商品について

このシラーズの特徴は、熟したブラックベリーなどのフルーティーな香りに加え、リコリスやスモーキーミートのスパイシーなニュアンスが豊かに感じられる点。

また、豊かな果実味としっかりとしたタンニンが絶妙なバランスで保たれた、気品ある味わいを堪能できるところも魅力的です。

タイプ	赤ワイン
飲み口	辛口
ブドウ品種	シラーズ100%
原産国・地域	オーストラリア/南オーストラリア/アデレードヒルズ
生産者	バード・イン・ハンド

テイスティングノート

色調は、深みのあるインクのような紫色にガーネット色の緑が混ざり合った、若々しい輝きを放つ色合い。

香りは、ブラックベリーやプラム、ブラックベリーといったダークフルーツのアロマが広がった後、バニラやダークチョコレート、エスプレッソのニュアンスが加わります。

口に含むと、熟した黒い果実の豊かなフレーバーが広がり、リコリスやクローブ、スモーキーミートのアクセントが感じられます。
また、しっかりとしたタンニンがワインの骨格を支えており、力強い構造を持つ味わいとなっています。

【生産者】バード・イン・ハンド

このシラーズを生産するのは、1997年にアデレード・ヒルズで設立された「バード・イン・ハンド」。
リュー・ニュージェントと彼の父であるマイケル・ニュージェントによって設立した、家族経営のワイナリーです。

バード・イン・ハンドの特徴は、サステイナブル農法を採用した自然な醸造で、環境に配慮しならもブドウ本来の魅力を最大限に活かしたワイン造りを行っています。

彼らの卓越した技術により、設立から20年余りで、瞬く間に世界的に高く評価されるワイナリーの1つとなりました。

数々のワインコンクールにおいても、多くの受賞歴を誇り、なかでも代表的なのは、世界的に権威のある2大ワインコンテストのIWC（インターナショナル・ワイン・チャレンジ）。
このIWCにおいて、ベスト・オブ・レッドワインメーカーを受賞しています。

他にも、DWWA（デキャンタ・ワールド・ワイン・アワード）では、最高のプラチナ賞を受賞するなど、輝かしい実績を誇っています。

アデレードヒルズの豊かな自然環境を活かしたサスティナブル農法

バード・イン・ハンドのワイン造りの特徴は、環境に配慮したサステイナブル農法であること。
アデレードヒルズの豊かな自然による特性を最大限に活かすように、ブドウを栽培しています。

こだわりをもとに育ったブドウは、傷がつかないように、一つ一つ手摘みで丁寧に収穫。
また、このとき品質が高いものだけを厳選することで、ワインに濃厚な香りと味わいを均一に与えられるよう工夫しています。

そして、発酵から熟成に至るまでも、テロワールとブドウの品種の特徴をしっかり反映できるように、細かくコントロールしながら調整。

複雑ながらも、バランスの取れた味わいを実現するために、細部にまでこだわってワイン造りを行っています。

【生産地】アデレード・ヒルズ

バード・イン・ハンドがあるのは、南オーストラリア州に位置する「アデレード・ヒルズ」。
この付近の地域は、海風や山脈からの冷涼な風が吹き込む海洋性気候です。

昼夜の温度差が大きいという特徴があり、これらの性質は、ブドウに鮮やかな酸味や繊細なアロマをもたらしてくれます。
また、夏の暑さと乾燥がブドウの凝縮された果実香を引き出し、冬の適度な降雨が土壌に栄養を与えるため、力強く濃厚な味わいをブドウへ加えられるという効果もあります。

アデレード・ヒルズの土壌もまた、上質なブドウを生産するのに適した性質を持っています。

この付近は、ローム質の粘土や砂質ローム、鉄鉱石などを含んだ多様な土壌。
ミネラル分など豊富な栄養素が含まれているため、ここで育つブドウには豊かでリッチなミネラル感が生まれ、しっかりとした骨格が形成されます。

また、複雑味も生まれることにより、エレガンスな奥深さもワインに反映できるように。

このような独特な気候と土壌が組み合わさることで、複雑でありながらエレガントでバランスの取れた酸味を持つ「ネスト・エッグ シラーズ2012」の生産が実現できます。