商品について

このアートシリーズは、ルーウィン・エステートの中で最高レベルのクオリティに達したワインだけが選ばれる、トップレンジシリーズ。

初リリース時から今に至るまで、世界各国で高い評価を獲得し続けており、コレクター人気も高いシリーズとして知られています。

テイスティングノート

香りは、ライムやレモンなどの柑橘系で酸味の高いフレッシュな果実香と、白い花の繊細なアロマが軽快に広がります。
さらには、小樽のフレンチオークの熟成により生まれるココナッツの香りも良いアクセントになっています。

口に含んで感じられるのは、温暖なオーストラリアの気候で育まれた芳醇な果実味と力強い味わい。
そして、柑橘系の果実とフレンチオークが見事に調和して生まれる複雑な風味が、贅沢で長い余韻を残してくれます。

【生産者】ルーウィン・エステート

ルーウィン・エステートは、1973年にデニス＆トリシア・ホーガン夫妻によって設立されたプレミアムワイナリーです。

彼らのブドウ畑があるのは、オーストラリアにあるマーガレットリヴァー地域。
この地はカルフォニアワインの大御所ロバート・モンダヴィ氏が、豪州進出のために見出したほど、ワイン造りに適した土地として知られます。

デニス夫妻は、このモンダヴィ氏からワインに関するブドウ畑やワイナリーの設計、栽培や醸造に関する教えを受け、1974年本格的にワイン造りを開始します。
そして、彼らのワイン造りへの情熱や優秀なワインメーカーの存在によって、ルーウィン・エステートは瞬く間に世界に誇るプレミアムワイナリーの1つに成長。

モンダヴィ氏が予言した通り、ルーウィン・エステートのワインは世界最高峰の評価を得るほど素晴らしいものとなりました。

このルーウィン・エステートのワインの中でも、特に評価が高いのが「アート ・シリーズ・シャルドネ」。
オーストラリアで最上級の白ワインとされており、ワインオークションハウス・ラングトンによる格付けで「Exceptional(最高評価)」に分類された、世界でわずか2本のうちの1本です。

その他にも、米国の有名ワイン専門誌スペクテイター誌など数々のコンテストで華々しい功績を誇っています。

その後、長くルーウィン・エステートを繁栄させてきた、設立者のデニス＆トリシア夫妻は晩年に引退。
現在は、彼らの子供であるシモーヌとジャスティンがワイナリーを引き継ぎ、経験豊かな醸造チームと共に、変わらぬ最高品質のシャルドネを世界に届けています。

妥協を許さない細部に至るまでの徹底的なこだわり

ルーウィン・エステートは、高品質なワインを造るための妥協を許さないワイナリー。より良いものを作るための生産方法を追求し続けています。

ここからは、彼らのワイン造りへのこだわりをいくつかご紹介していきます。

まず、こだわりの1つとして挙げられるのが、収穫するブドウの量を抑えること。一つの木からの収穫量をあえて減らすことで、全体的な実の総量を減少。そうすることで、残った実に栄養が集中し、旨みが凝縮したブドウが育つようになります。

また、収穫後はすぐに圧搾はせず、しばらく果汁に浸漬させ、果皮からの成分抽出を行うスキンコンタクト法を採用。この工程をふむことで、ブドウが持つ本来の特性をより濃く引きだせるように調整します。

そして発酵に使用するのは、新樽100%のフレンチオーク小樽。長期間じっくり熟成させることで、オーク由来のバニラやココナッツのような濃厚な香りを与えることができます。

こうして出来たシャルドネは、フィルターにかけ清澄をした後、スクリューキャップで鮮度の良い状態を保って出荷。

このような細部に至る徹底的なこだわりによって、常に高い人気を誇る、アートシリーズのシャルドネは完成されています。

【生産地】マーガレット・リヴァー

マーガレットリヴァーは地中海性気候と呼ばれる温度変化が少ない気候で、夏でも昼間は暖かく、夜は涼しいという特徴があります。この気候のため、果実の成熟期間が長くなり、酸度と香りのバランスが取れた良質なブドウが実るように。また、インド洋のほうから流れてくる冷涼な風のおかげで、過度に暑くなることがなくブドウが健康的に育つというメリットもあります。

そして、この地域のもう一つの特徴が、水はけの良い石灰質の土壌であること。水はけが良いと、ブドウは水分を求めて地中深くまで根を張ります。そうすることで、地中深くの豊富なミネラルや栄養素を多く吸収できるようになるため、より繊細で味わい深さのあるブドウに成長させることができます。

こうして出来たブドウを使ったシャルドネは、たっぷりの糖度と絶妙な酸味を持ち、白ワインであるのに関わらず、ミディアム～フルボディのような力強さも兼ね備えるようになります。