ワイン史のターニングポイントとなったパリスの審判
1976年、フランスを代表するソムリエや超高級レストランシェフがパリに集い、ブラインドテイスティングを行う大会が開催されました。そこでは数十万円級のフランスの高級ワインが登場したのに対して、シャトー・モンテレーナ シャルドネ ナパ・ヴァレーを含むカリフォルニアのワインは数千円程度と、格があまりに異なるワインとともに比較試飲されました。フランス産とカリフォルニア産はまぜこぜに、フランス人のプロが自分達の舌で評点を付けました。すると、赤・白ワインともに、カリフォルニアワインが優勝。白ワインの優勝はこのシャトー・モンテレーナでした。フランスワインが世界一と信じて疑わない現地メディアは、当初この不都合な真実を無視しましたが、後日この結果に気づいた外部の記者が世界に紹介したことで、ヨーロッパ外でも素晴らしいワインが造れるということが知られ、世界中でワインが造られるようになり、現在に至っています。このシャトー・モンテレーナの偉業は「パリスの審判」として知られています。