ワインエキスパートやソムリエの資格は、年々難易度が増し、独学での合格はますます厳しくなってきています。
一方で、ワイン業界や愛好家の間で人気が高く、資格取得を通じてさまざまなメリットや新たな出会い、体験が広がりを見せています。
そのため、学習環境やサポート体制を求める人が増え、ワインスクールの需要も年々受講生が増えています。多くの受講生が、効率的かつ実践的に学ぶためにワインスクールを活用しています。
この記事では、ワインスクール受講の必要性やスクール通学のメリット・デメリットを踏まえながら、ワインスクールの費用について徹底解説します。
- ワインエキスパート試験を今年受験される方
- ワインエキスパートを受験するか迷っている方
- 合格するまでの費用を知りたい方
- 独学で勉強するか、ワインスクールに通うか迷っている方

この記事の監修ソムリエ
佐々木 健太
ホームワインアカデミープロデューサー
年間受講者数日本一を誇るワインスクール講師。21歳でソムリエ資格を取得。南フランスにある一つ星レストラン「Keisuke Matsushima」にて研鑽を積み、帰国後は南青山「L’AS」を経て、株式会社WINE TRAILを創業。第9回全日本最優秀ソムリエコンクールファイナリスト。現在はワイン初心者でもワインを楽しめるよう小瓶ワインのサブスク「Homewine(ホームワイン)」を初め、会員3,000人を誇る。
まずはワインエキスパート資格とソムリエ資格の受験費用を確認

ワインエキスパートやソムリエには、資格取得のために必ずかかる費用として、受験料や認定登録料があります。これらは独学・スクール受講のどちらを選んでも必要になる費用です。
受験料は、一次試験の受験回数(1回または2回)や、一般社団法人日本ソムリエ協会への会員登録の有無により異なります。2025年の料金は下記のようになっています。
【一次試験から受験される方】
区分 | 受験回数 | 受験料 |
一般 (非会員) | 1回 | 32,900円 |
2回 | 37,800円 | |
会員 | 1回 | 23,700円 |
2回 | 28,600円 | |
認定料*合格後 | 20,950円 |
受験料には、公式教材である日本ソムリエ協会教本の代金が含まれています。
受験回数とは、一次試験であるCBT試験の受験可能回数を指します。2回受ける場合は追加料金が約5,000円となりますが、一発での合格に自信がない方にはリラックスして試験に挑戦できるため2回受験の申し込みをおすすめします。
認定料金は、ソムリエ・ワインエキスパートに関係なく一律で20,950円です。
ソムリエまたはワインエキスパートの試験を受験する場合、受験料と認定料を合わせて最低でも合計5万円〜6万円程度の費用がかかることを念頭に置いておきましょう。
二次・三次試験からの受験者(免除対象者)向け
二次・三次試験からの受験者(免除対象者)には教本は付属しないため、必要な場合は別途購入が必要です。
また、二次・三次試験のみの受験者に関しては、一次試験の費用や公式教材の費用が含まれないため受験料が安く設定されています。
【二次試験から受験される方】
一般価格 | 会員価格 |
14,210円 | 7,300円 |
【三次試験から受験される方(ソムリエのみ)】
一般価格 | 会員価格 |
7,100円 | 3,650円 |
受験と同時に日本ソムリエ協会へ入会する場合、入会金が割引され受験料も会員価格でお申込みが可能となる特典もあります。
詳しくは一般社団法人日本ソムリエ協会の公式サイトをご覧ください。
ワインスクールと独学の場合でかかる費用の比較

資格取得を目指す際、費用面で独学とワインスクールのどちらを選ぶかは大きなポイントです。
それぞれの学習方法で発生する費用と、その費用に対して得られるメリットを比較してみましょう。
区分 | ワインスクール | 独学 |
テキスト | 教本・手作りスライド | ソムリエ教本 |
問題 | ・紙の問題演習 ・WEBに過去問5000問 | 市販の問題集 |
学習形態 | 通学 or 通信 | なし |
テイスティング | 講師の話を聞きながら小瓶などで 少量ずつテイスティング | ワインボトル購入 |
価格 | 204,100円 | 本代10,000円〜 ワイン代120,000円〜 |
ワインスクールにかかる費用
ワインスクールに通うと、基本の試験費用に加えてスクールの受講料が発生します。
一般的なワインスクールでは、
- 一次試験対策・二次試験対策を含めたカリキュラム費用
- 実践講義や模擬テイスティングなどの費用
を含めて、約15万円〜20万円ほどかかります。
これらの費用は独学に比べるとやや高額に感じるかもしれません。しかし、学習効果や試験の合格率を考慮すると費用対効果は非常に高いと言えます。
独学の場合の費用
一方、独学で学ぶ場合は参考書・問題集・オンライン教材の購入費用が中心となります。
一次試験の教材費は試験申込時に受験料に含まれているソムリエ教本が中心となるため、問題集などの補助教材を必要としない場合は無料で行うことができます。
二次試験のテイスティング対策は、1本3,000~4,000円のワインを20〜40本購入する必要があるため、6万円〜12万円かかるのが一般的です。
独学は初期費用が抑えられているように見えて、実際は二次試験対策用のワイン代がかさむことがほとんどです。
普段から、テイスティングなどができるような環境にいない場合は、ワインスクールに通うのがおすすめです。
ワインスクールのカリキュラムと費用
ワインスクールでは、ワインエキスパート試験やソムリエ試験の各段階に応じた講座が用意されています。
受講者のレベルや目的に合わせて、総合的な試験対策コースから単発のテイスティング講座まで多彩なカリキュラムが揃っています。
本記事では、それぞれの試験に対応する講座内容と費用について詳しく解説します。
【ワインスクールの主要講座と料金相場】
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試験 | 講座名 | 内容 | 費用相場 |
一次試験 | 総合対策講座 | 教本解説+動画+問題演習の長期講座 | 5〜15万円 |
一次試験 | 模擬試験講座 | 本番形式の模擬試験+解説付き | 6,000〜8,000円 |
二次試験 | スターター講座 | 主要品種のテイスティング基礎 | 5,000〜10,000円 |
二次試験 | コンプリート講座 | 本番形式のテイスティング対策+講師解説 | 8〜15万円 |
二次試験 | 単発テイスティング講座 | 品種ごとの比較・産地別ワインの特徴分析 | 7,000円前後 |
三次試験 ※ソムリエのみ | 論述試験対策 | 論理的な文章の書き方を学ぶ | 5,000〜10,000円 |
三次試験 ※ソムリエのみ | サービス実技対策 | コルク抜栓・デキャンタージュなどの実技 | 5,000円前後 |
一次試験のカリキュラムと費用
一次試験対策の講座は、長期間の総合対策講座と、直前の模擬試験講座に大きく分かれます。
一次試験 総合対策講座(長期学習向け)
筆記試験の範囲は膨大であり、独学ではどこから手をつければいいのか分からなくなることもあります。
総合対策講座では、出題傾向を分析し重要ポイントを効率的に学べるカリキュラムが組まれています。
- ワインの歴史・醸造法・ブドウ品種・酒類全般を学ぶ
- ソムリエ教本の解説+過去問演習で試験対策を徹底
- オンライン(動画・アプリ)と通学形式の選択が可能
費用相場
5〜15万円前後(受講回数・スクールにより異なる)
一次試験 模擬試験講座(直前対策向け)
試験本番に向けての実践練習として、模擬試験講座が用意されています。
実際の試験形式と同じ環境で問題を解き、時間配分や出題傾向を把握することができます。
- 本番と同じ120〜150分形式の模擬試験
- 全範囲から120問出題、合格ライン70%を目指す
- 講師による試験後解説付きで、出題傾向を把握
費用相場
6,000〜8,000円前後
二次試験のカリキュラムと費用
二次試験(テイスティング試験)では、ワインの品種・産地・味わいの特徴を識別する能力が求められます。
二次試験対策には、初心者向けの「スターター講座」、本格対策の「コンプリート講座」、苦手克服の「単発テイスティング講座」があります。
二次試験 スターター講座(初心者向け)
「テイスティングに自信がない」「ワインの基本的な品種がまだよくわからない」という方には、このスターター講座がおすすめです。
- シャルドネやカベルネなど主要品種のテイスティング基礎
- 二次試験対策の前に、まずは基本を押さえたい方向け
費用相場
5,000〜10,000円前後
二次試験対策 コンプリート講座(本格対策)
本番で出題される可能性が高いワインを実際に試飲しながら、講師の解説とともに特徴を学びます。
- 本番形式のテイスティング試験対策
- 試験に出る可能性が高いワインを厳選して試飲
- 通学形式で、試験と同じマークシート方式で対策
費用相場
8〜15万円前後
単発テイスティング講座(苦手克服向け)
二次試験では、ワインの品種や産地を識別する力が必要ですが、苦手な品種やカテゴリーがあると得点に大きく影響します。 そのため、単発で受講できるテイスティング講座が用意されています。
「特定の品種が覚えにくい」「産地ごとの違いを整理したい」といった課題を持つ方におすすめです。
- 主要品種の比較テイスティング
- 白ワイン(シャルドネ・リースリング・ソーヴィニヨン・ブラン・甲州など)
- 赤ワイン(ピノ・ノワール・メルロ・カベルネ・シラー・サンジョベーゼなど)
- 品種ごとの特徴を比較しながら、試験に役立つ知識を習得
費用相場
7,000円前後(90分)
同一品種の産地・スタイル比較講座(応用テイスティング)
ワインの味わいや香りは、同じブドウ品種でも産地や造り方によって大きく変わります。 その違いを見極める力を養うのが、この「産地・スタイル比較講座」です。
「同じ品種なのに、どうしてこんなに味が違うの?」という疑問を、実際にテイスティングしながら解決できる内容になっています。
- シャルドネ(冷涼な産地と温暖な産地の違い)
- ソーヴィニヨン・ブラン(フランス ロワール産・ボルドー産・ニュージーランド産)
- リースリング(フランス アルザス産・ドイツ モーゼル産)
- 気候や醸造スタイルの違いが、味わいにどう影響するかを学ぶ
費用相場
7,000円前後(90分)
その他のお酒対策講座(リキュール・蒸留酒)
ワインエキスパート試験・ソムリエ試験の二次試験では、ワインだけでなく、ブランデーやリキュールといった蒸留酒・混成酒のテイスティングも出題されます。
普段あまり飲む機会がないお酒が試験に出題されることもあり、一度に多くの種類を試しながら違いを学べるこの講座は、短期間で効果的にスキルを磨くのに最適です。
- ブランデーやリキュールなど30~50種類を一度にテイスティング
- アルコール度数・色調・香りの違いを学び、正解の導き方を習得
費用相場
7,000円前後(90分)
三次試験(ソムリエ試験のみ)のカリキュラムと費用
ソムリエ試験を受験する方は、三次試験として「論述試験」と「サービス実技試験」が課されます。
どちらも筆記・テイスティング試験とは異なるスキルが求められるため、試験前にしっかりと準備しておくことが重要です。
論述試験対策(文章力・論理的思考力を強化)
論述試験では、限られた時間内で簡潔かつ論理的に意見をまとめる力が必要になります。
「ワインの魅力を文章で伝えるのが難しい」「試験本番で焦らずに書けるようにしたい」という方に向けた講座です。
- 制限時間20分以内で3問の論述試験を対策
- 試験に即した出題形式で、要点を押さえた回答方法を習得
- 文章の組み立て方、論理的な書き方のコツを学ぶ
- 想定問題の配信サービス付きプランもあり
費用相場
5,000円前後(60分)or 10,000円前後(想定問題+解説配信プラン)
サービス実技対策(実践トレーニング)
ソムリエ試験の最終関門となるサービス実技試験。限られた時間内で、適切な動作でワインを提供できるかが評価されます。
ワインの抜栓やデキャンタージュは、普段の業務で経験が少ないと本番で緊張してしまうこともあるため、事前に実技を体験しておくのがベストです。
- 制限時間7分でコルク抜栓・デキャンタージュを実践
- ソムリエナイフ・パニエの正しい使い方を学ぶ
- 審査員の採点ポイント・NG動作をチェック
費用相場
5,000円前後(60分)
ワインエキスパート・ソムリエ試験は、体系的に学ぶことで合格率が大きく上がります。
ワインスクールをうまく活用し、計画的に学習を進めましょう!
主要ワインスクールの費用と特徴
ワインエキスパートやソムリエ資格の取得を目指すにあたり、ワインスクールの選択は重要なポイントです。
各スクールには特徴があり、学習スタイルや費用が大きく異なります。
ここでは、代表的なワインスクールの費用やカリキュラムの特徴を詳しく解説します。
【主要ワインスクールの比較】
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スクール名 | 費用*1 | 学習形態 | 校舎 | 授業回数 | テイスティング | 講師数 | 特徴 | 中間/期末試験 | 教育訓練給付制度*2 |
![]() ホームワインアカデミー | 148,000円 | オンライン | なし | 20回 | 108種類 | 1名 佐々木健太講師 | ・オンライン特化型ですぐ始められる ・持ち運びしやすい独自テキスト ・WEB問題の問題数が全スクール中最多の5,000問以上 ・録画動画の後日配信 | 単発講座申込が必要 | 申請不可 |
![]() ヴィノテラス | 98,000円 | オンライン | なし | 22回 | 6講座 | 1名ヤン セジュ講師 | ・オンライン特化型ですぐ始められる ・持ち運びしやすい独自テキスト | 単発講座申込が必要 | 申請不可 |
![]() アカデミー・デュ・ヴァン | 159,300円 | 通学orオンライン | 青山校/銀座校/名古屋校/大阪校 | 20回 | 80種類 | 8名 | ・ワインスクール最大手 ・スクール独自テキスト活用 (ソムリエ教本は使用しない) ・駅近くに校舎がある | 授業に含まれる | 申請可能 |
![]() レコール・デュ・ヴァン | 131,670円 | 通学orオンライン | 新宿校/渋谷校 | 20回 | 120種類以上 (その他のお酒含む) | 6名 | ・担任変更が容易なため、相性の良い講師を探せる ・授業振替が比較的しやすい ・毎回の小テストで自身の立ち位置がわかる ・少人数制 ・全講師の講座動画も視聴可能 | 授業に含まれる | 申請可能 |
ホームワインアカデミー

ホームワインアカデミーは、完全オンラインで学べるスクールです。
通学の必要がないため、時間や場所を問わずに学習できるのが最大の魅力です。オンライン特化型の教材を活用しながら、自分のペースで試験対策ができます。
費用 | 148,000円(税込) |
学習形態 | オンライン |
授業回数 | 20回 |
テイスティング | 108種類 |
- オンライン完結型で、好きな時間に学習できる
- スマホ・タブレットで学習しやすい独自テキスト
- WEB問題が充実しており、繰り返し学習が可能
「スクールに通う時間がないけれど、しっかりと試験対策をしたい!」という人には、ホームワインアカデミーがぴったり!
オンラインでの学習が中心なので、PCやスマホを活用してスキマ時間に勉強したい人にもおすすめです。
ヴィノテラス

ヴィノテラスは、オンラインで手軽に学べるスクールの一つです。
リーズナブルな価格設定が特徴で、コストを抑えつつワイン資格の学習を進めたい人に向いています。短期間での資格取得を目指す方にも適したカリキュラムが用意されています。
費用 | 98,000円(税込) |
学習形態 | オンライン |
授業回数 | 22回 |
テイスティング | 6講座のみ |
- 費用を抑えつつ、短期間で資格取得を目指せる
- シンプルな学習スタイルで、スムーズに進められる
- オンラインテキストで手軽に勉強可能
ワインの勉強を始めたいけれど、高額なスクール費用を払うのは不安…という方にはヴィノテラスがおすすめ。
まずは低コストでオンライン学習を試してみたい人に最適なスクールです。
アカデミー・デュ・ヴァン

ワインスクール最大手のアカデミー・デュ・ヴァンは、通学とオンラインの両方に対応し、ワインの知識を体系的に学べるスクールです。
ソムリエ試験やワインエキスパート試験の対策だけでなく、ワインそのものへの理解を深めたい人にも人気があります。
費用 | 159,300円(税込) |
学習形態 | 通学 or オンライン |
授業回数 | 20回 |
テイスティング | 80種類 |
- ワインスクール最大手ならではの充実したカリキュラム
- 独自テキストを使用し、体系的な学習が可能(ソムリエ教本は使用しない)
- 試験対策だけでなく、ワインの知識を深く学べる環境
試験対策だけでなく、ワインの知識を幅広く学びたい人には、アカデミー・デュ・ヴァンが最適です。
最大手ならではの安定したカリキュラムと豊富なテイスティング機会があるため、本格的にワインを学びたい方に向いています。
レコール・デュ・ヴァン

レコール・デュ・ヴァンは、実技やサービス面での指導が充実しているスクールです。
特にソムリエ試験を受験する人にとって、二次試験・三次試験対策に役立つ授業が多いのが特徴です。
費用 | 131,670円(税込) |
学習形態 | 通学 or オンライン |
授業回数 | 20回 |
テイスティング | 120種類以上(その他のお酒含む) |
- 実技・サービス対策に強く、ソムリエ志望者におすすめ
- 担任の変更が可能なので、自分に合う講師を選べる
- 授業振替が比較的しやすく、スケジュール調整が柔軟
ソムリエ試験の実技試験や論述試験が不安な方には、レコール・デュ・ヴァンがぴったりです。
知識だけでなく、実践的なスキルを磨きたい方にもおすすめです。
ワインエキスパート&ソムリエ試験の難易度と対策

ワインエキスパートやソムリエ試験では、一次試験の膨大な知識の暗記に加え二次試験では多数のワインをテイスティングしながら学ぶ必要があります。
特に二次試験対策では、実際にワインを試飲する機会が必要になり、独学ではワインの購入費用が高額になりがちです。また、正しいテイスティング手法を身につけるには、体系的な指導が不可欠ですが、独学では実践の機会が不足しやすいという課題があります。
そこで、ワインスクールの活用が非常に有効です。
- 試験に必要な知識と実技を体系的に学べる
- ワイン購入費用を抑えつつ、多様なテイスティング経験を積める
- 独学よりも効率的に、短期間で合格レベルに到達できる
独学でも合格は可能ですが、効率よく合格を目指すなら試験に特化したカリキュラムを持つワインスクールの活用がおすすめです。
▼ワインエキスパートの試験ごとの難易度の詳細
ワイン資格の勉強法はワインスクール or 独学?
ワイン資格取得を目指す際、ワインスクールと独学のどちらを選ぶかで学習の進め方や合格率に大きな違いが出てきます。
費用や効率、試験対策内容などの観点で、どちらが自分に合っているのかを判断するためにメリットやデメリットを整理してみましょう。
比較項目 | ワインスクール | 独学 |
---|---|---|
費用 | 受講料がかかるが追加費用が少ない | 初期費用が安いが教材やワイン代がかかる |
学習の進めやすさ | カリキュラムが整っており効率的に学べる | 自分のペースで学べるが計画立てが難しい |
合格率 | 講師の指導があり合格率が高い傾向 | 広範囲の試験対策が難しく合格率が下がる可能性 |
モチベーション | 仲間と学べるため維持しやすい | 継続が難しく途中で挫折しやすい |
試験対策 | テイスティング対策が充実 | 二次試験対策で個人負担が大きい |
総合的に見ると、ワインスクールに通うことで体系的なカリキュラムと実践的なサポートを受けられるため、合格の可能性が高まります。
特に、二次試験のテイスティング対策を考えるとスクールの環境は非常に有利です。
ただし、費用や学習ペースの自由度を重視する場合は、独学も選択肢の一つになります。自分のスタイルに合った方法を選び、効率よく資格取得を目指しましょう。
▼独学とスクールの詳しい違いが気になる方
まとめ
ワインスクールに通う場合、受講料のほかに教材費や試飲用ワインの費用がかかります。
一方、独学の場合はスクールの受講料こそ不要ですが、特に二次試験対策のために多数のワインを個別に購入する必要があり、最終的な費用はスクールと大きな差がないケースもあります。
そのため、費用をかけるなら、効率的な学習環境と実践的な指導が受けられるスクールのメリットは大きいと言えます。
特に二次試験のテイスティング対策は独学では限界があるため、講師による指導や実践練習を重ねることで合格への確実性が高まります。