ワインの勉強法を徹底解説！初心者から上級者までの学習ステップ

最近、家でワインを飲む機会が増え興味を持ち始めた人も多いのではないでしょうか。 ワインの知識が少し増えるだけで、選ぶ楽しさや味わう喜びが格段にアップするのは学習者の特権です。

でも、「何からワインを学べばいいかわからない」「とりあえずお店で勧められるがままに飲んでいるけど、いまいち違いがわからない…」という方も多いのでは？

そこで今回は、初心者から上級者まで、それぞれに合ったワインの勉強方法を紹介します！

初心者から上級者まで！ワインの勉強ステップを徹底解説

ワインの世界は奥が深く、初心者がいきなり専門的な知識を学ぼうとしてもなかなか定着しにくいものです。そこで、学びのステップを段階的に踏むことで、スムーズにワインの知識を身につけることができます。

初心者はまずブドウ品種や産地の基本を押さえ、中級者になれば味わいや香りを表現する練習をし、上級者であればワインの醸造方法や産地ごとの特徴を掘り下げていく流れが理想的です。

この章では、初心者から上級者まで、それぞれの段階に合った学習方法を紹介していきます。

初心者はここから！ぶどう品種と産地の違いを学ぶ

ワイン初心者が最初につまずきやすいのが、「自分の好みがわからない」「お店で何を選べばいいかわからない」という悩みです。

まずは、ワインの味わいや香りを決めるポイントを知ることが大切です。

この基本を押さえれば、「カリフォルニアのシャルドネはありますか？」とお店でスムーズに注文できるようになります。

ワイン中級者へのステップアップ！味わいや香りを表現できるようになる

ワインを選べるようになったら、次は実際に飲んで「なぜこのワインが好きなのか？」を説明できるようになることを目指します。この段階から学びが一気に深まります。

ワインの味わいをより深く理解するためには、以下のポイントを意識しましょう。

この段階では、味わいや香りを意識して飲むことができ、段々とワインに詳しくなっていく実感を得られることでしょう。

ワインの解説ページをネットで読みながら、生産地や生産者のこだわりを知るのもおすすめです。

「このワインは冷涼な地域のピノ・ノワールだから、酸味が強めなのか」といった背景を理解しながら飲むことで、ワインの魅力がより深まります。

ワイン上級者への道！産地ごとの特徴と醸造方法を学ぶ

自分でワインを選び、味わいを説明できるようになると、次は産地ごとの特徴やワインの造り方にも興味が湧いてくると、あなたはもう上級者のスタートラインに立っています。

このレベルになると、ワイン専門の資格取得も視野に入ってきます。

ワインエキスパートやソムリエの資格試験では、ワインの歴史や法律、テイスティング技術なども問われるため、体系的に学ぶことでより深い理解が得られます。

上級者を目指すのであれば是非挑戦してみてください。

あなたに合ったワインの勉強法！タイプ別おすすめ学習法

ワインの学び方は人それぞれ異なります。じっくり本を読んで知識を深めたい方もいれば、動画で視覚的に学びたい方、実際に飲みながら体感して覚えたい方もいるでしょう。

そこで、自分の学習スタイルに合ったワインの勉強方法を紹介します。

初心者でも取り組みやすい方法を中心に、ワインを楽しみながら学べる方法を探してみましょう！

漫画で楽しく学ぶ！ストーリーとともにワインを知る

イラストや物語を楽しみながらワインの基礎が学べる漫画学習は、初心者にとってハードルが低くくおすすめです！

主人公と一緒にブドウ品種や産地の特徴、ワインの選び方などの基礎知識を身につけることができるので、ワインが持つ「難しそう…」というイメージを持たずにワイン学習に入れます。

おすすめの漫画3選

タイトル	内容	おすすめポイント
神の雫	主人公が「十二使徒」と呼ばれるワインを探す旅を通じて、ワインの味わいや背景を深く学べる。 実在する銘酒が多数登場する。	・ストーリー仕立てで知識が身につく ・実際のワインが登場し、学びやすい ・世界中のワイン文化を知れる
引用：Amazon ソムリエーヌ	ワイン業界に飛び込んだ女性主人公が、知識を深めながら成長していくストーリー。	・実践的なワイン知識が学べる ・接客の視点も取り入れた内容 ・リアルな現場を知ることができる
引用：Amazon 真湖のワイン	ワイン業界のビジネスや生産者のこだわりをリアルに描いた作品。	・ワイン業界の裏側をリアルに描写 ・ソムリエや生産者の視点が学べる ・ワインの専門知識が深まる

専門的な解説書を読むのが苦手な人でも、漫画であれば楽しくワインの基礎を身につけることができるのが大きなメリットです。

ワインをもっと身近に感じたいなら、まずはこうした漫画から始めてみましょう！

参考書でじっくり学ぶ！体系的にワインの世界を理解

ワインの知識をしっかりと身につけるなら、参考書での学習がおすすめです。

情報がわかりやすく整理されているので、ワインの歴史や産地、ブドウ品種の特徴を体系的に学ぶことができます。特に、試験対策を考えている人には、詳しくまとめられた専門書を購入するのがおすすめです。

まずは一冊手に取って、学び方が自分に合うか試してみましょう！

おすすめの本2選

タイトル	内容	おすすめポイント
図解 ワイン一年生	漫画とイラストを活用し、初心者にもわかりやすくワインの基礎を解説。	・イラストが豊富で理解しやすい ・初心者向けにシンプルな解説 ・ぶどう品種や産地の基本が学べる
ゼロからスタート! 紫貴あきのソムリエ試験1冊目の教科書	ワインエキスパート・ソムリエ試験の全体像を把握できる初心者向け入門書。	・試験範囲の基礎を網羅した構成 ・初心者でも理解しやすい丁寧な解説 ・重要ポイントが整理され、学習効率が高い

参考書といっても「図解 ワイン一年生」のような初心者向けの本から、中級者や試験対策に臨む上級者向けの本までレベルはさまざまあります。

学習フェーズに合わせて最適な本を選べると一気に知識レベルが上がっていきます。

動画で直感的に学ぶ！ワインの知識を楽しくインプット

動画は、視覚と音声を活用することで、文章だけでは理解しにくいポイントも直感的に学べるのが魅力です。

実際のワインの色やテイスティングの流れを確認できるため、初心者でもスムーズに学習を進められます。また、基礎知識から実践的なワインの選び方まで網羅されており、視聴後には品種や産地ごとの特徴をしっかり把握できるのも魅力的です！

初心者から中級者までの方であれば、どなたにでもおすすめな学び方です。

おすすめの動画3選

チャンネル	内容	おすすめポイント
引用：Instagram 井出真利子🍷ワイン豆知識	Instagram 短時間でワインの知識を学べるコンテンツが豊富。	・画像付きで視覚的に理解しやすい ・ワインの豆知識を手軽にチェック ・スキマ時間に学べる
引用：Youtube ワインざんまい	Youtube 初心者向けのワイン解説動画。専門用語をできるだけ抑え、カジュアルな雰囲気で楽しく学べる。	・初心者向けで気軽に学べる ・軽快なトークで飽きずに視聴可能 ・ワインの基礎知識を楽しく解説
引用：Youtube Sommelier For Free	Youtube ワインの理論やテイスティング技術を詳しく解説する、本格派のチャンネル。	・試験対策にも役立つ専門的な内容 ・本格的なワイン知識を学べる ・テイスティングの解説が豊富

スキマ時間を活用したい方や、視覚的に学びたい方にぴったり。移動中やちょっとした時間でワインの知識を増やせます。

実際に飲んで体験する！五感でワインの奥深さを知る

ワインは、実際に味わうことでその魅力をより深く理解できます。

鼻から香る果実の香りや舌の上をキュッと引き締めるタンニンの味わい、それらを感じ取ることこそ、本来のワインを学んでいると言えるのではないでしょうか。

飲みながら学ぶスタイルは、テキストや動画だけでは得られない感覚的な知識を身につけられるのが最大の魅力です。

じっくりと自分の好みを探しながら、無理なくワインの知識を深めていきたい方におすすめの方法です。

おすすめの学び方2選

方法	内容	おすすめポイント
カジュアルなワイン会に参加	ワイン好きが集まるイベントで、実際にさまざまな種類を試しながら知識を深める。 初心者向けのワイン会なら、気軽に質問できるのも魅力。	・ワイン初心者でも気軽に楽しめる ・さまざまな種類を試せる ・ワイン好き同士の交流が広がる
ワインバーで飲み比べ	ワインバーなら、異なる品種や産地のワインを少量ずつ試すことが可能。 スタッフの説明を聞きながら、自分の好みを探求できる。	・少量ずつ試せるので学びやすい ・スタッフから解説を聞ける ・産地や品種の違いを実感できる

実際に机の上で参考書を開いて学ぶ方法ではないので比較的継続しやすい学習方法といえます。

ワインを学ぶ第一歩は参考書からではなく、こういったカジュアルな場からというのもおしゃれではないでしょうか。

イベントやバーでの経験が、あなたのワインの理解をより一層深めてくれます。

ソムリエ・ワインエキスパート試験を目指す！合格までに必要な学習ステップ

ワインを学んでいく中で、「もっと専門的な知識を身につけたい」「せっかくなら資格を取得したい」と考える方も多いのではないでしょうか？

ソムリエやワインエキスパートの資格は、ワインの知識を深め体系的に学ぶ絶好の機会です。ただし、試験は決して簡単なものではなく、計画的な学習が必要になります。

これまでご紹介した学習方法を踏まえながら、資格取得までの理想的なステップを解説します。

ぜひ参考にして、ワインの勉強を始めてみましょう！

STEP1 ワインの基本を理解する

まずは、ワインの世界に慣れるために基本的な知識を押さえることから始めましょう。

ブドウ品種ごとの特徴をざっくりと把握し、フランス、イタリア、アメリカなどの主要産地について知ることが、ワインの理解を深める第一歩になります。

自分に合った学習スタイルを選ぶ

次に、自分にとって学びやすい方法を選ぶことも大切です。

ワインの基礎をストーリーやイラストで学べる漫画や入門書を活用すれば、楽しみながら知識が身につきます。また、短時間で学べるYouTubeやSNSを取り入れることで、手軽にワインの世界に親しむことも可能です。

この段階では、すべてを完璧に覚える必要はありません。

「なんとなく聞いたことがある」程度の理解で十分です。専門用語にこだわりすぎず、まずはワインを身近に感じることを目標にしましょう。

STEP2 好みのブドウ品種・生産地を見つける

ワインの基礎を学んだら、次は実際に飲んで経験を積むことが大切です。

異なるブドウ品種や産地のワインを試飲することで、自分の好みが明確になり知識も自然と深まります。

ワインを飲んで自分の好みを見つける

ワインを飲んだら、その香りや味わいを自分なりの言葉で表現してみることも大切です。

「フルーティー」「スパイシー」「まろやか」など、簡単な表現で構いません。 レストランやワインショップでは、店員におすすめを聞いてみると、新しい発見があるかもしれません。

ワイン会や試飲イベントに参加するのも効果的な学習法です。さまざまなワインを飲み比べることで、それらの違いを実感しながら学べます。

「やっぱり、ブルゴーニュのピノ・ノワールが一番好きだな」
「カリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニヨンの濃厚さがたまらない！」

といったように、自分の好みを発見していきましょう！！

STEP3 好みの生産者を見つける

産地やブドウ品種の違いがわかってきたら、次は生産者の個性やワイン造りの違いに注目しましょう。

ワインの個性をより深く知る

同じ産地・品種でも、生産者のこだわりや醸造方法によってワインの味わいは大きく変わります。

「この生産者は何を重視しているのか？」
「どのような醸造方法を採用しているのか？」

を意識しながらワインを飲むことで、より深い理解につながります。

醸造方法や熟成の違いが香りや味わいに与える影響を知ることで、「なぜこのワインが好きなのか？」をより細部まで説明できるようになります。

テイスティングのコツを掴む

ワインの香りや味わいを意識しながら、自分なりの感想を言葉にする練習もしてみましょう。他の人と意見を交わすことで、新たな発見があるかもしれません。

最終的には、ワインの説明を見るだけで、香りや味わいをある程度予想できるようになるレベルに到達できます。

そうなれば、ワイン選びの幅が一気に広がり、より自分の好みに合ったワインを見つける楽しさも増していきます。

ここまで来れば、ワインの世界はさらに奥深く、面白く感じられるはずです！

STEP4 資格取得を目指す

いよいよ、資格取得を目指す段階へ！

ワインの知識やテイスティング技術を体系的に学べる資格取得は、ワインをさらに深く理解するためにおすすめのステップです。

特に、日本ソムリエ協会が提供するワインエキスパートやソムリエ資格は、ワイン愛好家やプロフェッショナルを目指す人にとって人気の高い資格です。

計画的に試験対策を進める

ワインエキスパート・ソムリエ資格は、決して簡単な試験ではありません。ここまでワインについて詳しくなっていても、試験では網羅的な知識が問われるため計画的な学習が必要です。

しかし、この資格に挑戦することで、ワインの歴史や法律、ペアリングの理論まで幅広く学べるため、これまでの知識を整理し、より深く理解する良い機会にもなります。

ワインの知識を重視するソムリエ・ワインエキスパート資格に加え、「ワインがなぜこのような味わいになるのか？」 という論理的な視点を重視する WSET（Wine & Spirit Education Trust） の資格もおすすめです。

資格を取得することで、自分の知識や経験を形として証明できるだけでなく、より自信を持ってワインを選び、楽しむことができるようになります。

そんなワインの専門家になれる資格取得も目指してみてはいかがでしょうか？

まとめ

ワインの勉強は、楽しみながら知識を深めることが大切です。

本や漫画で基礎を学び、実際に飲みながら品種や産地の違いを体験することで、ワインの世界がより身近になります。動画やSNSを活用すれば、スキマ時間を使って効率よく学ぶことも可能です。

ワインの基本を押さえたら、自分の好みを見つけ、産地や生産者ごとの違いを感じ取ることでさらに奥深い楽しみ方ができます。

資格取得を目指す方は、試験範囲を体系的に学びながらブラインドテイスティングの練習を取り入れると、より実践的な知識が身につきます。

どの方法を選んでも、ワインの学習は継続が大切です。

自分に合ったスタイルで学びながら、ワインの魅力を存分に楽しんでいきましょう！