商品について
ナパ ハイランズはナパ・ヴァレーらしいカベルネ・ソーヴィニヨンを追求し、コストパフォーマンスにも優れた一本です。
異なるテロワールを持つナパ・ヴァレーの複数の地域から、持続可能な農法で育ったブドウを厳選。これらを巧みにブレンドすることで、凝縮した果実味や複雑な風味を実現しています。力強いタンニンとエレガントな余韻も印象的で、お手頃価格でナパの魅力を楽しめるワインとして、大変おすすめです。
タイプ |
赤ワイン |
飲み口 |
辛口 |
ブドウ品種 |
カベルネ・ソーヴィニヨン 100% (2022)
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原産国・地域 |
アメリカ/ナパヴァレー
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生産者 |
ナパ ハイランズ(Napa Highlands) |
格付け |
A.V.A. ナパ・ヴァレー |
テイスティングノート
香りは、熟したブラックベリー、カシスといった果実が豊かに広がり、フレンチオーク樽での熟成から生まれるヴァニラ、クローブ、シナモンなどのスパイスのニュアンスが特徴的です。さらに、アメリカンオーク樽によって引き出されるビターチョコレートやココナッツの香りが加わり、複雑で深みのあるアロマが魅力的です。
口に含むと、凝縮感のある果実味が広がり、しっかりとした酸とフレッシュさがバランスよく調和しています。熟成を経たまろやかで滑らかなタンニンも感じられ、豊かなミネラル感とともに長く心地よい余韻を残します。
全体として、ナパ ハイランズのカベルネ・ソーヴィニヨンは、濃厚な果実味と洗練された酸味、そして複雑で深みのある味わいを持つ高品質なワインです。
【生産者】ナパ ハイランズ
ナパ ハイランズは、カリフォルニア州ナパ・ヴァレーを拠点とする「スミス・アンダーソン ワイン グループ」の一部として、2000年に設立されました。設立当初はハウエル・マウンテンでカベルネ・ソーヴィニヨンやジンファンデルを主に生産していましたが、現在はメルローやピノ・ノワールなど、さまざまな品種を手掛けています。ナパ・ヴァレーの中でも選ばれた畑から、異なるテロワールで最適な品種を栽培し、持続可能な農法でワインを生産しています。
特にオークヴィルとヨントヴィル地区で収穫されるカベルネ・ソーヴィニヨンは高く評価されています。さらに、カーネロスやオークノールで栽培されるシャルドネ、カリストガやラザフォードで生産されるメルローなど、他の品種においても高い品質を誇り、ワイン愛好家から広く支持されています。
テロワールを最大限に引き出す自然と調和したワイン造り
ナパ ハイランズは、持続可能な農法を取り入れ、ナパ・ヴァレーの自然環境を最大限に生かしてワインを生産しています。
栽培では、ドライファーミング(自然降雨のみで作物を栽培する農業手法)を採用することで、ブドウの根が水分を求めて地中深くまで伸び、土壌からミネラルや水分をしっかりと吸収します。これにより、凝縮感のある果実が育ち、ワインに濃厚で豊かな風味、また複雑さとフレッシュな酸味がもたらされます。
収穫は、気温の低い夜間や早朝に手作業で行うことで、収穫後の酸化を防ぎつつフレッシュさを維持します。この丁寧な収穫方法が、鮮やかなフルーツの香りとバランスの取れた酸味を持つワイン造りを可能にしています。
醸造では、ブドウをやさしく破砕した後、低温でアロマや色素を丁寧に抽出。発酵後もマセラシオン(醸し:果汁に果皮や種子を漬け込む工程)を行い、果実味とタンニンのバランスを最適化します。熟成にはフレンチオークとアメリカンオークの樽を使用。フレンチオークからはスパイスとまろやかなタンニン、アメリカンオークからはヴァニラとココナッツと、それぞれがワインに独自の風味や複雑さと深みをもたらしています。
このように、ナパ ハイランズのカベルネ・ソーヴィニヨンは、自然環境を生かした丁寧なワイン造りで、凝縮感のある果実味と複雑な風味、バランスの取れた酸味が特徴の高品質なワインを生み出しています。
【生産地】ナパ・ヴァレー
ナパ ハイランズのカベルネ・ソーヴィニヨンは、カリフォルニア州北部に位置するナパ・ヴァレーで生産されています。サンフランシスコ湾の約80キロメートル北に広がるこのエリアは、東西を山脈に挟まれ、起伏に富んだ地形と多様な土壌が特徴です。特にラザフォードやオークヴィル、ヨントヴィルといった地区は、世界的に評価されるワイン産地として知られています。
ナパ・ヴァレーは地中海性気候に分類され、昼夜の寒暖差が大きいことが特徴です。日中は温暖で十分な日照があり、ブドウの成熟が促進され糖分が蓄積されます。一方で夜間は気温が下がり、糖と酸の分解が抑制されます。加えて、南のサンパブロ湾から吹き込む冷涼な風がブドウの成熟速度を緩やかにすることで、ブドウが均一に成熟して果実味と酸のバランスが取れた高品質なブドウが育ちます。
一方で土壌は、火山性や沖積層、砂利、粘土など多様な土壌が混在。中でも、砂利質土壌は水はけが良く、ブドウの根が水分を求めて地中深くまで伸び、土壌から豊富なミネラルを吸収することで、ワインに複雑な風味がもたらされます。
ナパ ハイランズ カベルネ・ソーヴィニヨンの味わいを生み出す複数の銘醸地
ナパ ハイランズ カベルネ・ソーヴィニヨンは、主にオークヴィルとヨントヴィルの畑で育った厳選ブドウを使用しています。これらの地区はカベルネ・ソーヴィニヨンの産地として全米でも評価が高く、豊かな果実味と酸、しっかりしたタンニン、そして長い余韻を持つリッチでエレガントなカベルネ・ソーヴィニヨンを生むことで知られています。
加えて、ラザフォードやチャールズヴァレーといったナパ・ヴァレーの他の地域のブドウも使われています。ラザフォードは豊富な日照がカベルネ・ソーヴィニヨンの成熟を促し、濃厚でフルボディのワインを生み出します。また、砂利質の土壌は水はけが良く、根が深く伸びることで凝縮感のある果実味とミネラル感がワインに加わります。
一方、チャールズヴァレーは標高240〜600メートルに位置し、昼夜の寒暖差が大きく、ブドウの成長がゆっくり進みます。冷涼な気候と火山性砂利質土壌により、フレッシュさと酸味を保ちながらも複雑で凝縮した果実味を持つブドウが育ちます。
このように、ナパ・ハイランズではナパ・ヴァレーの複数の銘醸畑のブドウを厳選して巧みにブレンドすることで、多様な風味のバランスが取れたカベルネ・ソーヴィニヨンに仕上げています。