ソムリエとしての経歴
佐々木健太は、北海道江別市出身のプロソムリエで、現在はhomewine storeの専属主任ソムリエを務めています。
彼は21歳でソムリエ資格を取得し、南フランス・ニースのミシュラン一つ星レストラン「Keisuke Matsushima」にて1年間の研鑽を積み、ソムリエとしての高みを目指していました。
帰国後、彼は最年少で全日本最優秀ソムリエコンクールに出場し、その経験からさらなる成長を求めて上京を決意。
東京では「フォーシーズンズホテル丸の内東京」や「南青山レストランL’AS」など、名だたる高級レストランで腕を磨きます。その間、27歳以下のソムリエが競う「ソムリエスカラシップ」にて優秀賞を受賞。2021年には全日本最優秀ソムリエコンクールでファイナリストに残り、第5位という好成績を収めました。
その勢いに乗って、アカデミー・デュ・ヴァン東京校の講師として多くのソムリエの育成に携わった後は、オンライン専門のワインスクール「ヴィノテラスワインスクール」の立ち上げにも参画しています。初年度から1000名を超える生徒が集まり、彼の論理的で明確な授業が好評を博し、今ではソムリエ試験合格者のほとんどが彼の受講生となっています。
年間5回ほど海外のワイン産地を訪れ、現地の情報収集を行う姿勢を貫いている彼のモットーは、「ソムリエには産地を訪れるソムリエと、産地を訪れないソムリエの2種類しかいない」。
実は佐々木の講義はワインの基本知識に加え、実際に現地を訪れ、五感全てを使って感じとってきた実体験をたくさん盛り込んでいます。そのため彼のテイスティングやサービス実技などは、まさにソムリエとしてのすべての範囲をカバーしていると言えます。
そして2021年、ソムリエ佐々木は毎月4本の小瓶ワインと解説動画/資料がセットで届く「自宅に届くワインスクール – ホームワイン -」事業の責任者になります。
ソムリエ試験の受講生以外の一般ユーザーにもワインの魅力を伝えるためのこれまでにない新たな切り口でワイン文化を広め続けています。
ワイン選びで大切にしていること
ソムリエ佐々木がワインを選ぶ際に特に重視しているポイントが2つあります。
ワインから土地や気候、あるいは造った人などの痕跡を感じられるワイン、つまりは「テロワール」とワインが持つ「ストーリー」を感じ取ることができるかどうか
テロワールとは、ワインの味わいに影響を与える土地の特性のことを指しており、土壌や気候、地形などがそれに該当します。
佐々木は、ワインを口に含んだ時にその土地の特徴が香りや味わいからしっかり感じ取れるかという観点からワインを評価しています。
また、造り手の情熱や哲学が反映されているストーリー性も彼は重要視しています。ワインは造り手の様々な思いや時代の流れが反映されており、その背景にある物語を十分理解することは、ワインを楽しむための大事な情報と佐々木は考えています。
このようなワイン選びの哲学はソムリエ一人一人によって多種多様ですが、佐々木がプロデュースしているホームワインストアでは、彼の哲学がストア内の至る所に隠されています。
たとえば、佐々木が選ぶセット商品はただワインをまとめているのではなく、なぜこのワインたちが一緒になるべきなのか、そのセットだからこそ生まれるストーリーを意識して日々商品開発に努めています。
当ストアに訪れるユーザーの方々にとって、ホームワインストアが「ただワインを購入する場所」として利用されるのではなく、「ワインが持つ楽しみを存分に味わいながらワインを選べる場所」になることを目指しています。