養を吸収し、ワインに柔らかな質感を加えます。シレックスは独特の火打石のような香り、そして力強いミネラル感と複雑さをワインにもたらします。
この独特のテロワールにより、ヴーヴレイでは辛口から甘口、さらに長期熟成が可能なワインまで幅広く生産されています。
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