商品について

ラーツは、樹齢約35年の古樹のブドウを低収量で栽培しています。栽培地の土壌は2種類あり、花崗岩土壌からは爽やかなシトラスの香りやミネラル感が、砂岩土壌からはトロピカルフルーツや熟したリンゴのニュアンスに加えて、骨格のある味わいが得られます。口に含むと鮮やかな酸味が広がり、古樹由来のしっかりしたボディが味わい全体に深みを与えます。

タイプ	白ワイン
飲み口	辛口
ブドウ品種	シュナン・ブラン100％（2019）
原産国・地域	南アフリカ/ステレンボッシュ/ポルカドライヒルズ
生産者	ラーツ

テイスティングノート

黄リンゴやキウイ、パイナップル、グリーンメロン、ライムの鮮やかな香りが広がり、フレッシュでエレガントな酸味が特徴的です。口に含むと柑橘系の風味が際立ち、土壌由来のミネラル感が余韻に残り、フルーティーさと深みが絶妙に調和しています。

【生産者】ラーツ

ラーツは2000年に南アフリカのステレンボッシュで設立され、シュナン・ブランとカベルネ・フランに特化し2品種のみに注力することで、高品質なワインを生産しています。2018年には『プラッターズ・ガイド』でワイナリー・オブ・ザ・イヤーを受賞。ブルーワー・ラーツ氏は環境への配慮も重視しており、「土」にこだわり、農薬は使用せず、自然の状態を保つため、有機栽培やビオディナミの考えに基づいたブドウ栽培を行い、サステイナブルな農法を実践しています。

ラーツのワイン造り

ラーツには、花崗岩土壌と砂岩土壌からなる２種類の畑があります。
ブドウ樹の仕立て方も、垣根式と株仕立ての２種類を採用。
灌漑を行う畑もあれば、行わない畑もあり、それぞれ、畑ごとに適した柔軟な栽培方法をおこなっています。有機栽培やビオディナミの考えに基づいたサステイナブルな農法を実践し、樹齢平均35年の古樹から、7-8トン/haの収穫量を得ています。収穫後は、それぞれの土壌ごとに別々のステンレスタンクで発酵させ、樽は使わず、そのまま澱が入ったまま6ヶ月熟成をします。

【生産地】ステレンボッシュ

ステレンボッシュは南アフリカの西ケープ州に位置し、地中海性気候で夏は乾燥し暖かく、冬は湿潤です。フォールス湾から吹くそよ風による夏の温度の緩和がブドウの酸味を保持します。
沿岸部に近い栽培地は砂質や沖積土壌から成り、山あいの斜面の栽培地になると、主に花崗岩や頁岩土壌が広がり、多様な土壌がみられます。

ポルカドラーイ・ヒルズ

ポルカドラーイ・ヒルズは沿岸部近くに位置するため、海からの冷涼な風がブドウ畑に届き、夏季の高温を和らげブドウの成熟を均一に保ちます。
南向きの斜面が多いため日照時間を豊富に得られ、水はけが良く、根系の健全な発達を促します。
風化したドロマイト花崗岩土壌は、出来上がるワインのアルコールの上昇を抑え、味わいにフレッシュさを、風味には洗練されたエレガンスと気品を与えます。そのため、クラシック品種のワイン造りに最適です。